1次面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】6人【面接官の肩書】役員に近いような人たち。若い人は少ない。【面接の雰囲気】面接官が前にずらーっと並び、一瞬引いてしまいそうになる。厳かな雰囲気ではあるが、前後では人事部の方が優しくフォローしてくれるため、少しはリラックスができる。部活の練習に関する質問から入り、穏やかに面接が進行していく。【朝日新聞を購読しているとのことだが、スポーツ欄以外で普段から目を通すようにしているところはあるか。】全てではあるが、私は特に新商品の紹介欄が好きである。新作のお菓子が紹介されていたらすぐにコンビニやスーパーでチェックする。他にも、生活をより豊かにしてくれそうな新商品をみて、自身の生活にも取り入れてみようかな、と考える時間が楽しい。政治や社会面だけが新聞ではなく、4コマ漫画や、このような新商品紹介、広告など、多くの紙面によって構成されているのが新聞であると思う。私みたいに、誰でも読めるような、とっつきやすい記事を好んで読んでいる人は多くいるはず。その人たちが少し視野を広げて、今までは気に留めなかった記事を読み、自身の見識をほんの少しでも広げることができたら、新聞というものは読者にとって存在意義の大きなものになると思うので、このような身近な記事も大事だと考えている。【最近読んだ本について。「陸王」とあるが、詳しく教えてほしい。】池井戸潤さん原作の陸王は、老舗の小さな足袋やがランニングシューズづくりに取り組んでいく話。私は体育学部で学んでいるため、シューズの開発段階の素材に関する描写のところで、大学のスポーツバイオメカニクスの授業で学んだことのあるような素材がでてきた。著者の池井戸さんも多くを学びながら、細部に至るまで手を抜かずに物語を描かれているのだと感心した。また、それとともに、企業とのスポンサーシップに関わる話も多く出てくる。試合の成績1つで物品提供を打ち切ったり、などという話は、大学の陸上部の他の選手をみていると現実的に起きていることである。ランニングシューズの開発と同時に、現代スポーツの企業との関係性に警鐘を鳴らすような作品でもあると感じた。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】かたくなりすぎず、冷静に、具体的に質問に答えることができたことは評価されたと思う。また、スポーツ欄以外に新商品の紹介欄をみて、スーパーやコンビニをチェックする、という話は面接官にも受けがよく、温かい雰囲気でその後の質問に進むことができた。新聞社だからといって真面目に社会問題に切り込むぞ、と意気込みすぎる必要はないと感じた。
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