【世界の農薬最前線で戦う】【23卒】住友化学株式会社の学生からの評判・口コミ <No.1418>（京都大学大学院/男性）

【社員から聞いた】住友グループ全体で「自利利他・公私一如」を掲げていることから，社会貢献をやりがいとする社員が多い．農薬事業では一剤の開発に10年かかることも珍しくはないが，その分携わった剤が上市された際には大きな達成感を味わうことが出来る．また，事業規模が海外大手より小さいため，一剤あたりの研究開発チームが数人程度ということも珍しくは無いらしいが，たった数人で世界の農薬の最前線で戦っているという実感を持って働くことで大きなやりがいを感じるらしい．

【社員から聞いた】農薬事業は，地球全体の食物需要が今後も伸び続けていくことから，拡大していくと考えられる．住友化学は「バイオラショナル」と呼ばれる，自然から得られた活性物質に世界でもいち早く目を付けている．農薬に求められる安全性が高まっていることもあり，「バイオラショナル」の市場は拡大する見込みで，そこで住友化学はアドバンテージをとれる．一方，海外の競合に対して事業規模が小さい事が弱みである．しかし，住友化学は研究開発力が高く，影響力の大きい特許を数多く保有しているため，今後も戦っていくことは出来るだろう．

【社員から聞いた】住友グループ全体として「自利利他・公私一如」をスローガンとして掲げており，社会貢献志向が強い．住友化学はもともと，足尾銅山の有害物質を肥料に変え，悪いものを社会に役立てようと発足した会社なこともあり，社会貢献志向が一層強い．繊維に殺虫活性物質が練り込まれた長期残効蚊帳「オリセットネット」という製品を保有しているが，これはアフリカなどの貧しい家庭の子供たちをマラリアなどの媒介病から守るためにかなりの薄利で売られている．この事実からも，住友化学の社会貢献志向の強さが伺える．