私が交換留学から帰国後に、一年間のみの単位外でのゼミ活動参加を認められた経験です。
留学先での勉強を通じて、途上国経済について専門性を持って勉強をしたいと強く思うようなり、ゼミ活動にぜひ参加したいと考えていました。しかし年度途中で復学をする私は、3年生からの参加という学部の通例には当てはまらない状況にありました。実際に教授自身の要求も「卒論制作が間に合わないから」という理由で3年生からの参加でした。そこで、ゼミ参加を認めてもらうために「卒論制作が間に合わない」という教授の懸念解消を試みました。まず、当該ゼミに参加する生徒にコンタクトを取り、活動内容についての情報を収集しました。すると活動内容に関して①「3年生前期は統計ソフトについて集中的に勉強すること」②「夏季休業の間に卒論のテーマを各自が設定すること」という2つの事実がわかりました。この事実から、教授の懸念の根底には「論文作成前の準備時間の不足への懸念」があり、自主的な解決が可能であると推論しました。そこで、自主的な勉強によりソフト操作の基礎を身に付け、また留学での勉強を振り返ることで自身の興味を明確にし、「日系企業の海外進出戦略の成功要因」という卒論のテーマを見つけ出しました。そして、「準備を進めたこと」に加え「3年生後期は単位外ながら自主的にゼミ活動に参加したい意向」を教授に伝えました。その結果、「拒む理由はないな」と言っていただき、参加が認められました。現在は教授の指導の下、途上国環境について集中的に学んでいます。
続きを読む