私が学生時代に力を入れたことは個別指導塾のアルバイトです。この経験を通じて相手の立場に立って物事を柔軟に考え、解決策を導くことができるようになりました。
私は、中学・高校時代に友達に勉強を教える機会がありました。自分の伝えたいことを言葉で相手に伝えるということは思った以上に難しいことでした。しかし、相手が自分の伝えたいことを理解してくれて、「おかげでこの問題が解けるようになったありがとう」と感謝されたとき自分も嬉しく感じました。そのため、コミュニケーションを通して、人の理解の手助けのできる塾講師のアルバイトを始めました。
最初は授業準備に手が回らず、生徒の理解しやすい授業をすることができていませんでした。どのようにすればわかりやすい授業ができるのか自分なりに考えた結果、次の2点を行いました。
1点めは、生徒アンケートを参考にすることです。当塾では、授業が終わった際、生徒に授業に関するアンケートを書いてもらう時間を設けていました。そのアンケートでは、生徒がどれくらい理解できたのかどこが理解できなかったのかなど自由に記載でき、生徒の率直な意見を知ることができました。そして、それをもとに生徒の理解が不十分であった箇所については、他の先生数名に、まず私に解説をしていただくようお願いしました。その後、その中で特にわかりやすかった解説を次回の授業のはじめや授業外の時間を使って生徒に伝えるということを行いました。
2点めは、授業準備に時間をかけることです。はじめは授業開始10分前に塾に行くようにしていたのですが、それだと一通り問題に目を通すことに精一杯で理解しやすい授業ができていないことに気づきました。そこで、授業開始30分前に塾に行き、どのように解説するか、解説の流れを考えた上で授業に臨むようにしました。
そうすることで、問題に対する自分自身の理解を深めることができ、そのことが生徒の理解できていない箇所を把握することにつながりました。そして結果的に、生徒アンケートではわかりやすくなったという意見をもらうことが多くなりました。
塾講師のアルバイトを通して、課題を解決するためには周りの声に耳を傾けることの大切さを学びました。また、生徒からの評価がよくなかったときはそれをよくするためにどうしたらいいのか原因を探り、解決することの重要性を認識しました。
貴社の業務でも困難にあったときはまず自分で原因を探り解決し、乗り越えていきたいです。
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