最終面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】ロビーで暫く待ったのち、面接会場に移動して面接開始であった。面接官は決して不愛想ではなかったが、きわめてクールな印象を受けた。【あなたの大学時代の経験についてお聞かせください。】声楽で、合唱団での活動です。当団は校歌と共にうまれた合唱団です。1年に4回ある演奏会を中心に、紅白歌合戦をはじめとした依頼演奏活動を行っています。その中で私は指揮者をつとめております。活動を通し、伝統を見つめなおすことで変化を起こす経験を積んでまいりました。例えば2016年4-7月に行った新入生練習です。私は練習の計画と実行を担当しました。ここで、3段階の「変化」を起こしました。まず、暗黙の了解と化していた練習の目的/目標を明文化しました。例えば新入生練習で一番大事な目的は「合唱団を知ってもらうこと」としました。すると、上級生は気張らずにふるまえるようになりました。例えば練習が厳しいといった不都合な点を変に取り繕うことなく、聞かれれば素直に答える余裕ができました。結果、中途離脱者が例年の半数以下の3名に抑えられ、合計35名の新入生を迎えることができました。ビジョン・団員の姿勢・結果の順に3段階の「変化」を起こした経験を得ました。【大学時代に学んだことをお聞かせください。】主専攻(ゼミ)では、「異文化論」を研究しております。異文化論とは、異文化理解と受容が起こる実際の場において取りこぼされる要素とそれに対して伝達者が可能な工夫を調査し、より効果的な伝達法とその可能性を模索するものです。私のゼミでは卒業論文(ゼミ論文)執筆をもって研究の区切りとします。この論文テーマとして、現時点で2つの候補を考えています。1つめの候補は劇本です。劇本とは演劇における台本のことですが、単一の作品を幾つかの言語の翻訳版をもとに比較します。それぞれの訳者の持つ文化背景の差異と異文化理解の差異との関連を考察したいと考えています。ゼミの指導教員が演劇翻訳の一線で活躍する訳者であり鋭い助言が受けられると推測されることが候補とした理由の一つです。2つ目の候補は音楽です。具体的には指揮者によって生じる同一作品の演奏への差異から、人間が物事を理解する過程とその個人差を考察します。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】1対1でコミュニケーションが取れるかどうかまず評価の対象であるとは感じた。他にも評価ポイントはあるとは思うのだが、面接官の表情の変化などが乏しく、何が評価の対象となっているのかよくわからない部分が多かった。
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