私は資源、エネルギーを通じ日本に住む一人一人が安心して暮らすことができる社会基盤を生成し、日常を支えられる仕事がしたいと思っています。移動、空調などあらゆる生活の基礎となる資源、エネルギーの供給を安定化するという御構の役割に寄与することで、エネルギーなしでは成長し得ない日本をより発展させていきたいです。
日本は電子産業や材料産業において数え切れないほどの先端技術を持ち合わせ、また世界でも有数のエネルギー消費国であるにも関わらず、資源の自給率は非常に低いという事実には大きな衝撃を受けました。アルミニウムを一つとっても、缶ジュースや硬貨など、身近なあらゆるものに欠かせないのにも関わらず、そのほぼ全てを海外に依存している現状があります。また原油の供給逼迫によるオイルショックの際、日本では物価が高騰し、産業や経済が大きく混乱を起こしたことからも、資源の海外依存は資源の乏しい国にとってリスクになり得てしまいます。遠く離れた国の情勢一つで日本の経済が混乱してしまうことからも、資源の管理、安定化を担う機関は国民の生活の基盤として重要なものになります。
優れた設備、高い技術力を持った企業の製品やサービスなど、日本が世界に誇れるものつくりの現場がいかに大量の資源、エネルギーを土台にしているかを、高専、大学でものつくりを学びながら感じ、日本の産業の発展のためには必ず向き合わなければならない問題であると確信しました。また、それと同時に、資源、エネルギーの安定供給はこの国に住む人達の日常を守るために必要不可欠であると強く思いました。このような思いから、日本の産業を支えるために資源の技術者としてエネルギーの安定供給に貢献したいと考えております。技術者として地球を相手に向き合うようなスケールの大きな仕事ができるのは資源、エネルギー業界こそだと思っています。
また貴構は資源、エネルギー業界の中でも独立行政法人の立場をとっており、より日本という国に近い立場で働くことができます。民間の企業では収益の関係上実施されないが、国民の生活や経済の安定にとって必要な事業を行うことは、貴構にしかできないことであります。日本の産業をさらに進歩させ、よりよい製品、サービスを世界に展開していく過程に携わることができ、国民のための国策の実現という大きな使命感を持って日本の発展に貢献できるのは貴構であると確信し私は貴構を第一に志望いたします。
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