【自律と独立への一歩】【20卒】税理士法人名南経営の夏インターン体験記（文系/税務コンサルタント）No.5844（名古屋大学/男性）（2019/4/17公開）

当時は就職活動を始めたばかりで、業種や、職種、勤務地などは一切絞れていなかった。大学の友人がインターン等に申し込みを始めていたのでとりあえず自分も何かしないといけないと思いなんとなく探し始めた。ただ、自分の中で「企業に依存するのではなく、自律した人間になりたい」とは感じていた。その中で個人の裁量が大きく、独立をしたり起業しているイメージが強い「コンサルティング」職に興味を抱くようになった。なので、移動がなくコンサルティング業務が体験できる名古屋の企業でインターンをしてみたかったのが一番の動機。

選考はエントリーシートと、会社で行う筆記試験(玉手箱系)だった。エントリーシートは初めて書いて質は良くなかったと思うし、筆記試験の対策は一切していないし、全然できなかったけど通った。コンサルティングのインターンのほうに参加していたので社風や、業務の外観は理解していた。また、専門的に会計を勉強していた時期があって素養はあった。

税務コンサルティングの実務体験

1日目にやったこと

税理士事務所ということで、財務分析に関する講義。コンサルティング業界や、就活全般に関する内容もあった。講師は若手社員の方。次の日にクライアントに同行するのでビジネスマナー研修もあった。

2日目にやったこと

実際に、会社のクライアントに同行した。社員の人にずっとついて回っていた。会計の知識があったので守秘義務の範囲で帳簿の突合せを行った。ミーティングにも同席した。会食もあった。

3日目にやったこと

財務分析のおさらいをした後にSWOT分析の講義、午後からは経営支援の体験ワークを行った。半分は一人で考え、グループで話し合う機会があった。プレゼンを行いフィードバックをもらった。

若手社員

なし

期末の税金の支払い額を修正していた際に「会計だけでなく、法人・所得・消費税のことやそれ以外のこと新聞やネット等で勉強し、総合力で社会人として勝負していくこと。今のうちのインプットを蔑ろにしないことが会社に入ったあとのスタートダッシュに繋がる上に、これからのベースになる。」と仰っていたこと。

2日目のクライアント同行は、インターン生が自分ひとり、社員の方1人で同行した。事前に連絡は言っていたものの基本的にアウェーだった。実際雰囲気はものすごくピリピリしていて終始リラックスするタイミングがなかった。時間も当初の予定を大幅にオーバーした。良くも悪くも実際の勤務に近かった。

決算整理の現場に実際に立ち会い、実務に関する様々なことを社員の方に教えていただきました。以前、専門学校に通い、会計の専門的な勉強をしていたのですが、机上で習得したことが実際にどのように使われているのか、どのような違いがあるのかを学ぶことが出来ました。実際に出向いて現場の従業員の方からお話を伺う中で人と人との関わりの中でより良いものを作り上げていく過程を見ることが出来たのは非常に良い経験でしたし、魅力を感じました。

もうすこし、就職活動の軸を絞ってコンサルティング業務の外観をつかむという意識があったら、他社や他業界との比較ができたと思う。

仕事に関しては、私自身も熱意はあるし社員の方も非常に意識が高い。しかし、労働時間に関して非常に生産性が悪く、そこに美学を感じていて改善しようとする気がない点で体質が古い、未来がないと率直に感じてしまった。平気な顔をして80時間残業しているといっていて正直引いてしまった。

労働に関しての価値観がまったく合わないと感じたから。泥臭くやることは大事だけど減らせる業務は減らしたいと思った。また、自分は将来企業を考えていて企業にも、業務にも成長にスピード感を求めていたから。副業をしたり、フレキシブルに動きたいと感じていたから。

労働に関しての価値観がまったく合わないと感じたから。泥臭くやることは大事だけど減らせる業務は減らしたいと思った。また、自分は将来企業を考えていて企業にも、業務にも成長にスピード感を求めていたから。副業をしたり、フレキシブルに動きたいと感じていたから。自分には合っていないとわかったから。

社員の方もインターン、OB訪問等は選考に一切関係ないとは言っていた。とはいえ、実際の業務にやっていることに近い内容のインターンは企業分析、業界分析に役に立つし、参加すればするほど、顔を覚えてもらって心証が良くなるのは当然。

とりあえず「コンサルタント」になりたいくらいの認識だった。今は全く違うけど、東京に行っても自分はなじめないだろうし、東京のコンサルは能力的にも厳しく名古屋で就職したいと考えていた。自分の中で世界と可能性を狭めていたので、インターンの心証が良ければ名古屋で最も魅力だと感じていたこの会社の選考を受けたいと考えていた。

インターンで、あまり感触が良くなく、名古屋に絞らず、勤務地を東京にも広げた。業界もコンサルティング業界以外も見るようになった。結果的に、東京で就職活動を行った。様々な土地で様々な業界を見て、遠回りになったけど視野を広げてフラットに見れるようにはなったと思う。自分の中で納得のいく就職活動ができたと思う。