【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】役員(2人)と社長(読売出身)【面接の雰囲気】まずは控室で人事部のお話から。柔らかく、脱力している。しかしここで緩んではいけない。役員会議室と書かれた部屋に入ると大きな円卓に役員が間を開けて座っている。これだけで少し萎縮してしまう。面接はとにかく硬い。こちらの話を聞こうとするというより、観察されているような気持ち。そして真正面に座った社長がかなり話す。その中からどのような質問が飛んでくるか分からないので聞くこと、そして返しの瞬発力が必要。人間性というより、切り返しができているかどうかを見られていたと思う。【追ってみたい事件は?】高齢者の自動車事故についてです。上京すると全く分からなくなる問題ですが、こうして地元に帰ってきてみると状況の深刻さを痛感してしまいます。昨日姉と一緒に中古車販売店に行きました。すると店の中にはネットには載っていないような商品がたくさん並んでいました。まだまだ地方では車は優秀な移動手段であるし、ライフラインの一つであると感じた光景でした。今後も高齢化が進んでいく中で事故は増えていくと考えられます。首都圏の事故ばかりが取り沙汰されますが寧ろ私は地方の方が危険な環境で注目すべきであると思います。以上のことから、私は交通事故について報道して見たいです。私は地方と首都圏の視点の差を明らかにでき、今後より一層注意すべき内容のものを選んだ。そして何よりも県民に身近な問題であることを言ってみると良い。【周囲からどんな人間と言われる?】「拘りがあり、マニアだね」と言われます。私はアウトドアが好きなのですが、そういった趣味の話になると、待ってましたとばかりに聞かれてもいないことを私は話してしまいます。例えばハイキングやキャンプで着るジャッケット一つとってもメーカーや素材の違い、シルエットや値段、デザインなどを誰かに教えてしまうのです。自分の好きな部分の深く、狭い、ニッチな知識をあまり知らない人にまで話してしまうこともあり、同じ趣味の人には理解されやすいですがその方面に興味が無い人からは煙たがられることもしばしばです。○○くんは学校の勉強できないのに、そういう勉強だけは欠かしていないんだといった旨のこともよく言われます。(一同爆笑)その後「いや、そういうのって個人の趣味だからそっとしておいてほしいよね?」と言われ「本当にそのとおりです!」と答え、また笑われる。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】後から振り返るとやはり地元出身だということは多少優遇されたと思います。数年前まではこの会社は地元出身者しか採用しないようでしたし、県勢について理解があると思われたのでしょう。ですが、それ以上に評価の対象となったのは2番めの質問での答えで場が一気に和んだところです。マスコミはコミュニケーションの仕方を徹底的に見られる業界です。新聞社もそうです。人間性を重視すると言われるのは、本当は(コミュニケーションがとれる)人間性を重視と同義だと思って面接に望んでいます。そんな中で今回、ムスッとして硬そうな印象を受ける役員から笑いを取れたということは、先方の心を動かしたということです。メディアは良くも悪くも人の心を揺さぶる仕事です。面接官はおそらく学生からの揺さぶりを期待している筈です。私はどの段階の面接でも必ず一笑いを取るようにしてきました。失敗することも多くありますが、成功すれば一気に相手との距離が近くなります。更に、後から思いだしても印象に残ると思います。相手や場の雰囲気に圧倒されず、自分の世界を魅せることも評価されたのだと思います。面接官から笑顔を引き出すことなんて小手先の魅せ方の一つに過ぎません。自分の世界をきっちり準備すればきっとうまく行きます。
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