【未知の金属世界への挑戦】【19卒】パール金属の夏インターン体験記（文系/アウトドア事業部）No.2728（新潟薬科大学/女性）（2018/4/6公開）

大学に来ていたインターン受け入れ企業一覧から、視野を広げるためになんとなくで知らない企業を選びました。金属関係のメーカーではどんな働き方があるのか、空気感はどのような感じかを知るため、業界研究として応募しました。

大学内での選考だったためそこまで門は狭くありませんでした。面接に通るレベルには企業のホームページを確認し、正直に業界研究をするためだと志望動機を述べたら選考を通過することができました。

事務員手伝い

前半にやったこと

事務員の仕事を代わりに行いました。内容はショールームの清掃、皿洗い、データ打ち込み、シール貼り、書類のコピー、カタログの枠組みづくり等。皿洗いや清掃は2回程度でした。

後半にやったこと

前半とほぼ変わりませんでした。データの打ち込みは、最後の２、３日は丸一日同じ系統のファイルを何冊も何冊も打ち込むばかりで変化が無く大変苦痛でした。勝手に出勤し、勝手に休憩をとり、勝手に退勤するという形で、1週間未満のインターンとは思えない内容でした。

なし

全く従業員の方と話す機会はありませんでした。なにも持ち帰らないのはもったいないと思い、ミーティングの様子などを観察していました。商談はショールームと事務室どちらでも行い、3名ほどで商品の検討を行っていました。

ひたすら同じことを繰り返している点です。出社してから退勤するまで、ずっと休むことなくデータを打ち込みました。毎日目と頭が痛く、このような代り映えのない学ぶことのない時間を使うのはもったいないと思うばかりでした。報酬が全くないのも不満でした。アルバイト以上に時間を割いているのに、本当にタダ働きをさせられただけでした。

本当の職場の空気感を体感することができました。従業員の方々の話に耳をそばだてて聞いてみると、どんなクオリティの商品を作っているのかわかるように思いました。働く人の様子を見て、どんな人と働きたいか、どんな人間関係を望むのか、改めて考える機会を頂きました。

当事者の話や、知り合いの伝手で、あらかじめどのような会社かは知っておくべきだと思いました。インターンに対する熱の入り方が会社によって違いますし、それによってどれだけ熱心に採用活動を行っているのか少しは感じ取れると思います。

初日から、指導されずに単独で行動していたので、この会社に入社したらこうなるんだなと、働く姿がはっきり想像できました。大きければいいとか、分野が好きだからとか、それだけで働き甲斐があるとは言い切れないことに気づきました。その後は、会社選びの際に、実際に働く従業員の話を聞いてみるようになりました。

インターン受入れ担当者が最後まで近くにいなかったためです。一緒に同行していたり、たまに様子を見に来るならわかりますが、最初の10分程度しか姿を見ていませんから、評価のしようもないと思います。近くにいたのは最年少の事務員でした。なんの権限も持っていないと思います。

志望度は一気に下がりました。インターンシップは受け入れて頂く分相手に負担が生じるため、できるだけ貢献したいなと思い、業務を懸命にこなしていましたが、結果無賃労働に終わりとても印象の悪いできごとでした。誰からも何も言われずに、入力が終わったファイルを仕舞うのは辛かったです。

会社側も、どんな学生なのかを具体的に知れる分、注目されやすいと思います。ある程度社内の様子が見えるし、志望動機にもつなげやすくはなると思います。社員との会話から会社の様子を伺えるので、会社と学生とのミスマッチが減って、間違った志望先として不合格になることは減るのではないでしょうか。担当者が見ていてくれればの話です。

ＢtoＣのメーカーを視野に入れていましたが、事務所内の様子を見ると考え直したいと思いました。現在は、人が中心になるサービス業やクライアントと直接関わるBtoBの会社を志望しています。何よりも、業界で絞るのではなくどのような社風で従業員の方が働いているのかが重要であると思います。今回メーカーの中でも、志望していない事務職に配属されたためアウトドア業界が選択肢から抜けたわけではありません。事務職は選択肢でないと明確になりました。

業界で絞ることをやめました。どんなビジョンをもった会社なのか、社員は活き活きしているのか、具体的にどんな会社なのかと企業別に研究を行うようになりました。一概には〇〇業界はと括れないと思います。興味のない分野でも、内部がとても素敵で働いていて幸せになる企業もあるでしょうし、分野はドンピシャでも、人間関係や制度が合わない企業もあると思います。