最終面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】5人【面接官の肩書】理事長/人事部長/不明/不明/不明【面接の雰囲気】面接官はなるべくフランクな雰囲気での面接を心がけているようであった。しかしながら、質問に関しては固めなものが多く、全体としては厳しめの雰囲気であった。【なぜ一貫して高校から大学の系列校に所属し、現在もその系列校に所属しているのか。】私は一貫して食品の安全性、機能性に関する研究を行いたいという強い意志があり、それを実行するためにこのような進路を選択致しました。高等学校ではそれらを学ぶ礎となる、生物及び化学の知識の獲得に邁進しました。そして大学進学後は食の安全性の知識をベースに、緑茶カテキンなどの植物化学成分の栄養機能性について学び、研究を進めてまいりました。この過程では学問に対する継続した努力が認められ、学部総代表賞を受賞したり、緑茶カテキンに関する栄養機能性について、いくつかの学会発表を経験することが出来ました。このようにして得た食に関する知識やノウハウを御会の食品分析やコンサルティング業務へと活かしていきたいと考えます。【自らの研究について高校生にわかる程度で私どもにお話してください。】近年我が国では、健康寿命の延伸に寄与する食品成分の探索が求められています。このような背景を踏まえ、私はSMP30というたんぱく質に着目しました。このたんぱく質は肝臓において抗酸化機能を発揮し、肝機能の維持に重要な働きを担う分子ですが、加齢に伴い、その量が減少することが報告されています。そこで私はSMP30の発現を上昇させる食品成分の探索を行うことで、健康寿命の延伸の実現に向けた研究を展開しています。研究の結果、「緑茶カテキン」が肝SMP30を活性化することで、抗酸化機能を発揮することを新たに見出しました。現在は、SMP30の発現調節を介する緑茶カテキンのアンチエイジング効果を評価するために、老化モデル動物を用いた検討を進めています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究内容のプレゼンや学会活動などの実績から、実験に対して真面目に取り組む姿勢が評価されたように感じた。また、HACCPという食品製造における衛生管理システムについての資格を有しており、今後、HACCPコンサルティング業務にも携わってくれるだろうというプラスの評価も頂けたように感じる。
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