【学生の人数】1人【面接官の人数】4人【面接官の肩書】代表取締役/人事【面接の雰囲気】役員面接ということもあり、入室時にかなり緊張感を覚えた。しかし実際の面接は圧迫、厳しめということはなく、自然体で臨めたと思う。【能楽について、どうして能楽をしようと思ったのか。】私が能楽を行おうと思ったのは、「今しかできないことをする」という信念からです。私は高校時代に少林寺拳法部に所属していました。部では主将を務めインターハイにも出場しましたが、この入部動機も「今しかできないことをする」というものでした。また、私は先生に師事し、多くのことをとことん極めたいと考えています。高校時代に少林寺拳法部に所属していたのも、大学で能楽を行ったのも、自分からなにかアクションを起こさなければ絶対に成長しない環境に身を置き、先生の鋭い指導によって自己を鍛錬していきたいという向上心からです。もちろん、一度きりの人生ですので出来ることは限られていますが、「身体」と対話する古くからの伝統に触れ、温故知新として自身のアイデンティティーを確立したいと考え、私は大学時代の部活として能楽部を選びました。【同時に二つの仕事を振られた場合、あなたならどのようにこなしますか?】私の場合ですと、まず簡単なタスクから取り組み、そのタスクが8割方完成するところまで至ったらもう一方のタスクに取り組みます。なぜなら、二足の草鞋を履くことでどちらのタスクも達成できないという状況になれば、本末転倒になると考えるからです。(以上の回答を受けての質問)社会人は、同時に二つ以上の仕事をこなさなくてはならないことのほうが多い。少し質問は変わりますが、あなたは同時に二つ以上のタスクに取り組んだことはありますか?(上の質問に対する回答)はい。私は高校生のとき、部活と受験勉強を同時に抱えていたことがありました。インターハイが高校三年生の夏に開催されたため、受験勉強と部活動とをうまく両立させる必要がありました。しかし当時の私は要領が悪く、どうしても片方に偏ってしまうことが多かったと記憶しております。先ほど回答した仕事の進め方も、以上の体験が基となっての回答であると考えます。しかし、社会人としては一つのことのみに集中してはいけないということを改めて知ることができました。これからは単眼としてではなく複眼として多くの事柄に取り組みたいと考えます。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】役員が三人いるという環境に気圧されることなく、胸を張りはっきりと自分の意見を言えたことが功を奏したのではないか。自身の当初の回答に拘泥するのではなく、「そのような考えもあるのですね。大変勉強になりました」」と臨機応変に対応できたことも評価されたのではないでしょうか。
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