お気に入りの服を着たり、お気に入りのものを身に付けると気分が良くなります。ファッション雑誌はそんなアイテムに出会うきっかけを与えてくれるものだと思っています。そのため、読んでいるととてもうきうきした気持ちになります。しかし、私は定期購読しているファッション雑誌はありません。なぜならファッション雑誌は、広告費から作られているため、アイテムを売ることを目的としている感じが否めなく、どうしてもカタログにお金を払っているような気がしてしまうからです。そのため私は本体価格を少し上げても、読者を中心に考えた雑誌を作りたいと思っています。
出版業界は大きな変革の時を迎えていると思います。デジタル化が急速に進んでいるため、紙の本の売り上げは減少しています。しかし、出版業界の役割であると考えられる「新しい価値の創造」と「伝える」ということは、世の中で必要とされていることだと考えます。そこで私は、紙とデジタルのそれぞれのメリットを活かしていくことが、出版業界に求められている重要なことではないかと考えています。紙のメリットは、長期保存が可能だということ、ページをめくるだけで様々な情報を手に入れられること、紙面の大きさを内容に合わせることができること、ポスターや地図などの付録を付けられることなどがあります。デジタルのメリットは、情報提供のスピードが速いこと、いつでもどこでも見られること、文字や写真だけでなく動画など幅広い表現方法を用いることができること、知りたいことが明確であれば容易に調べられることなどがあります。このようにそれぞれのメリットを踏まえた上で、内容に合った媒体を用いて伝えていくことが今の出版業界に求められていることだと考えます。さらに、雑誌に動画が見られるQRコードを載せるなど紙とデジタルを融合させて、双方のメリットを活用する方法もあると思います。
出版業界がこれまでやってきたことだけをやっていて、生き残っていくには厳しい時代になりました。だからこそ今、出版に関わる人たちがすることは、今後の出版業界を発展させることも衰退させることもできると思います。私はぜひ出版業界の発展に貢献できる人物になりたいと考えています。
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