チームとして大きな成果を出す為に最も大事なことは組織の全員がリーダシップを持つことだ。ここでのリーダシップの定義は単に組織を統率することではない。一人一人が目標を達成するために課題を組織全体と個人の課題を徹底的に分析した上で、主体的に行動できることである。また、その行動によって年齢性別関係なく、組織全体にパッションを持たせた影響を及ぼせることも含む。私は体育会〇〇部で2軍幹部として、組織の抜本的な改革により日本一になった経験でこのリーダシップの重要性を感じた。チームはシーズン当初練習試合で敗戦が続いた。外部環境の変化により、競合相手が多様なプレーをする中で固執した戦術を採用していたためだ。私はチームを根本的に変える必要性を感じ、変化に対応できる柔軟な組織を目指した。そこで、個人の強みと弱みを相互に分析し、属性ごとに分類した。その上で海外の強豪校の映像を分析し、チームに合う戦術をOBや海外チームのコーチと複数考案した。戦術の目的・効用・リスクを共有し、後輩と共に練習法を変更した。後輩と練習法を変更した理由は先輩に比べて、斬新な考えができることと若い内から組織貢献という実感を持たせるためだ。戦術変更によるリスクを最小限にするため、会議で戦術シュミレーションを重ねた。結果、連敗を断ち、柔軟な対応ができる組織としてマイナーリーグ日本一になった。全員が課題と向き合い、情熱を持って取り組んだ結果、組織全体が自然と一体感とパッションを持って日本一を掴めた。
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