私が学生時代に一番苦労したことは、保育園の設計課題で、経済と環境を考慮した新しい提案を形にすることです。「将来建物省エネルギー化を推進したい」という思いから、「環境と経済」をテーマに取り組みました。少子化社会の中で、保育園が閉園する可能性を視野に入れた時、次に他の施設としてもそのまま利用出来ると、環境負荷や顧客の経済負荷を低減出来ると考えました。しかし、元から転用を視野に入れて設計された事例がなく、自身で新しい型を提案する必要がありました。そこで私は建物を転用する上での課題を調べ、その欠点を取り除くことを目指しました。調べる中で決まりきった壁の配置が大きな制約を生み、またコストがかかる原因ではないかと考えました。そこで、室内、室外の両方に使用可能な「中間領域」と呼ばれる空間を設け、その空間を柔軟に使用することで、低コストで転用できる事を提案しました。この結果、教授や建築士の方から長期的な目線で物事を考え、新しい型を考案した点を評価され学内で1番高い評価を得ることができました。
この経験から物事を単体ではなく、それを取り巻く環境も踏まえて長期的な視点で考えることの大切さを学びました。また、貴社ではこの長期的に物事を考える視点を活かして、1つの契約が15年と長く続くお客様に最適なシステムやプランを提供できる技術営業として活躍したいと考えています。(544字)
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