【地域密着×国民支持の報道】【22卒】日本放送協会の学生からの評判・口コミ <No.543>

【社員から聞いた】日本で唯一の公共放送機関として、日本全国の様々な地域に赴き、地域密着型の報道に携わることができます。また、中央(東京などの首都圏)に勤務すると、警視庁や国会、官公庁などの担当を受け持つことで専門性を磨くことができることに加えて様々な人脈の形成にもつながるそうです。そして、首都圏で受け持つ案件は、地方の密着型ではなく日本全土を巻き込むトピックであることも多いので様々なスケールの仕事を体感できます。 【本・サイトで調べた】日本全国に支店を有するテレビ放送を担う報道機関はこのNHKが唯一無二の存在としてあります。これは、NHKが半官半民の企業として公共性を有しているためこのような配置になっているそうです。そのため、地域の地域のお祭りなどの小さなニュースから事件や政治などに至る大きなニュースまでを網羅的に取材をすることができる環境が整っています。 【イベントや選考を通して感じた】マスコミを専願的に志望されてきた社員の方が大変多い印象を受けました。社内制度としても、半官半民の企業としては珍しく、若いうちから社員の方ひとりひとりが独立したジャーナリストとしての誇りを持ち、自由な取材活動に励む事ができる社内制度が存在します。そのため、地域の方からのありがとうという声を聞きながら、日々の活動に励むことができることは大きなやりがいになると思いました。

【社員から聞いた】企業規模が大きな会社なので、定例的な人事異動が存在します。その際に特に希望を出していなくても異動の対象となることはあるそうです。これは会社としての、適材適所の人材配置という観点のほかに、取材対象との癒著を防ぐなどといった公共性が重視されているNHK独自の理由が存在します。しかしながら、自己の都合が全く考慮されないわけではなく、社内公募に似た制度も整備されています。 【本・サイトで調べた】担当する部署によってキャリアアップに差異が生じないような社内制度にはなっていますが、どうしても多少の差異が生じてしまうと言った現実が存在するようです。具体的には、中央(首都圏)において、政治や経済を担当した記者はキャリアアップに有利になる傾向があるようです。しかしながら、これらの部署は専門性を有したベテランが配置されることが多いので、このような傾向は致し方ないのかもしれません。 【イベントや選考を通して感じた】就活以前は、非常に硬直的な企業のイメージがあったのでキャリアアップについても公務員と同様にジョブローテーションを通してゼネラリストとしてのキャリアアップになると思っていました。しかしながら、ジャーナリストとしての専門性も重視される時代において組織としても変革を迎えつつあり、特定分野のスペシャリストとしてのキャリアアップの機会が人事異動の際の公募制度などからも見てとることができました。

【社員から聞いた】日本の地上波放送において、唯一受信料を徴収して報道を行う公共放送として、これからも影響力は残り続けることが予想できるそうです。しかしながら、テレビ離れと言われるようにテレビの設置率の低下などの要因から決して楽観的な見込みは会社としても有していないそうです。これからも、国民の皆様から徴収した受信料を納得していただける形で還元できる報道機関を目指すことが目標だそうです。 【本・サイトで調べた】スマートフォンなどの台頭に伴い、若者のテレビ離れは最近注目されていますが、それ以外にもマスコミに対する不信なども近年のNHKに対する風当たりに影響しているようです。NHKは公共報道機関として、中立な報道が求められるとの意見も多いですが、テーマにしっかりと踏み込んで、会社内で定めた報道スタンスに則った踏み込んだ報道というものも今後は増えていくことが予想できます。 【イベントや選考を通して感じた】私は、NHKは半官半民の公共報道機関として中立な報道をするものとばかり考えていましたが、近年のテレビ離れなどのテレビ局を取り巻く状況の変化からテレビならではのネットワークを生かした踏み込んだ報道という姿勢がとられているということを知ることができました。また、インターネット網を利用したオンデマンド配信など、事態に沿った変革がこれからも求められる業界であることは間違いないでしょう。