22卒 本選考ES
記者職
22卒 | 慶應義塾大学 | 男性
-
Q.
Q.あなたが人より秀でていると思うものを具体的なエピソードを入れて説明してください
-
A.
人々に寄り添う対話力だ。大学入学時から記者職を志望していた私は、他者との会話から学びや情報を得る能力を高めたいと考え、個人的に靴磨きを始めた。自ら人々に声を掛けて会話をしながら靴を磨き、相手の満足度に応じた金額を頂く活動である。だが、初めは声を掛けても相手にされず、磨けたとしても会話が盛り上がらないことが多かった。そこで私は、以下の二点を意識的に行った。誠意と熱意を明確に伝えることと、相手から多くを引き出して会話を展開することだ。声掛けの段階で、自分が何者か、なぜ靴磨きをしているのかを可能な限り真摯に伝えるようにした。疑問に感じたことや相手の反応の良い話題には、積極的に質問をするようにした。これらの結果、より多くの人と会話をする機会を作り、その内容をより深いものにすることができた。靴磨きを通して自身の対話力に一層の磨きをかけ、稼ぐのが目的ではなかったが、半年後には月収10万円を稼げるようになった。 続きを読む
-
Q.
入社後、第1志望職種で取り組みたいと思うテーマとその理由を教えてください
-
A.
障害者についての報道に取り組みたい。ゼミの活動で、視覚障害を持つ方にインタビューをしたことがある。彼女は、「信号を渡るのは命懸け」と仰っていて、その言葉が強く印象に残った。調べると、音響式信号機は全国の信号機の1割程度である。そのうち約8割が騒音などを理由に稼働を制限されていると分かった。この現状を知り、私は、音響式信号機の少なさと稼働率の低さに驚いた。そして、健常者にとっての騒音が視覚障害者にとっての命綱だと広く認知されれば、音響式信号機に対する人々の否定的な意見も少なくなるのではないかと感じた。障害者の悩みは、未だに広く知られていない。皆がこれを知り、「自分事」と捉えて向き合うことが共生社会の実現に繋がると考える。だから私は、障害者が抱える悩みを人々に伝え、それをもとに議論を喚起するような報道を行いたい。記者として、共生社会を実現するための一翼を担いたいと考える。 続きを読む
-
Q.
過去1年で最も印象的なニュースとその理由を教えてください
-
A.
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が、大会経費を総額1兆6440億円とする第5弾予算を発表したというニュースだ。予算は膨張し、史上最も経費のかかる大会となる。私はこれを知り、戦後復興を世界に示した1964年大会の成功体験だけが、人々を五輪に駆り立てているのではないかと感じた。開催することだけが目標になっていて、開催を通して達成すべき目標の設定がないがしろにされているのではないか。大会の開催自体が危ぶまれるまでに新型コロナウイルスが猛威を振るっている今、人々が真に求めているのは、かつてのような成長への夢ではなく、末永い持続可能性への信頼だろう。開催に舵を切るならば、当初目指した「コンパクト五輪」を実現すべきだ。持続可能性への信頼を体現するような大会を作り上げ、それを今大会のレガシーとして後世に残すことを目指すべきだと考えさせられたため、印象に残っている。 続きを読む
-
Q.
今まで一番困難な経験を書いてください。その困難をどうやって乗り越えましたか
-
A.
高校の野球部で、レギュラー獲得を目指した経験だ。小学3年から野球を初めながら中学では続けなかった私は、そのブランクをなかなか埋められず、二年生まで公式戦に出場したことがなかった。最後の夏の大会はレギュラーとして迎えたい。その強い思いから、代の入れ替わりと共に心機一転し、自らに厳しい練習を課すようになった。そこで、より練習の密度を濃くするために行ったことが、どんなに何気ない練習にも目標を定めることだ。毎日の基礎練習から練習試合の一打席まで、意識するべき点を明確にして行った。すると、自分の小さな変化に気づいて進歩を実感できるようになり、常にモチベーションを高く保ってより積極的に練習に取り組めるようになった。結果、夏の大会を主軸として迎え、最終的な目標を達成することができた。この経験を通し、何事にも目的意識を持って取り組むことの大切さを学び、目標に向けて努力を重ねる過程を楽しむことができるようになった。 続きを読む