私は、学生時代力を入れてきたこととして、大学での体育会硬式野球部の投手リーダーとして、投手陣の改革に尽力しました。
コロナ禍により、チームの集合練習が出来なくなっていた当時、従来グラウンドで行われていた学年間の縦の繋がりやコミュニケーションが満足に行えず、リーグ戦に対する意欲に差があるというまとまりのない投手陣になっていました。そこで、肘の手術によるリハビリ中でチームを俯瞰して見ることができる状況であり、さらに組織として1つになることでリーグ戦の勝利につながると考えていた私が中心となって一体感のある投手陣を作り、勝利に貢献することを目指しました。そこで提案したのが「ゼミ制度」の導入です。これは各学年 2 人ずつ計 8 人という少人数で構成される縦割り班を作り、選手間の距離を縮めやすくしたものであり、この制度によって2つの効果を得ました。1つ目は、グラウンド内での課題解決活性化はもちろん、グラウンド外での食事会等が自主的に開かれるようになり、学年関係なくプライベートなことまで話し合えたことで一体感が生まれたことです。2つ目は、コロナ禍で集合練習ができない期間の自主練習において、ゼミごとに週に1回オンラインミーティングを行い、学年に関係なく練習メニューを共有し意見を出し合うことで、各々がパフォーマンス向上のために適切な練習を実施できたことです。その中で、嬉しかったことは、監督を含め首脳陣の方に投手陣がまとまりが出てきたと言われたことです。以前は、投手陣の雰囲気に関して様々な叱咤激励を受けることが多かったのですが、首脳陣にそう言って頂けたときはとても嬉しかったです。その一方で苦労したことは、ゼミでの活動が徐々に形骸化してしまったことです。同じメンバーで何度も食事をしたり、ミーティングをしていると内容が似通ってきたものになってしまい、質が下がってきたという問題がありました。その解決策として、2か月に1度定期的にメンバーの変更を行い、異なったメンバーを作ることで新しい刺激を生むことができるようにしました。その結果として、一体感のある投手陣が完成し、チームは昨秋のリーグ戦で 2 部優勝、1 部昇格を果たしました。さらに、この「ゼミ制度」は投手以外の選手からも好評で、現在では野手陣にも導入され、チーム全体で用いられています。この経験により、組織や他者のために周囲と協力し動く力と、組織を客観的に把握しそれを行動に移す力が得られた。
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