18卒 本選考ES
技術職
18卒 | 大阪大学大学院 | 男性
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Q.
志望理由。
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A.
化学工学の知見を活かすことのできる企業の中でも、日本最大の化学メーカーである貴社では、化学の力で世界に大きな影響を与えられると考えたからです。また、経営統合という大胆な決断を下し、化学業界に変革をもたらそうとする考え方に共感しました。貴社でなら、幅広い事業に携わり多様な技術に精通するだけでなく、挑戦的な仕事ができると感じました。そして、多くの経験をもとに会社全体を俯瞰する立場の技術者を目指します。 続きを読む
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Q.
職種志望理由。
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A.
決して一人では動かせない巨大なプラントを、多くの人と協働しながら運営する生産技術職に強い魅力を感じているからです。多分野や幅広い年代の方々と関わることができるため、多角的な考え方が身につき自己の成長に繋がると考えています。また、素晴らしい発見も製品化できなければ人々の暮らしを豊かにできないと考えています。そのため、研究者の発見を世の中に送り出す役割を担うプロセスエンジニアに特に関心があります。 続きを読む
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Q.
研究概要。
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A.
私は、実験室で起こる現象をコンピュータの中で検証しています。研究対象は、蛋白質の構造変化です。蛋白質は酵素反応など様々な機能を発現し、生体現象において重要な役割を担います。蛋白質の機能は、その構造と密接に関連していますが、熱により構造が変化し機能を失います。しかし、その詳細なメカニズムはわかっていません。また、変化後の構造予測も実験だけでは困難であり、長年の課題となっています。そこで、本研究では、蛋白質の細かい動きがわかる分子シミュレーションを用いて、構造が熱によってどのように変化するかを解析しています。構造形成と環境効果の関連性に着目し、相互作用成分ごとに分割したエネルギー解析を行っています。研究には既存の技術であるエネルギーの計算手法に加え、独自の相関解析を行い、解析の一部には自作のプログラムを用いています。構造変化の要因を突き止めることで、構造の安定性を高める方法がわかると考えます。本研究では、実験では困難なミクロな視点から解析する新しい手法を用いて蛋白質の構造制御を目指しており、創薬への応用が期待されます。現在、構造変化に支配的な相互作用成分の特定にまで至っています。今後は、蛋白質の構成単位ごとの影響にまで掘り下げ、構造と環境の繋がりを系統的に網羅する予定です。本研究は、構造予測および構造制御法確立の第一ステップとして意義深いと考えています。 続きを読む
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Q.
考えて行った解決手段とその背景(発想)について。いつ何に気づいて何を考えたか詳しく。
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A.
私は研究を進める中で、消去法により結論付けている部分に疑問を抱きました。構造の安定性を規定する要素の内、他の要素が原因でないため残りの要素が原因であるという結論は少し強引であると感じました。そこで、明確な根拠を示すために定量的な解析をしたいと教授に申し出ました。しかし、既存のツールでは精度の良い解析はできないと判断し、自作のプログラムを用いた解析が必要であると考えました。そこで、論文を探しプログラミングの勉強を独学で始めました。学会を控えており、補助データを出しながらのプログラム作成は困難が予想され不安もありました。実際、作業は難航し何度も壁にぶつかり、想像よりも時間がかかりました。同時に、結果を出さなければというプレッシャーも大きくなりました。その中でも、冷静に目標へ向けた計画を練り、一人では困難なことは他研究室にまで足を運び教えて頂きました。絶対に納得のいく結論で学会に臨みたいという強い意志を持ち、周りの協力のもと挑戦し続けた結果、結論を定量的に示すことができました。またこれを機に、創設直後で制度が整っていなかった研究室でプログラミングの勉強会が開かれるようになり、周りにも良い影響を与えることができたと感じています。現在は更なる精度向上のため、他大学と共同研究を行っています。主体的に行動し責任と粘り強さを持って成功を掴みとった経験は、社会人として働く上でも役立つと考えています。 続きを読む
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Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて自己PR
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A.
私は友人とイベント企画サークルを立ち上げました。立ち上げの動機は、互いの好きな活動の共有を通じて視野を広げたいという思いでした。そこで、毎回の活動内容を自分たちで決めるサークルを立ち上げました。しかし、思うように人が集まらなかったため、皆で話し合い広告の改良や座談会を繰り返しました。その結果、60人を超える参加者を集めることができました。スポーツを中心に活動し、他のサークルでは経験できない様々な経験をすることができました。サークル内で私は、話し合いで活動内容を決める際に、意見をまとめ方向性を示す役割を担っていました。サークルの立ち上げ・活動の経験から、「問題解決能力」と「意見をまとめる力」を養うことができました。これらの能力は、他分野と協働しながら潜在的なニーズを解消する上で役立つと考えています。また、多くの人と関わり、自分からは挑戦しないような活動に参加することで視野が広がり、新しいことへ挑む意欲が強くなりました。さらに、サークル活動に注力する一方で、勉学も疎かにしないためには計画性が大切でした。常に先の予定を考え、効率よく余裕を持って物事を運ぶよう心がけました。その結果、人との関わりを大切にしながら学部を上位10%の成績で卒業することができました。大学院の研究においても、このチャレンジ精神と計画性を活かして独自の解析にも果敢に挑戦し、学会で発表できるほどの成果を上げています。 続きを読む