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CREATED ON 2026.04.03 | UPDATED ON 2026.04.03

「部活のガクチカ」例文40選|内定者の回答を部活・役割・強み別に紹介

書類選考
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「部活のガクチカ」例文40選|内定者の回答を部活・役割・強み別に紹介

こんにちは。就活会議編集部の佐藤です。 「部活の経験をガクチカにしたいけれど、別に全国大会とかで優勝したわけでもないし……」。このように筆が止まってしまった経験はありませんか。 実は、企業が見ているのは「実績の大きさ」だけではありません。どんな目標を立て、どんな壁にぶつかり、どのように乗り越えたのか、このプロセスが最重視されます。 そこで本記事では、内定者が実際に伝えた「部活のガクチカ例文」を厳選して紹介。合格者の表現から「選考突破のコツ」を盗み、あなただけの魅力的なガクチカを完成させましょう。

この記事は、就活会議の会員が投稿した体験記にもとづいて作成・編集をしています。就活会議の会員は現役の学生であることを確認しています。

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なお、以下の記事ではガクチカの基本的な作り方を解説しています。こちらも合わせて確認してみましょう。

学生時代に力を入れたことの作り方|内定者の回答例25選付き

【体育会系の部活】内定者のガクチカ例文13選

一口に「部活動」と言っても、種目によってぶつかる壁や求められる役割はさまざま。自身の経験を最大限のアピールにつなげるためには、似た境遇の先輩たちが「どのような課題を立て、どう解決したか」という過程を参考にすることが有効です。

ここでは、体育会系部活を中心にガクチカ例文を13選紹介します。自分の所属する部活はもちろん、課題意識が似ている競技の例文もチェックして、独自の強みを言語化するヒントにしてください。

例文①硬式野球部

内定者の回答

硬式野球部での活動で主力として活躍することを目標に部活動に励んだ。

2年生の秋に開催された大会でチームの準優勝に全く貢献できず悔しい思いをした。それまでの大会ではチームの勝利につながる活躍もあった中で非常に悔しい思いをした。

そこで、大会で活躍するという最終目標と大会までの期間ごとに短期的な目標を具体的に決めた。その中で、同級生や先輩を巻き込んで練習することで大会まで半年間、自主練習に毎日3時間、目標達成のために取り組んだ。

その結果次の大会では目標としていた数字を残すことでチームの勝利に貢献することが出来た。この経験から「高い目標に対して計画を立てて、全力で努力すること」の大切さを学んだ。 (2025年卒 日立システムズ システムエンジニア(SE) 内定)

この回答は、挫折を乗り越えるために「目標を細かく分ける」「周りを巻き込む」といった、具体的な工夫ができている点が高く評価できます。

自分一人の努力で終わらず、周りと協力して環境を変えた主体性は、チームで仕組みを作り上げるエンジニアの仕事にも通じる強みと言えるでしょう

例文②軟式野球部

内定者の回答

私は体育会軟式野球部でポジションリーダーとして秋リーグ戦優勝・その後に行われる東日本大会優勝を目標に部活動に励んできました。

春リーグ時のチームは主力メンバーの実力は充実している一方で、控え選手と大きな戦力の差がありました。そのため春リーグでは、主力が怪我をしてしまったため負けてしまい全国大会出場を逃しました。その現状から控え選手や下級生の戦力の底上げを図り、レギュラー選手と控え選手との戦力の差を埋めることが急務であると私は考えました。

具体的に行ったこととして、今までは主力選手に重きを置いていた練習メニューを全体で統一することをキャプテンに提言し、チーム内の格差を無くしました。チーム内ではレギュラー選手の練習の割合が少なくなってしまうという声もありましたが、私たちのチームは前年度リーグ優勝をしており、その際の主力メンバーが5人も残っているということから主力メンバーの戦力は充実していると考え、チームの戦力を優先するべきであると考えました。

その結果戦力の差を埋めることに成功し、春リーグでは全試合で12名の選手しか出場が無かったのが、秋リーグでは全試合で25名の選手が出場し、チームの戦力が底上げされたことで秋リーグ優勝・東日本大会優勝という結果に繋がりました。

このことから学んだことは現状の課題を正確に設定し、その課題に対して適切な解決策を模索することの重要性を学びました。 (2024年卒 ベクトル PRコンサルタント 内定)

この回答からは、単なる努力ではなく、データの分析から「戦力の偏り」という本質的な課題を見抜き、練習環境そのものを変えた実行力が伝わります。

反対意見を論理的に説得して周囲を納得させていることから、仕事をするうえで欠かせない「意見の異なる人たちをまとめる力」が伺えます

例文③サッカー部

内定者の回答

例年下位であったサッカー部の大会準優勝に貢献した。部として理念を掲げている。その理念を体現するには強さが不可欠であったため、以下の2点に注力した。

第一に、現状把握だ。例年下位の素因はシュートを多く打たれていることだったため、失点を減らす必要があった。そこで、「無失点試合を増やし、ベスト4に入る」という目標を掲げた。目標達成のため、チーム練習時間の少なさを考慮し、自主練習の必要性を訴えた。

第二に、効果的な自主練習だ。失点数削減のための練習を私中心に行った。自主練習では、考えの違いが原因で、衝突が生じ、練習が滞ることがあった。そのため、コーチも巻き込み、擦り合わせを行った結果、軌を一にして行うことができた。

結果、無失点試合が増え、準優勝という躍進に貢献した。この経験から、組織に貢献するため、現状を把握する重要性と努力し続ける大切さを学んだ。 (2024年卒 コカ・コーラボトラーズジャパン コマーシャル総合職 内定)

この回答では、失点数というデータにもとづいた客観的な現状把握から、具体的な解決策を導き出している点が優れています。

自主練習におけるメンバーとの衝突をおそれず、コーチという第三者を巻き込んで方向性をそろえる調整をしたプロセスは、組織を動かすリーダーシップの証明と言えるでしょう

例文④ラクロス部

内定者の回答

私は大学4年間、体育会ラクロス部の活動に最も打ち込みました。

全体練習は朝が多かったので、週に6日は5時起きの生活を4年間続けました。そして4年生では副キャプテンとして80人のチームを率いました。

チームには指導者がいなかったため、他の幹部と共に公式戦までの期間を逆算し、どの時期にどんな練習をして何を伸ばすかというチームの成長戦略立案とその進捗確認などのチーム方針を全て、自分たちで考え行動しました。

その中で生じた問題に対して、常に「今何が問題か?」「どのようにすればその問題は解決できるか?」「その問題はそもそも解決すべき根本的な問題か?」という姿勢で臨みました。

この経験から、チームで何かに取り組む上では「目標達成に一番効果的なことは何か?」という軸で話し合うことが大切であり、生じる問題を「障壁ではなく、自分たちを成長させてくれる種である」と認識することで、解決のへの意欲が湧くことを学びました。 (2018年卒 横浜国立大学大学院 ニップン 技術系総合職 内定)

この回答は、自身の役職を冒頭で示したうえで、指導者不在という逆境を逆手に取り、自ら「戦略立案」から「進捗管理」までをやり遂げたプロセスが明確です。

特に、直面した課題に対して「それは根本的な問題か?」と本質を問う思考プロセスを明示することで、技術系職種に不可欠な論理的解決力をアピールできているでしょう

例文⑤バトミントン部

内定者の回答

1部リーグ昇格を目指した部活動です。

中学校からバドミントン部に所属し大学でも力を入れていました。しかし、大学の部活はレベルが高く入部当初はレギュラー争いすら参加出来ませんでした。現状を打破するために勝てない理由を考えると、辛い練習をこなすことに精一杯で、自分がミスする理由を考えず練習している事に気付きました。

そこで次の2点を実践し同じ練習時間でも周囲より質の高い練習ができれば、レギュラーに入れると考えました。

1:練習中に気付いた点や周りに指摘してもらったことをノートに記録しておく、2:次回練習時に必ずノートを読み直し意識して練習に取り組む。

これらを毎日の練習で行い2年間続けた結果、3年生の秋にレギュラーとして20校以上が出場する中、上位5校までしか入れない1部リーグ昇格に貢献しました。

この経験で目標を達成するためのプロセスを考え、それを継続して実行する力を得ることができ、研究や就職活動に活かしています。 (2018年卒 北海道大学大学院 森永製菓 事務系総合職 内定)

この回答では、自身の伸び悩みに対し「練習の質の欠如」という客観的な原因を特定し、ノート記録という解決策を2年間やり抜いた完遂力と粘り強さが評価できます

最終的に「1部リーグ昇格」という結果で組織に貢献した実績は、入社後も自ら成長し、着実に成果を出せる人材であることの証明となるでしょう。

例文⑥水泳部

内定者の回答

私が最も注力した活動は水泳部での活動です。

その中でも特に頑張ったことは練習メニューの作成を行ったことです。大学2年生の9月から大学3年生の9月までの幹部期間の1年間、練習メニューの作成を担当していました。私たちの部活の目標は毎年9月に行われる「泳光戦」という大会で総合優勝を果たすことでした。

そのために私が練習メニューの作成において大切にするべきだと考えたことは結束力です。私たちの部活では全国大会出場レベルから初心者に近いレベルまで様々な泳力レベルの部員がいることもあり、上からA、B、Cの3チームに分かれて練習していました。

そのため普段の練習では違うチームの部員同士のコミュニケーションは希薄でした。そこで私は週に一回、レベルは関係なく全員で同じ練習をする日を設けました。狙いは、Aの部員と一緒に練習することでB、Cの部員に高いモチベーションを持ってもらうことと、部全体としてのコミュニケーションの活性化でした。

結果として、チームの枠を越えてコミュニケーションが増え結束力が強まり、目標の「泳光戦」で優勝を手にすることができました。 (2018年卒 慶應義塾大学 極洋 総合職 内定)

バラバラになりがちなチームを「合同練習」という新しい仕組みで一つにまとめた、この学生ならではのアイデアが光る回答です。

自ら改善案を出して周りに働きかける姿勢は、組織をポジティブに変えていく力を示しています

例文⑦弓道部

内定者の回答

私が学生時代、体育会弓道部の活動において力をいれ、成果をあげたのはコロナ禍での変革です。

入部当初から感染症の影響で練習や公式戦などの活動が制限される中、部員の意欲の維持が課題となっていました。そこで、最も早く入部した立場として同期の間で話し合う場を設けました。初回以降も、部活動に来ることのできない新入部員を含め同期で2週間に1回程度の頻度で ZOOMを開き、競技の技術の共有、家でも出来る練習や目標設定を行いました。

また、その活動を同期間で留めるのではなく、1年生ながらに主将に直接相談をし、部活動全体でのミーティングを主催し司会進行を務めました。ミーティング内で部活動の目標や考え方の共有を行うことで、制限解除後には目的意識を統一した状態で明確なビジョンをもって練習に取り組むことが出来ました。

その活動を1年で終わらせず翌年も続けた結果、翌年の東京都のリーグ戦では前年度から的中率を大幅にあげ1部リーグ昇格を果たしました。

その中で得たことは、できないことを言い訳にするのではなく「限られた条件の中で実行できることを模索する力」と、上からの指示だけでなく「主体的に行動することの重要さ」です。 (2024年卒 早稲田大学 ロッテ 営業系 内定)

この回答では、コロナ禍という制限下で「部員の意欲低下」という課題をいち早く特定し、下級生ながら主将を巻き込んで組織を動かした圧倒的な主体性がアピールできています

最終的に「的中率の向上」と「1部昇格」という定量的な成果で活動の正当性を証明しており、周囲を動かしながら目標を達成する「営業職に必要な資質」を証明しているでしょう。

例文⑧空手部

内定者の回答

私が学生時代に力を入れていたことは部活動です。空手部に所属していました。私が幹部の代では大会で総合優勝を果たすという目標を掲げ練習を行いました。

中でも特に力を入れていたことは後輩への指導です。総合優勝を実現させるためには自分ひとりの力だけでなく部員全員の力が必要になります。そのためには部全体の力向上のため後輩の指導が重要であると感じました。

そこで私は同期に働きかけ、今までは全体で指導を行っていたが、幹部1人が後輩数人を担当し一人ひとりに合った練習をすることで効率が上がるのではないかという指導方針の提案を行いました。その案を実践し全体の強化を行いました。

部の自ら指導計画を作成し実践するということには責任を感じましたが一人ひとり丁寧に指導ができ、上達していく後輩を見ることでやりがいを感じました。複雑な技についてはいくつかに分割して段階を踏んで教え、徐々に慣れるよう工夫しました。同期やOBの先輩方にも相談をし、部全体の成長を目指し練習を行いました。

最後の大会では私が指導した1組が〇〇の部において最優秀賞を取り、私自身も団体の部優勝、〇〇の部3位入賞を果たしました。部員全員が力を出し切った結果、〇〇の部2位という結果を残すことが出来ました。

このような行動力、提案力は貴社のMRにおいて患者さんに合った最適な医薬品の提案をする際に発揮できると考えています。 (2019年卒 九州大学 エーザイ MR職 内定)

この回答からは、個人の研鑽だけでなく、後輩を育てる指導体制を作ってチーム全体のレベルを上げた、広い視野や戦略的な視点が伝わります。

自分だけでなく「指導したペアが賞を取った」という他人の実績も述べることで、「周りのために動ける人材」としての魅力をより示せるでしょう

例文⑨ワンダーフォーゲル部

内定者の回答

私が学生時代で最も頑張ったことは、体育会ワンダーフォーゲル部で〇〇として活動したことです。当部は登山を中心としたアウトドア活動を行っています。

その中で、登山の安全性が課題としてありました。私は〇〇としてその改善に取り組みました。改善策として「体力」や「技術」といった点の強化が考えられますが、私はそれに加えて内面的な「主体性」という点に注目して取り組みました。

例えば、登山に必要な技術講習においては、それまで一斉教授型で行っていたことを少数精鋭型に変更し、教わる側の主体的な学び、教える側の責任と主体性の保持を可能としました。

これらの取り組みによって、部員一人ひとりの主体性を高めることができ、部の安全性を向上させることができました。そして、これまでよりも高いレベルでの登山を可能としました。これらの取り組みが学生時代で最も頑張ったことです。 (2020年卒 上智大学 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) ポテンシャル採用 内定)

この回答では、「体力をつける」といった表面的な対策だけでなく、部員一人ひとりの「意識」を変えることで安全性を高めた、深い分析力が伝わります。

「仕組みを変えることで安全の質を高めた」というエピソードは、安全第一を掲げる鉄道会社の採用担当者に「しっかり現場を任せられそうだ」とポジティブに映ったはずです

例文⑩応援部

内定者の回答

私は学生時代、大阪大学応援団での活動に最も精力を注ぎました。

様々な活動の中で最も困難だったことは、関西国公立大学の応援団が一堂に会した演舞会の新設です。人数が年々減少傾向にある、関西国公立大学の応援団界隈を盛り上げる意味合いを込めて開催を決意しました。

開催にあたって日程・場所・開催意義など多くの決定事項が存在し、合意形成の過程の中で意見が対立することも多々ありました。一つ一つの対立に関して、全大学とコミュニケーションをとることによって、その原因と譲渡できないポイントを洗い出し、折衷案を提案しました。

結果として、各大学が納得した上で、現在3月下旬の開催に向け準備が進行しています。 (2024年卒 大阪大学 東邦ガス 総合職 内定)

この回答は、組織間の複雑な利害関係を調整しきった、高い実行力を示しています。

各大学の譲れない点を確認し、粘り強く折衷案を見出したプロセスは、ビジネスに不可欠な「周囲を納得させて物事を進める力」を証明しているでしょう

例文⑪合気道部

内定者の回答

学生時代に頑張ったことは、大学で所属した合気道部での活動です。

大学から合気道を始めましたが、活動初期は上達の早い同期についていくことができませんでした。上達の早い同期と活動するのが辛く、部活動への参加が減る時期が2ヶ月ほどありました。

しかし、自発的に始めた活動を中途半端で諦めたくないと考えるようになり、通常の稽古の後に先輩や同期に残ってもらい稽古をつけてもらうようになりました。

こちらが熱心に取り組めば相手も真剣に稽古に向き合ってくれ、合気道が向上したのはもちろんのこと、同期同士の仲が深まったことで自分にとって部活動が居心地の良い環境になりました。最終的には初段を獲得し、部の代表として〇〇大学での演武大会に参加するまで上達しました。

部活動の経験を通して、自身が熱心に取り組めば相手もそれに応えてくれ、疑問点を解消するには自分で全て解決しようとするのではなく、人に頼る事も大切だと実感しました。 (2021年卒 九州大学大学院 楽天グループ エンジニア職 アプリケーションエンジニア 内定)

この回答では、自身の伸び悩みという弱みを隠さず開示し、「プライドを捨てて周囲に頼る」という合理的な行動で克服した素直さと成長意欲が光ります

最終的に「初段獲得」や「代表選出」という客観的な成果で努力を証明しており、困難な状況下でも自ら環境を改善できる人材であることを説得力を持って伝えています。

例文⑫トライアスロン部

内定者の回答

トライアスロン部において全国大会出場という目標に向けた練習に打ち込みました。

練習では全国大会出場の目安タイムから自己ベストタイムを逆算して、毎月それぞれの競技の目標タイムを設定することによって短期目標を達成することを意識し、部活動の中では自分自身の目標だけでなく部員それぞれの目標に合わせた練習メニューや部員同士でのフォームチェックの提案を積極的に行いました。

結果的には全国大会出場を果たすことはできませんでしたが、大会での自己新記録は毎回更新することができました。

この経験から目標を達成するためには逆算力・人を巻き込む力が必要であると学びました。 (2022年卒 三重大学 日立システムズ コンサルティング営業 内定)

この回答では、目標達成に向けた「逆算力」と、個人の枠を超えて部員全員の質を高めようとした「巻き込み力」が、コンサルティング営業としての素養を感じさせます。

結果として「全国大会出場」という大きな目標には届かなかったものの、毎回自己新記録を更新し続けた改善の姿勢は、着実に成果を積み上げる実行力として高い信頼につながるでしょう

例文⑬ヨット部

内定者の回答

私はヨット部の主将として70人の部員と共に日本一を目指して活動しています。

私が日々大切にしていることは「結果を変えるためには行動から変えなければいけない」という信念です。私が主将になる前のヨット部は日本一を目指すといいながら、全国7位で入賞すらできませんでした。それは優勝するといいながら前年度と同じことを繰り返しているだけだったからでした。

そこで私は、新しくコーチボートの購入を企画したり、元オリンピック選手の人をコーチとして招聘したりという改革を行うことにしました。

このような改革の結果、私が代替わりした後の新人戦では完全優勝を果たすことが出来、日本一に向けて幸先のよいスタートを切ることが出来ました。 (2018年卒 九州大学 住友商事 プロフェッショナル職 内定)

この回答からは、「今までどおりでは勝てない」という停滞の本質を見抜き、プロの招致など、勝つための手段を冷静に実行した姿勢が伝わります

入賞圏外から「完全優勝」へと組織を劇的に変えた実績は、成果を出すために最適な手段を選び抜く、商社で活躍するうえで不可欠な「合理性」や「実行力」を裏付けているでしょう。

【文化系の部活】内定者のガクチカ例文6選

「文化系は就活で不利」と不安に思う人もいるかもしれません。しかし、体育会系のような勝敗だけでなく、「質の追求」や「価値の創造」といった文化系ならではの強みを言葉にできれば、十分に評価されます。

ここでは、文化系部活の例文を紹介します。自分なりの探求心をどう組織の貢献につなげているか、先輩たちの表現からアピールのヒントをつかみましょう。

例文①吹奏楽部

内定者の回答

部活動の定期演奏会での合奏でパートリーダーを担当したことです。

私は技術的精神的に頼れるリーダーを目標に、メンバー一人ひとりに付きっ切りで指導をしました。しかし、自分とチームの管理の両立に非常に苦戦しました。すると、メンバーが自主的に教えあって練習するようになり、その姿を見て、知らぬ間に私がメンバーを信頼することを忘れていたことに気が付き申し訳ない気持ちになりました。

それからは、実力に合わせた役割分担や、あえて一人で練習する時間を設けて、チーム全体で協力する練習を実施したことで、全体のレベルアップにつなげることができました。

この経験によって、チームにおいてお互いを信頼し合うことの大切さを学ぶことができました。 (2018年卒 同志社大学 日立システムズ エンジニア 内定)

この回答は、リーダーとして「一人で抱え込む」という失敗を素直に認め、メンバーを「信頼して任せる」ことで組織を立て直した柔軟な姿勢が高く評価できます。

この経験を通じて気付いた「周りと信頼関係を築く大切さ」は、社会に出て仕事をするうえでも、多様な関係者と協力して成果を出すための土台になるはずです

例文②管弦楽部

内定者の回答

大学では交響楽団に所属していた。

部員は総勢150人ほどいて、半年に1度の演奏会に向けて練習するのが主な活動だった。平日に個人練習やパート練習、土日に合奏練習を行うという生活を継続して行うのは大変だった。

中でも苦労したのは、パートの演奏責任者を務めたことである。最初は自信が持てず的確な指示ができなかったため、パートの演奏にまとまりがなくなっていた。何としても演奏会を成功させたかった私は、誰よりも個人練習をして曲への理解を深めた。

また、他パートのトップと演奏方針をすり合わせることで、自信を持ってパート員に指示を出せるようにした。

結果、本番ではパートとして一体感のある演奏ができた。この経験を通じて統率力が身についた。 (2020年卒 大阪大学 電源開発 事務系グローバル社員 内定)

この回答は、「自分の実力不足」という課題に対して練習による技術向上と、他パートとの連携強化という2つのアプローチで解決したプロセスが明確です

向上心を持ってやり抜く粘り強さと、「何としても成功させる」という責任感の強さがしっかりと伝わります。

例文③写真部

内定者の回答

学部生の時、私は写真部で副部長を務めていました。

その時特に大変だったことは、幹事として企画した〇〇大学や〇〇大学との連盟合同合宿です。連盟が80周年記念ということで、各大学のOBたちも参加することになりました。

しかしOBたちは平均年齢60代。学生である私たちと高齢のOBたちとでは、行きたい場所や食べ物の好み、旅行の予算も全く異なり、企画に約半年もかかるほど大変な仕事でした。旅行会社の方やOB代表と話し合う中で、自由行動も織り交ぜつつ、食事は必ず全員で揃ってするというルールで旅程をくみました。宿泊する施設は、修学旅行などで使われる宿を利用することで費用を格段に抑えることができました。

結果として学生は負担が少なく、OBも十分に楽しめる、それでいて双方の交流を深めることができるよい旅行になったと自負しています。私自身もこの経験を通して、全体のバランスをとる力や様々な立場に立って考える力がつきました。 (2019年卒 大阪市立大学大学院 ニップン 技術系総合職 内定)

この回答からは、学生と高齢OBという価値観の異なる人たちの間に立ち、双方のニーズを汲み取りながら半年間かけて着地点を見出した調整力が読み取れます。

全体の調和を重視しつつ、参加者全員が満足する結果を出した経験は、立場の違う人の意見をまとめ、問題を解決できる「バランス感覚の良さ」の表れと言えます

例文④英語研究会

内定者の回答

私は英語研究会で、退部者数を60名から30名に減らしたことに力を注ぎました。

当時新入生が100名以上入部するものの、半数以上の新入部員が活動に参加せずに退部していました。その原因は、新入部員に活動の魅力が十分に伝わっていないことにあると考えました。

そこで、私は活動の魅力を視覚的に伝えることを提案し、外国人観光客にボランティアガイドをする活動の動画作成を行いました。動画の撮影や編集が得意な部員と協働し、活動の魅力が最大限に伝わる動画を作成しました。動画を入部前から新入生に共有し、部会では動画を使って経験談を交えながらさらに活動を宣伝しました。

その結果、新入部員の参加意欲が向上し、退部者数を減らすことができました。 (2022年卒 東京理科大学大学院 アステラス製薬 製薬技術部門 内定)

この回答は、「部員の脱退」という課題に対し、原因を分析して新しい解決策を実行した、高い企画力と行動力が伝わります。

自分一人で抱え込まず、得意な仲間と協力して進めたプロセスは、専門性の違うメンバーとチームで動く「技術職」としての適性を証明しているでしょう

例文⑤環境部

内定者の回答

環境部で環境啓発を兼ねたヒーローショーの演者に挑戦し、新たな挑戦の中で生じる課題も、根気強い努力で解決できることを学びました。

当時部活でヒーローショーの演者募集を知り、演劇は未経験でしたが、自身の可能性を広げたいと思いヒーロー役に立候補しました。しかし、他の演劇経験者に自身は演技力で大きな後れを取っていました。

本番までの二か月間、日々の練習会以外でも練習風景を録画し見返して改善点を研究し、トレーニングに取り組みました。

努力の結果、先輩や仲間から私が一番大きく成長したと評価頂き、本番も幼稚園で数百人の園児や保護者の前で満足する演技ができました。今後も様々な挑戦をし、達成に向け努力を続けたいと考えています。 (2024年卒 関西電力 技術系総合職 内定)

この回答からは、未経験の「ヒーローショー」に自ら立候補した挑戦心と、動画で自分の動きを分析して改善し続けた、泥臭い努力の過程が伝わります。

「周りからの信頼」と「本番の成功」という結果を出すことで、未知の分野でも自己研鑽を積み、期待に応えて成果を出せる人材であることを証明できているでしょう

例文⑥美術部

内定者の回答

大学の部活動で展覧会の円滑な運営に尽力したことです。

部では毎年展覧会を開催し、部員の作品を展示しています。しかし、コロナ禍の影響で1年以上、対面での活動が制限されていました。

そのため、展覧会を実施するにあたり運営に携わった経験のない後輩が半数以上存在し、後輩の置かれた立場と円滑な運営という点に懸念を抱きました。そこで、私は後輩の不安をなくし、展覧会を成功させたいという強い想いから、2つの取り組みを行いました。

1つ目は、後輩への事前説明会の実施です。オンライン上での事前説明会を企画し、作品の運搬や設営準備に関する説明を行いました。

2つ目は、ロールプレイングの実施です。展覧会には幅広い年代のお客様が多数来場されます。そのため、来場されるお客様に対する受付や案内の模擬体験を行うことで、後輩たちの不安を解消しようと考えました。

その結果、後輩に当事者意識が生まれ、当日は円滑な運営や対応に繋がりました。貴社でもこの強みを活かし、目標達成のために関わる全ての関係者視点から物事をとらえ、多角的な視点からアプローチしたいです。 (2023年卒 西日本高速道路(NEXCO 西日本) 総合職事務系 事務 内定)

コロナ禍による「ノウハウの断絶」という課題に対し、オンラインでの説明会や練習の工夫で解決策を見つけた、柔軟な実行力が伝わります

後輩のやる気を引き出し、チーム全体のレベルを上げたプロセスは、入社後も周りと協力しながらスムーズに仕事を進められる力を裏付けているでしょう。

【強み別】内定者の部活のガクチカ例文7選

就活会議に寄せられた内定者の回答を分析すると、おもに上記7つの強みがアピールされていることがわかりました。これらの能力は、社会に出ても大きな武器になるものばかりです。

ここでは、その7つの強み別に例文を紹介します。自分の強みや志望企業に合うものを選んで、面接官の心に刺さる「伝え方のコツ」をつかみましょう。

例文①継続力

内定者の回答

大学で所属している体育会系アメリカンフットボール部で選手としてスターティングメンバー獲得した経験です。

ここでは大きく二つの課題が生まれ、発生した課題の1つに、アメリカンフットボールの中でも体の大きさや強さが重要になるポジションに所属している私は、体質上体重が増えにくく、他のプレイヤーに比べて力で負けてしまうことです。

また、2つ目の課題として、怪我が多いスポーツであるので、準備期間が長く、激しく当たり合う練習や試合のような実践形式が少なく、自身をアピールする機会が非常に少ないことです。

課題の1つ目に関して、自身を客観視するため同期や先輩に自分の強みを聞くことから始めました。そこで気づいた強みが高校の時にラグビー部に所属していたことです。当時のチーム課題であるタックルを、私は得意としていました。また、体が小さい分、力では勝てませんが、スピードを活かせることに気づきました。このスキルを活かして「タックル」や「スピード」を誰にも負けないよう二年の春まで練習を重ねました。

また、課題の2つ目は準備期間が長いことを活かし、常に試合を想定し、練習に取り組みました。

その後、途中出場した試合で結果を残し、2年の春にはチームMVPを獲得、秋の大会ではスターティングメンバーを勝ち取ることができました。この経験はその後の大きなモチベーションに繋がりました。

試合に出られないことで挫折を経験しましたが、冷静に自身を客観視し、貪欲に努力を続けることで目標を達成できるという大きな自信に繋がりました。 (2022年卒 東洋大学 帝国データバンク 総合職 内定)

この回答では、自身の弱点に固執せず、分析から導き出した「スピード」という独自の強みを2年間磨き続けた粘り強い継続力が評価できます。

挫折に直面しても投げ出さず、「努力の方向性」を修正し続け、最終的にMVPまで上り詰めたプロセスは、仕事においても「最後までやり遂げる人」という信頼感につながるでしょう

なお、こちらの記事では継続力の自己PRの作り方や、内定者の回答17選を紹介しています。継続力を効果的にアピールしたい人は、ぜひあわせてチェックしてみてください。

【17例文】継続力の自己PRの伝え方|言い換え例・深掘り対策付き

例文②リーダーシップ

内定者の回答

体育会陸上競技部における跳躍・投てきブロックのリーダーとしての練習改革に力を入れました。

チーム目標である「関東大会総合優勝」を果たすため、ブロックの部員全員が自己ベストを更新できるような練習環境を作りました。また、以前までは先輩に与えられたメニューをこなすだけで、「狙い」の掴めない練習だったため、本格的な練習改革の必要性を感じました。そこで私は以下の2点を基に練習改革を行いました。

①一人一人の「狙い」について話し合う時間の設定、②そこでそれぞれの強みや弱みを分析し、「狙い」に沿った練習メニューの作成。とにかく走れば強くなるという考えを超え、全員が納得するまでとことん話し合うことで「仲間だからこそ会話を通じて分かり合おう」という価値観の共有ができました。

その結果、当初の目標までは至らなかったものの、ブロックの部員の3分の2が自己ベストを更新しチーム初の「関東大会総合2位」を果たせました。

以上の経験から自らリーダーシップを発揮して引っ張っていくことにやりがいを感じ、また「会話」を重ねることの重要性を学ぶことができました。 (2020年卒 法政大学 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) エリア職 内定)

この回答からは、受動的だった組織文化を打破し、対話を重ねて部員一人ひとりに当事者意識を持たせた、「変革型」のリーダーシップが伝わります。

部員の多くが自己ベストを更新したという結果は、周りの実力を引き出し、チームを強くできるリーダーであることの証明になるはずです

例文③巻き込み力

内定者の回答

私は大学で〇〇部に所属していましたが、1年生のころは部員が少なく、そのため部活の雰囲気もどこか内向きな暗いものでした。そこで、私は飲み会やイベントでは積極的に盛り上げ役を務めました。

2年目の新歓では、先輩や同期と相談して新歓のやり方を大きく変え、目標の10人以上の部員を入れることに成功しました。主将を務めた3年目にも前年の経験を活かして同様に新歓を成功させました。

私は主将としての責務の一つに、居心地よい雰囲気づくりがあると考えました。そのために私は部員一人一人とできるだけ1対1で話をして、全員の性格や個性を把握しました。そのおかげか、OBの方には部活の雰囲気が明るくなったと言われるようになり、そして何より、1年生は誰一人部活を辞めなかったことが私の誇りです。

これらの経験から、私は組織に変革をもたらすためには自分が変わって周囲を巻き込む必要があると考えました。 (2021年卒 北海道大学 ファミリーマート 総合職 内定)

この回答の優れている点は、立場に応じて役割を変えながら組織に貢献している点です。1年時には盛り上げ役、2年時は新歓の立役者、3年時は主将を務めるなど、段階的に影響力を広げていることが伝わります。

また、部員数を増やすことをゴールとせず、入部後の定着や雰囲気作りにも尽力しており、目標達成後も、自ら次の目標を設定できる点に高い当事者意識が伺えます

例文④行動力

内定者の回答

大学の部活動にて、自分が行動を起こして得た知見をチームに還元しようと努め、2年ぶりの全国大会出場に向けて尽力し続けた。

前年度に敗戦した課題として、チームの現状と目標との差が大きいことでチーム目標への選手の意識が低くなっていると考えた。

私は、チーム目標に対して選手にリアリティを持ってもらうため、そして自らの成長のために関西の強豪チームへ1人で武者修行に赴いた。そこで私は練習内容にトップチームとの大きな差は無かったものの、自分のチームには競争意識が足りていないと感じた。

これをチームに還元するため、自分のチームに戻ってからは練習の前後に選手を招集して対人形式の練習を実施する事で選手が競争する機会を増やし、上級生が下級生のプレーのフィードバックを行った。

これによりチーム内の競争力が高まり、また、関西の選手の動きを動画で共有する事でチーム目標への意識も改善されていったと考える。

結果として、翌年にはチーム全体が一枚岩となることができ、2年ぶりの全国大会出場を果たした。私は自らが常に成長に貪欲であり、行動して得た知見を周囲に還元する事で組織の状況を好転させられると考えている。 (2023年卒 東京建物 総合職 内定)

この回答は、チームの伸び悩みを解決するために、自ら強豪校へ「武者修行」に飛び込んだ行動力が高く評価できます

自ら得た知見を積極的にチームに還元する姿勢からは、組織への貢献意欲も感じられます。

なお、以下の記事では、行動力の効果的なアピール方法を詳しく解説しています。選考通過者の回答17選も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

例文17選|自己PRで「行動力」を効果的にアピールする方法を解説

例文⑤論理的思考力

内定者の回答

私が学生時代最も力を入れたことは、所属していた〇〇部での選手と分析班長としての取り組みです。

チームの課題は強豪校と比べて練習効率が圧倒的に低いことでした。部員100人が他の部活動と共用の練習場所で週4回しか練習できません。

その課題は「相手を事前に理解できれば練習効率を上げて解決できる」と考え、分析班を結成しました。同じ熱を持ったメンバーを集めることが難しかったですが、分析班長として組織に大きく貢献できる手段が分析班であると説明し、勧誘しました。

また、相手の偵察と分析を重ねて、相手のイメージがつかない人の為に可視化できる方が良いと考えチームにプレゼンテーションも行いました。

その結果、相手の特徴に沿った練習で効率化を実現し、10年に1度程しか見ない〇〇大会出場に貢献することができました。 (2024年卒 和歌山大学 西日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) 総合職 内定)

この回答の良い点は、練習時間や場所が限られているという制約に対し、「練習量を増やす」のではなく「練習の質を上げる」という方向に発想を転換している点です

「練習の質」を高めるために相手チームの偵察をおこない、さらに分析班を立ち上げて情報を共有する仕組みを構築している点から、個人の取り組みにとどまらず組織全体に波及させる実行力と、課題を構造的にとらえる思考力が伺えます。

例文⑥協調性

内定者の回答

私は、部活でのチームワーク向上に注力しました。

チーム内では、意見が分かれた際に上手く纏まらないという問題がありました。この問題の原因は、メンバーが互いのことを理解していないことだと考えました。

そこで、練習だけでなくプライベートで交流する時間を作るなどして、メンバーの性格や考え方を知る機会を設けるようにしました。

そうすることで徐々に信頼関係が出来上がり、お互いの価値観や個性を尊重できるようになりました。相互理解が深まることで、チームのパフォーマンスも向上しました。この経験から、信頼関係が、チームワーク力向上のためにとても大切であると学びました。 (2024年卒 サントリーホールディングス 総合職 内定)

チームがまとまらない原因を「相互理解の不足」だと特定し、交流の場を設けることで関係改善を図った点に、課題把握力と高い協調性を感じます。

信頼関係を築いてチームを一つにまとめた経験は、周りと協力して成果を出せる人材として好印象につながるでしょう

なお、以下の記事では、協調性の自己PR例文を紹介しています。回答の作り方や差別化のコツも詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

協調性の自己PR例文25選|言い換え例や差別化のコツも解説

例文⑦傾聴力

内定者の回答

学生時代には〇〇部の退部者を減らす取り組みに力を入れました。

私が所属していた〇〇部は毎年〇名以上の入部者がいる一方でその半数以上が1年以内に退部してしまうという状況が続いていました。この課題を解決するために対話に軸を置き、全部員の部活動への想いや意見を引き出しました。

また、引き出した意見や想いを叶えられるような練習活動を考案し、積極的に試作として組み込んでいきました。

その中で出てきた不満をさらに部員との対話を深め解決していくことで、退部者を最終的に例年と比較して〇割減らすことが出来ました。 (2025年卒 味の素 知的財産 内定)

この回答からは、多くの部員の退部という危機に対し「全部員との対話」によって本音を汲み取った、誠実な姿勢が伝わります。

みんなの意見を具体的な改善につなげ、実際に退部者を減らした実績からは、周りの信頼を集めて組織を立て直す傾聴力が読み取れます

なお、「自分の強みがなかなか見つからない」という人は、こちらの記事をぜひチェックしてみてください。自己PRに使える強み一覧110選を紹介しているので、自分にぴったりの強みが見つかるはずです。

自己PRの強み一覧110選|強みを見つけ方・内定者の例文も紹介!

【役割別】内定者の部活のガクチカ例文7選

部活動のガクチカは自分の役職や役割によってもアピールできる強みが異なります。重要なのは実績の大きさではなく、その立場でどのようにチームに貢献したかです。

ここでは、役割別に例文を紹介します。それぞれの立場ならではの視点や、責任感の示し方を学び、あなた自身の強みが最大限に伝わるガクチカを完成させていきましょう。

例文①主将

内定者の回答

〇〇部の主将として、チーム目標である全国大会優勝に向けて練習を主導しました。

私のチームは初心者が多く、他大学に技術力で遅れをとっていることが課題でした。しかし、チームには指導者がいないため代々引き継がれる練習から脱却する機会がなく、普段の練習はマンネリ化していました。

そこで、私が主将に任命された際にその課題を解決すべく、二つの施策を講じました。第一に、外部指導者に直接連絡を取り、練習に招聘しました。第二に、他大学に部員を引き連れ、練習試合を実施しました。

これらの取り組みの結果、部活としては〇〇年ぶりとなる全国大会チーム総合優勝を達成しました。この活動から、自らが熱意を持って主体的に行動することで、周囲を動かし困難な目標を達成できることを学びました。 (2023年卒 住友化学 クリエイティブスタッフ(総合職) 技術系 内定)

この学生はチームの技術力不足の背景にある「指導者がいないこと」や「前例にとらわれた練習体制」に目を向け、ただがむしゃらに努力するのではなく、外部の講師を招いたり、他大学との練習試合を企画したりするなど、環境そのものを変える行動をとっています。

最終的に「〇〇年ぶりの全国優勝」という結果につながっており、現状を打破して組織を勝利へ導くリーダーシップを効果的にアピールできているでしょう

例文②主将

内定者の回答

〇〇の主将として楽しさと勝利を両立するチーム作りに挑戦した。

高校での楽しさを犠牲に勝ちを目指す野球を変えたかったからだ。任意参加だが他大野球部との公式戦もある、サークルと部活の二面性を持つ〇〇では参加率の低さが課題であった。

そこで幹部と相談し楽しさを残しつつ参加率をあげ、公式戦で上位を取ることを目標に掲げた。最上級の三年がサークル活動を目いっぱい楽しむことで全体の雰囲気は良化したが問題は参加率の低い選手に情報と当事者意識を与える手段だった。

SNSを活用し全活動の発信と活躍した選手をMVPで投稿することを考えたが、私は編集や加工の技術に乏しかった。仕事を一任してこそのリーダーだという考え方を変え、編集が得意な者、文章作成に長けている者などを見つけ出し適材適所で役割を与えた。

選手全体でチームを運営していくことで当事者意識向上にも繋がり、全員で組織として動くことのやりがいを実感できた。 (2025年卒 大阪大学 三井住友信託銀行 Gコース(全国転勤型) 内定)

この回答からは、部員それぞれの強みを活かした「役割分担」をおこなうことで、全員をやる気にさせた、柔軟かつ合理的なリーダーシップが伝わります

「楽しさ」と「勝利」の両立が難しいなかで、適切な役割を与えてチームを動かした経験は、社会に出ても通用する「人をまとめる力」として高く評価されるでしょう。

例文③副将

内定者の回答

私は大学で50人を超える部活動の副将を務め、目標であった一部昇格に心血を注ぎました。

私の役割は部の重要な事柄に対する意思決定と決めた方策の実行の二つでした。前者に関して、正解がない中で最終目標から逆算し、練習メニュー等取り組むべき事柄とその優先順位を徹底的に考えました。

後者に関して、幹部で納得できる結論を出しても部員が納得して部として実行できなければ意味がなく、様々な価値観を持つ50人以上の部員と信頼関係を築くことを心がけました。

そのために私は、①自分がプレー面で信頼される実力を持つこと、②自分の思考の過程を説明し、それぞれの方策の必要性を理解してもらうこと、③声を誰よりも出して練習を盛り上げる、練習中は歩かずに常に走ることで密度を高める等、毎日の地道な瞬間に覚悟を示し続けること、の三点に取り組みました。

最終的に部は〇季振りの一部昇格を達成でき、部員とも信頼関係を築けたと考えています。 (2018年卒 東京大学大学院 三菱商事 総合職 内定)

目標から逆算して方針を定める思考力と、日々の行動で信頼を積み重ねる姿勢の両方をアピールできており、結果として組織全体のレベルを引き上げた点が優れています。

50人規模の組織をまとめ、「一部昇格」という成果につなげた具体的なアクションにも強い説得力があるでしょう

例文④マネージャー

内定者の回答

私はラグビー部のマネージャーとして活動する中で、怪我をした選手のリハビリを支える活動に学生スタッフと共に挑戦しました。

当初部活動には選手が80名、大人のスタッフが2名、学生スタッフが5名おり「1部リーグ3位」を目標として掲げていましたが、選手のモチベーションに差がありました。

そこで、いくつか考えられた原因の中でも怪我をした選手のモチベーションの低下に着目し、自分達に出来ることはないかと大人のスタッフに相談したところ、選手が怪我をした際のリハビリの一部を任せて頂くことになりました。

この活動で、選手と信頼関係を築くことが怪我の再発予防になると考え、量と質の観点から任せたいと思われる環境作りに注力しました。具体的には、量に関して1人暮らしを始め、誰よりも早く練習に行き準備をすること、質に関しては、筋力量を測れる機械を使用し、リスクをデータで伝えること等を実施しました。

この結果、徐々に選手から相談を持ち掛けて貰えることが増え、選手の当事者意識を高めることに繋がりました。 (2024年卒 早稲田大学大学院 日本ハム 総合職 内定)

この回答は、目標達成の障壁となっていた「怪我によるやる気の低下」に対し、自身の役割の枠を超えてリハビリ支援に挑戦した、強い責任感が伝わります。

選手側から相談が寄せられるという「信頼の獲得」を築いたエピソードは、地道な努力で周りを動かし、土台から組織を支える力があることの証明になるでしょう

例文⑤マネージャー

内定者の回答

マネージャーを3年間務めました。

部では、長年年に1回あるリーグにおいて数年昇格できていないという問題を抱えていました。

マネージャーとして意見をいう際に、選手が納得する戦略を示すには根拠を数字で示す必要があると考え、対戦相手の試合に出向きビデオを撮り対戦校の特徴や戦略を分析した資料を作成し配布しました。

毎回の練習後には意見を共有するミーティングを開き、次の練習や試合にどう生かすかを話し合いました。当然、三年間日々試行錯誤をしながらではありましたが、試行錯誤を通して、相手チームの分析を用いた戦い方、幅広い面でのマネージャーの貢献、選手の実力が融合し、引退前のリーグ戦で見事昇格することができました。 (2021年卒 東京理科大学 楽天グループ ビジネス職 ビジネス総合コース 内定)

マネージャーというポジションはサポート役のイメージが強い一方で、この回答ではデータにもとづいた戦略立案をおこない、勝利に直結する領域にまで踏み込んでいる点が秀逸です。

裏方にとどまらず、客観的な分析を通じてチームの意思決定に影響を与えていることから、入社後も頼もしい戦力として活躍する姿が浮かびます

例文⑥幹部

内定者の回答

私は体育会スキー部の幹部として、創部以来初となる九大学対抗戦を目標に掲げ、チームの競技力向上に尽力してきた。

九州で活動する当部は雪上での滑走機会が限られているため、夏期に如何に部員の向上心を高く保ち、良質な練習を行うかが重要であった。

そこで私が最も意識したことは、組み立てた練習の意義や目的を部員全員に明確に伝えることである。頭ごなしに抽象的な指導をするのではなく、この練習はどの部位を鍛え、雪上で如何に活きるのかというように必ず具体的に伝えることにより、部員が常に意義を認識しながら取り組めるよう努めた。

その結果、夏期に向上心や集中力を保持したまま良質な練習を行うことができ、悲願である同大会優勝を果たした。 (2023年卒 九州大学大学院 プリマハム 総合職 内定)

この回答は、雪上での練習が限られているという環境的な制約に対して、単に練習メニューを提示するのではなく、この練習がどこの部位を鍛えることになり、それが実際の滑走にどう結び付くのかまで説明したことが書かれています。

練習の目的を明確にすることで、部員が納得感を持って練習に取り組める環境を作り出した点に、根拠を示しながら組織を動かせる高いリーダーシップが伺えます

例文⑦会計

内定者の回答

体育科の部活動に所属しており、3回生は部のリーダーと会計を務めていました。

長期休暇に行う合宿に向けたトレーニングメニューの設定や部員の能力の把握、部費の管理を行いました。過去に合宿中の死亡例もあるため、私たちは部員の能力の把握や合宿の安全性に特に力を入れました。

会計としては値段の高い、古い備品の交換を行うタイミングでしたので少しでも支出を抑えることを目標にしました。

毎年購入している備品の個数を減らすことや備品の消費や管理法の改善により部費収入の約70%あった支出部分を45%ほどに削減しました。総支出では支出が多くなってしまいましたが、当初の想定よりも支出を抑えることができました。

週に何度も終電まで話し合いを行う期間もあり学業やアルバイトの両立に苦しんだこともありましたが、全ての合宿を通して負傷者を一人も出さず完遂し、この上ない達成感を得ることができ、高校生までにはない成長を感じました。 (2020年卒 大阪大学大学院 西日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) 総合職 内定)

合宿中の事故リスクを踏まえ、部員の能力把握や安全対策を徹底する一方で、備品購入の見直しや管理方法の改善により支出割合を70%から45%へ削減した点が評価できます

目的に応じて優先順位を整理し、限られた資源のなかで最適な判断基準を確立できることは、組織運営において重要な力のため、それを定量的な結果で裏付けている点に高い説得力があります。

【エピソード別】内定者の部活のガクチカ例文7選

部活のガクチカは「何を成し遂げたか」以上に「どうやって成し遂げたか」が見られています。直面した課題をどう乗り越えたかに、あなた自身の人間性が表れるからです。

ここでは、エピソード別に例文を紹介します。自分の経験に近い例文を参考にして、説得力のあるガクチカに仕上げましょう。

例文①一人ひとりの意識改革

内定者の回答

私は部活動で「関東リーグ三部昇格」に向けた団結力のあるチーム作りに挑戦しています。

一年生の時のリーグ昇格経験で得た「高みを目指し得られる達成感」を部員と共に経験したいという思いで目標を掲げました。この挑戦で得たのは、自らが中心となって周囲を巻き込み牽引する力です。

チーム始動時、後輩の遅刻や欠席が多くチーム全体の士気が低いことが課題でしたが、部員一人ひとりに話を聞き密にコミュニケーションをとった結果、部員のチームへの責任感不足が原因だと考え、個人の目標設定を見直し個人目標をチーム目標から逆算して書くよう促すことで、部員が「チームのために自分がすべき練習」を明確にしチームへの責任感を持てるよう工夫しました。

その結果、部員が積極的に練習に参加するだけでなく進んで意見を出してくれるようになり、定期戦でいつも負けている格上のチームに勝つことができました。 (2020年卒 横浜国立大学 日本航空(JAL) 業務企画職(事務領域各コース) 内定)

士気低下の要因を「当事者意識の欠如」と分析し、対話を通じて個人の目標を再定義した論理的なアプローチが評価できます。

個人の意欲を組織の目標につなげるこの力は、多くの部署が協力して一便を飛ばす航空会社の業務においても、まさに求められる資質です

例文②新入部員の獲得

内定者の回答

私が最も力を入れた取り組みは大学の部活で新歓長を務め、多くの新入部員を獲得したことです。

弊部では試合のシーズンと重なるため選手の新歓活動への参加が少なく、新入生への効果的なアプローチが出来ないという課題を抱えていました。普段からチームメイトとのコミュニケーションを大切にしている私は、選手一人一人の長所を分析し、その人に向いている企画への参加を直接依頼しました。

また、新歓期前に部員対象の企画を新たに実施し、部の魅力や入部理由を整理させることで新入生に何を伝えるべきかを明確にし、効果的な勧誘が可能となるようにしました。同時に、新歓期でも一選手として練習に泥臭く取り組み続けていた私の姿勢に共感し、自発的に協力をしてくれる選手が多くいたことも部内の新歓機運向上に大きく影響しました。

これらの取り組みの結果として、前年の倍の入部者数を得ることに成功しました。 (2025年卒 東京大学 ベイカレント コンサルタント職 内定)

この回答からは、「新入生が集まらない」という課題に対し、部員の長所を分析したり、部の魅力を整理したりして乗り越えた、高い課題解決力が伝わります

戦略的な視点を持ちつつ、自らも練習に励む背中で信頼を勝ち取った姿勢は、「論理と情熱を両立できる人材」として、入社後の活躍を期待させるでしょう。

例文③組織ルールの見直し

内定者の回答

部活の運営方針を変えたことです。

私の所属していた部活は、創部以来「馬第一主義」といった風潮が流れておりました。そのため、留年する学生も多く存在しました。この部活の在り方に疑問を感じた私は、大学3年生のときに主将となり、部の運営方針を変える決意をしました。

そこで私は、まず部員一人一人と話し合い、部活に何を望んでいるか、部活の現場に不満はあるかなどを聞き出しました。それらをもとに、今までの朝練への全日参加制を撤廃し、当番制や馬の担当馬制を導入しました。

これらにより、部員全員がそれぞれの部活に対する熱量やプライベートに合わせて部活に参加できるようになりました。例年、新入部員の半分以上が退部してしまう部活でしたが、運営方針を変えたことによりほとんど退部者がでなくなりました。 (2021年卒 福島大学大学院 フューチャー ITコンサルタント 内定)

この回答の優れている点は、創部以来続いてきた価値観に疑問を持ち、組織文化そのものを再設計した点です。部員の多様なニーズを把握し、運営体制に反映した点にも高いリーダーシップを感じます。

「例年、半分以上いた退部者をほぼゼロにした」という実績は、この学生がした取り組みが効果的だったことを裏付けています

例文④個の能力の底上げ

内定者の回答

私は大学時代の〇〇部での体づくり改革です。

チームは〇〇優勝を目指していましたが、強豪校と比較して体格が小さいことが課題でした。トレーニングメニューが確立されていないことが原因だと考え、フィジカルリーダーとして50人の部員の体重と筋力の増加を目標に掲げました。

そこで、トレーニングメニューを一から作成しました。当初は部員から負担が大きいという反発がありました。しかし、私自身が強豪校の選手に匹敵する身体を作り上げ、重要性を浸透させることができました。

最終的にチーム全体の筋力は日本一のチームと同程度になりました。この経験から、周りを変えるために自分が変化し背中で引っ張ることの大切さを学びました。 (2024年卒 キッコーマン 研究・製造系 内定)

体格の不利という弱点を冷静に分析し、練習メニューを見直すことで課題をクリアした「論理的な実行力」が伝わります。

周囲の反対に対し、まずは自分自身が結果を出して正当性を示した姿は、まさに「背中で語るリーダーシップ」として強い説得力があります

例文⑤外部との連携・交渉

内定者の回答

大学で所属している体育会オフショアセーリング部にて「選手が大会に集中できる環境を作る」という目標を立て、スポンサーの獲得に挑戦しました。

私は選手をサポートする立場で部活の運営に主体的に携わっています。しかし、活動の中で金銭面等学生ができるサポートに限界を感じ、部活をよりよくするにはスポンサーの獲得が必要であると考えました。

そこで、フランスで開催される世界大会への出場を機に、スポンサー獲得に挑戦しました。大学周辺の店舗やヨット関連品のメーカーに焦点をあて、営業や交渉を粘り強く行いました。

結果、地域の店舗7店舗、アウトドアブランド1社から支援を獲得することができました。この経験から、主体性を持って挑戦を絶やさない考え方がより強くなりました。 (2022年卒 神戸大学 楽天グループ ビジネス職 ビジネス総合コース 内定)

この回答からは、「自分たちだけで解決できないなら、外部の力を借りる」という柔軟な発想と、それを泥臭くやり抜いた高い行動力が伝わります。

資金調達のために粘り強く交渉を重ねた経験は、入社後も周囲を巻き込みながら、どんな高い目標も最後までやり遂げる「完遂力」の証明になるでしょう。

例文⑥大会の企画・運営

内定者の回答

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、所属する部活動において、実行委員長として大会を開催したことです。

「自分達のチーム力の底上げ」を目的とし、実行委員会を立ち上げ、委員会のメンバー五人を中心として、部活全体で取り組みました。

コロナ禍という特殊な状況下での試みであったため、予想外の事態に直面することもありましたが、最終的には協賛企業を3社獲得し、全国6地域(関東、北信越、関西、中国、四国、九州)から招聘した、計9チームによる大会を開催することができました。 (2024年卒 サントリーホールディングス 総合職 内定)

この回答の強みは、コロナ禍という難しい状況のなかで大会開催を実現した実行力にあります。協賛企業を3社獲得し、全国6地域から9チームを集めた実績からは、企画力だけでなく、交渉力や調整力の高さも伝わります

さらに良くするためには、「予想外の事態に、どう考え、どう動いたか」を言語化しましょう。そこを深掘りすることで、あなたならではの考え方や人柄がより伝わり、面接官の心に強く刺さるアピールになります。

例文⑦怪我や挫折の克服

内定者の回答

私は部活動で1年間にわたる怪我を乗り越え、自己ベストの更新を成し遂げました。

私は大学1年の12月に、椎間板ヘルニアという腰の大きな怪我を負い、約1年間練習することが困難になりました。最初は歩く事も出来ず、医者からは治る保証もないと言われ、一時は退部も考えました。しかし多くの仲間から励ましの言葉をもらい、怪我と向き合う決意をしました。

まず、客観的な視点を持たずに独りよがりで練習してきたことが一番の問題と考え、トレーナー等に積極的に働きかけ、怪我の原因やリハビリ方法を一緒に勘案しました。その後、仲間と励まし合いながら、体幹トレーニング等の地道なリハビリメニューを約1年間休まず続けて怪我を完治させました。

それだけでなく「結果を出して、自分を支えてくれたチームに恩返しがしたい」という思いが芽生え、怪我で鍛えた「心と体の軸」の強さを武器に、怪我完治の約半年後に自己ベストを更新することができました。

私はこの経験を御社で活かし、自分が周りの人々に支えられているという自覚を常に持ち、チームワークを大切にしながら辛抱強く活動していく自信があります。 (2019年卒 慶應義塾大学 中国電力 事務 内定)

この回答からは、怪我という大きな挫折から目をそらさず、原因や課題に正面から向き合ったことが伝わります。

「支えてくれたチームへ恩返しをしたい」という思いは、この学生の原動力や「誰かのために」という利他的な姿勢をよく表しているでしょう

なお、こちらの記事では、挫折経験を聞かれた際の回答例を45選紹介しています。好印象につながる伝え方のコツも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

挫折経験の回答例文45選|内定者の回答をエピソード別に紹介

また、就活会議が独自に分析した、内定者の回答に共通する4つのポイントは以下のとおりです。

  • 解決すべき「本質的な課題」が明確であること
  • 「自ら主体的に」行動していること
  • 対話を重ねて「周囲との信頼」を築いていること
  • 目標から逆算した「計画」をやり抜いていること

これらのポイントは、業種や職種を問わず、多くの企業が評価する「仕事への再現性」そのものだと言えます。自身のガクチカを書き上げたあとに、この4つの視点が盛り込まれているか再度チェックすることで、内定を引き寄せる完成度の高い文章に仕上がります。

なお、こちらの記事では、内定者が伝えたガクチカ例文45選や、ガクチカの基本構成ついて紹介しています。部活以外のエピソードでもガクチカを準備しておきたい人は、ぜひ確認してみましょう。

ガクチカ例文45選|エピソード別に内定者のガクチカ回答を公開!王道のガクチカ構成|深みを出すポイント・内定者の例文10選付き

部活のガクチカの作り方

内定者の例文を見て「書くべき内容」のイメージが湧いたら、次は自分の経験をガクチカに落とし込んでいきましょう。

部活のガクチカは、組織内での自身の「役割」を明確にしたうえで、どのような課題に直面して解決したのかを言語化することが重要です。

ここでは5つのステップに沿って手順を解説します。実際に手を動かしながら、自分の強みを最大限に引き出した納得のいくガクチカを完成させましょう。

①部活内での「立ち位置」を整理する

まず、自身の組織内での役割を明確にします。これにより、「なぜその行動を取ったのか」という自分なりのこだわりや動機を整理でき、独自の強みが見つけやすくなります。

また、集団のなかであなたがどのように周囲にかかわり、貢献できる人物なのかを面接官が具体的にイメージしやすくなるメリットがあります

役職の有無に応じて、それぞれ以下のポイントを中心に整理してみましょう。

役職に就いている人 ・役職名
・担当した期間
・担当した経緯(立候補、推薦など)
・その役職において課せられていた目標やミッション
役職には就いていない人 ・自発的に担っていた独自の役割(練習メニューの考案、後輩のメンタルケアなど)
・周囲からどのようなキャラクターとして認識されていたか
・自分なりに「これだけは誰にも負けない」と自負している取り組み

②直面した「課題」を特定する

次に、活動中に直面した「壁」を言語化します。

単に「試合に勝てなかった」という事実だけを述べるのではなく、「チームの士気が低かった」「技術力を補う練習時間が足りなかった」など、解決すべき具体的な要因を特定することが重要です

自身の経験を振り返る際は、以下の具体例を参考にしてみてください。

  • 「大会メンバー」と「サポートメンバー」の間でモチベーションに温度差があり、チームがバラバラになっていた
  • 主力部員だけが技術を持ち、指導方法も感覚に頼っていたため、後輩が育たずチーム全体の底上げができていなかった
  • 昔からの慣習で非効率な練習が続いており、部員の体力や時間が浪費され、肝心の試合対策に充てる時間が不足していた
  • 部員同士の意見交換が活発ではなく、ミスが起きても原因を追究せず「気合い不足」で片付けてしまうため、同じ失敗を繰り返していた

③自分ならではの「施策」を深掘りする

課題に対し、主体的に起こした行動や、自分だからこそできた工夫を深掘りします。

たとえば、同じ「部員の能力にばらつきがある」という課題に対しても、解決へのアプローチは人それぞれです。この「どう動いたか」というプロセスにあなた独自の価値観や個性が表れるため、企業が最も注目するポイントだと言えます

自分ならではの施策を伝える際は、以下の3点を意識してみてください。

  • 「組織の動き」ではなく「自分の行動」に着目する:

    「チームで居残り練習をした」ではなく、「ポジション別に細分化した『課題管理表』を自作した」など、自分自身が動いた事実にフォーカスする

  • 数ある選択肢から「なぜそれを選んだのか」自身の考えを盛り込む:

    「実戦中の発話を重視したのは、極限状態で声を出す習慣こそが試合中のミスを減らす最短ルートだと判断したから」など、行動の裏にある自分なりの根拠を添える

  • マニュアルどおりではない「独自の視点やこだわり」を入れる:

    「言葉での励ましより、客観的な数値で変化を示すほうが成長を実感しやすいと考え、後輩全員のスコアを可視化した『成長グラフ』を作成した」など、自分らしい工夫を伝える

④仕事への「再現性」につなげる

ガクチカでは経験を語るだけでなく、「その経験を通じて培った強みが、入社後にどう活かせるのか」という、仕事への「再現性」を示すことが不可欠です。

部活での学びをビジネスでも通用する汎用的スキルへと変換しましょう。志望企業の「どの業務」の「どんな場面」でその強みを発揮できるのかを具体的に述べることで、あなたが入社後に活躍するイメージを面接官に鮮明に持たせることができます

自身の強みを仕事に結び付ける際は、以下の具体例を参考にしてみてください。

  • 部活動の指導で培った「現状を数値で可視化し、納得感を引き出す力」は、貴社の営業職でも再現できると考えています。単に商品を勧めるだけでなく、顧客の課題をデータで分析・提示することで、信頼にもとづいた提案営業に貢献します

  • 練習内容を個々の課題に合わせて最適化した際に発揮した「課題を細分化し、仕組みに落とし込む力」を、貴社の業務でも活かしたいです。既存のフローに疑問を持ち、誰でも成果が出せるようなプロセス改善をおこなうことで、チーム全体の生産性向上に寄与します

  • 「無言禁止ルール」の導入で培った「現場のコミュニケーションを活性化させ、ミスを未然に防ぐ姿勢」は、多くの関係者がかかわるプロジェクト運営に活かせると確信しています。困難な局面でも情報の停滞を防ぎ、チームを目標達成へと導く役割を担いたいです

⑤回答構成に当てはめる

最後に、ガクチカの基本構成に沿って回答を組み立てましょう。まずは以下のテンプレートに、自身の経験を当てはめてみてください。

テンプレート


①結論(概要・役割)

私は大学時代、〇〇部で〇〇という役割を担い、〇〇(目標や成果の概要)に貢献しました。


②課題(直面した壁)

当時、私たちは〇〇という目標を掲げていましたが、〇〇という課題に直面し、〇〇(当時の状況)が続いていました。


③行動(独自の工夫)

私は〇〇が真の原因だと考え、具体的に2つの施策を講じました。1つ目は〇〇、2つ目は〇〇です。特に〇〇という点にこだわり、周囲と〇〇を図りました。


④結果と再現性

その結果、〇〇(定量的な成果や変化)を達成できました。この経験から学んだ「〇〇」という強みを活かし、貴社でも〇〇として貢献したいと考えています。

なお、ガクチカはES(エントリーシート)で400文字程度、面接では1分程度で聞かれるのが一般的です。人が1分間で無理なく話せる文字数は350文字前後と言われているため、この文字数を目安にしてまとめてみましょう。

回答が完成したら、最後に以下のチェックリストで内容を見直してみてください。

  • 専門用語や組織内でしか伝わらない言葉を使っていないか
  • 「数字」や「固有名詞」で具体性を持たせているか
  • 「自分の行動」がメインになっているか

部活のガクチカに関するよくある質問

部活のガクチカを作成するにあたって、「華々しい実績がない」「役職に就いていない」といった不安を感じる人は少なくありません。しかし、企業の評価軸は実績の有無ではなく、あくまで「課題にどう向き合ったか」という「あなたの行動」にあります。

ここでは、部活生が疑問を抱きやすい3つの質問に答えます。懸念点を払拭して、自信を持って選考に臨めるガクチカを完成させましょう。

Q:役職がなくてもガクチカに使えますか?

役職に就いた経験がなくても、ガクチカに十分に評価されます。

企業が見ているのは部長やキャプテンといった「肩書き」ではなく、「組織の一員としてどう貢献したか」という役割の全うの仕方だからです

後輩の育成や練習メニューの提案など、自発的に動いた経験は立派なアピール材料になります。ガクチカの作り方の「①部活内での「立ち位置」を整理する」で解説したように、役職名にとらわれず、自ら取り組んだ「独自の役割」を整理してみましょう。

Q:実績がなくてもガクチカに使えますか?

大会優勝などの華々しい実績がなくても、ガクチカとしてアピールすることはできます。企業が評価するのは「結果の大きさ」そのものではなく、課題に対して「どのように行動したか」というプロセスだからです。

たとえば、「県大会出場」という結果だけよりも、「初戦敗退が続くチームに対し、自身の分析と働きかけで一勝をもぎ取った」という行動のほうがビジネスで求められる課題解決力を伝えやすくなります。

もちろん、実績があることに越したことはありませんが、重要なのは自分の行動とそこからの学びです。実績の有無にとらわれることなく、自信を持ってエピソードを選びましょう。

Q:高校時代のエピソードでも大丈夫ですか?

基本的には大学時代の話を優先するのが無難ですが、迷う場合は「高校時代の話になりますが、私の原点となるエピソードをお伝えしてもよろしいでしょうか?」と一言添えるのがスマートです。

企業は「直近のあなた」から入社後の活躍を予測するため、大学時代の話のほうが活躍イメージが浮かびやすい傾向があります。

どうしても高校時代の経験を伝えたい場合は、「高校で培った〇〇という強みを、大学での〇〇という活動でさらに磨きました」など「今」につながる一貫性を示せると良いでしょう

部活をテーマにしたガクチカ例文を参考にして高評価を得よう

この記事では、就活会議に寄せられた内定者の選考体験記から、部活の経験をテーマにしたガクチカの例文を紹介しました。

大切なのは、組織内でどんな役割を果たし、課題に対して自分なりにどう行動したかという「過程」を明確に示すことです。

この記事で紹介した例文や作り方を参考に、部活を通じて培ったあなたの強みが効果的に伝わる、自分ならではのガクチカを作り上げましょう。

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この記事の編集担当者

佐藤 美空

大学卒業後、就活会議のグループ会社であるポートに新卒入社。約1年間キャリアアドバイザーとして文系学生の就職支援をおこなう。就活生時代にポート運営の就活メディアを活用した経験から、「今度は私が就活生の役に立つメディアを創りたい」という思いでライターに転身。現在は就活会議のライターを担当している。

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編集責任者

江副 裕斗

大学卒業後、2018年にパーソルキャリアに入社。中途人材紹介事業において、4,000名以上の求職者と100社以上の企業を支援。2022年に就活会議のグループ会社であるポートに入社。キャリアアドバイザーとして学生の就活支援に従事し、新規事業である就活会議エージェントの立ち上げにも参画。現在は約100名規模となるキャリアアドバイザーグループの責任者を務める

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