私は、研究室初となるシミュレーション手法を用いて研究を進めていたため、手法を理解するだけでも膨大な時間がかかってしまい、研究の成果を出すには時間が足りないという状況に陥りました。そこで私は、周囲と協力することで効率よく研究を進めることが、成果を出すために必要だと考え、自ら積極的に議論をしに行くことと、メンバー同士による情報共有を心がけました。具体的に、前者に関しては、以前一人で問題を抱え込んで失敗した経験を生かして、研究で行き詰まった際には教授や他のメンバーに相談することで自分の視野を広げ、新たな解決策を導けるようにしました。また、シミュレーションの不具合を効率よく解決するために、発生した不具合を洗い出し、定期的に報告して改善策を考えることで、限られた時間を有効に使えるように意識しました。後者に関しては、同じ材料を研究対象とするメンバー同士で、その材料に関する論文を全員で共有することを提案し、それぞれが研究を進めるために必要な情報を効率的に収集できるようにしました。以上より、手探り状態で始めた研究でも、周囲と協力することで、成果を出すことができ、学会発表までたどり着くことができました。
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