お笑い養成所での経験を活かして、演者側の気持ちも汲み取ることができること。
私は大学三年次にお笑い養成所に通っており、養成所生活においていかに教務の方や講師
の方の言葉一つ一つが演者側に大きな影響を与えるかを強く感じました。私自身、相方に解
散を切り出されて解散した時や、ネタが思い浮かばなくて行き詰っているとき、教務の人が
ずっと背中を押してくださり、とても励まされました。ライブ前で緊張しているときも、毎
度背中を押していただき、教務の人の偉大さ、そして影響の大きさを自分自身心から感じて
おります。また講師の方にも、「 そのネタ面白いね」と褒めていただいたときはとても嬉し
かったし、「 これはもっとこうしたほうがいいんじゃない」と更にアドバイスを頂いたとき
も、もっともっとネタ作り頑張ろうとモチベーションの向上につながりました。
しかしそれに対して、別の講師の方の何気ない一言に心から傷ついたこともあります。ネ
タ見せの授業で、ネタには関係のないセクハラやモラハラまがいの言葉です。講師の方にと
っては、何とはなしに放った言葉かもしれませんが、私にとってはとても辛い経験でした。
もちろん、アーティストは、褒められるだけでは成長しないでしょうし、私もあの辛い経
験があったからこそ悔しさをバネにして頑張れたのも事実です。私は養成所での生活を通
して、教務の方や様々な講師の方の意見をもってして一人の表現者は成長することができ
るのだというこを学ぶことができました。
だからこそ、私は御社においてこの先芸能界を目指す新たなアーティストの方たちに、自
身の養成所の嬉しかった経験、辛かった経験を活かして「寄り添うマネジメント」をするこ
とができます。また、気持ちを汲み取れるからこそ、彼らが「どうすればもっと成長できる
のか」「 どうすれば売れるのか」を近い距離で感じ取ることができます。最短距離で才能を
見出すことができます。
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