私は大学で所属している学園祭実行委員として、例年問題となっていた団体の部員不足改善に力を入れました。私がこの問題に取り組もうと思った理由は高校の時に所属していた吹奏楽部で、いい舞台を作るためには多くの人の力が必要であると実感したからです。
当時私は部活内で演奏会の統括を担う役職に就いており、演出で使用する小道具や舞台構成案などの資料作りと並行しながら演出指導をすることに苦戦しました。しかし部活終了後に小道具製作を手伝ってくれるなど周りの部員の協力もあり、無事に演奏会を成功させることができました。このことから私は、自分一人の力で考えることも大切ですが、周りと力を合わせることで活動の幅が広がり、より大きな素晴らしい舞台を作ることができると学びました。
その為、大学に入学後、学園祭実行委員として学園祭をより盛り上げ、多くのお客様に喜んでもらうために私ができることを考えたとき、今まで手薄になっていた新入部員勧誘活動に力を入れ、団体の活動の幅を増やすことが大切だと考えました。しかしそこには一つ問題がありました。これは例年勧誘活動が手薄になっていた原因でもあるのですが、大阪教育大学では5月に新入生中心の学園祭が開催され、私たち学園祭実行委員会は3月から準備に取り掛かります。その為4月の新入生勧誘期間には人手を割くことができないことです。
しかし私は、学園祭の準備で忙しい期間は最も団体が活動的に動いている時であり、本来の団体の様子や魅力を新入生に伝えることができる機会だと考えました。そこで人員を必要としないSNSを利用した勧誘方法を提案し毎週、このような団体の活動風景をSNSを通して配信したほか、月に1.2度は活動後にご飯会などの部員と新入生が交流するイベントを開きました。これはその時の写真です。前年度までは、新入生勧誘期間に一度部室で新入生を対象とした役職紹介を行うだけだったのですが私達の代ではイベントを通して部員の人柄を含めた団体の魅力を積極的に発信しました。
その結果前年度の約1.7倍である19人の新入部員を勧誘することができました。
またその年の11月に開催された、外部のお客様を招く大きな学園祭では、人員が増えたことで装飾物をより華やかにすることができ、多くのお客様に喜んでいただける学園祭を作ることができました。
この経験から私は、既存の方法に縛られず、仲間とともに新しいことに積極的に挑戦する姿勢と、その場の状況を把握し、柔軟に対応する大切さを学びました。
この経験は仕事の場でお客様と関わるうえでも大切にしていきたいと思っています。
(事前に電話で許可を頂きPPTを使用しました。)
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