高校三年生の時に所属していた新体操部で団体戦に参加したことです。実の所、私の入部のきっかけは文化祭での部のステージ発表に出ることでした。その上、団体戦は一人のミスが全体に広がり、仲間に迷惑をかける可能性がありました。その為、出場には消極的でした。しかし、周りからの後押しがあり、団体戦への出場に挑戦することに決めました。
ただ、一度部活を離れていた時期があったため、仲間との実力差を埋める必要がありました。私はその差を埋めるべく練習をより強化しました。部活が休みの日は、ランニングや柔軟をして体づくりをしました。それ以外にも新体操は手具という、手に持つ器具を使って演技しなければなりません。なので、部活ではその手具操作の練習を、重視しました。結果として、団体戦の競技時間である、二分半を踊り続けられるほどに体力をつけることができ、柔軟では180度開脚ができるようになりました。特に、手具に関してはメンバーの前でお手本を見せられるほどに上達しました。功を奏して団体戦において大切な「足並みを揃える」ことができるようになりました。技術面の向上だけでなく、精神面においての成長もありました。団体戦特有の結束力や協調性、他人を取り巻く自分の責任、まずやってみよう!という挑戦力を思いがけず学びました。それから一番得たことは苦手を克服したことでした。私の苦手は「すぐつらいことから逃げる」ことでした。一度部活を辞めたのは厳しいトレーニングや人間関係のしがらみに耐えられなかったからです。ただ、今は、逃げたくなった時に「続けるからこそ得るものがある」と考えることで、思い留まることができると知りました。団体戦出場でつらい練習に耐えることが出来ず、よく考えもせず辞めた私は“逃げない”ことを学びました。
この挑戦で得た学びは、これからの社会人生活に活かしていきたいです。
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