18卒 本選考ES
一般記者
18卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
第一志望職種を目指す理由
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A.
高校時代に「言葉は人を自由にする」と感じたことがきっかけだ。 クラスメイトに毎年学級委員を任される生徒がおり、彼女は3年目になって初めて学級委員をやりたくないと推薦を断った。理由を尋ねると、実は人前で仕切ることが好きではないと言った。彼女の話を聞き、実は繊細で心配性な部分があり、周りから「しっかりもの」といレッテルを貼られて苦しんでいたということに初めて気がついた。 言葉は時にレッテルとして機能するという危険性を持つ。しかし一方で言葉はレッテルを剥がすこともできると思う。他者の言葉を聞くことで、それまで自分が思い込んでいたことや貼っていたレッテルが剥がされることもある。 私は人の話を聞きそれを社会に伝えることで、レッテルを貼られたモノや人を助けたいと思い、記者を志している。 続きを読む
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Q.
取り組みたいテーマとその理由
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A.
社会にある「当たり前」という思い込みを壊す記事を書きたい。 特に障がい者の生活を特別なものという観点ではない切り口で報じたいと考えている。自分が骨折をし松葉杖をついて街のカフェに入った時、他の客の視線を感じ不快に思った。私は「いつも通り」カフェでくつろごうとしていたが、周りからは不自由なのに「無理をして」カフェに来ているように見えたのだろうと思う。 この経験から、障がい者が求めているのは普通に接してもらうことなのではないかと考えるようになった。したがって私は、障がい者の彼らの生活がいかに「普通か」ということを伝えたいと考えるようになった。 続きを読む
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Q.
秀でていると思う点とエピソード
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A.
私はどんな状況においても「心は熱く、頭は冷静に」いることができる。所属するワンダーフォーゲル部では、幹部として瞬時に正確な判断を下す役割を務めた。緊急時に誰より冷静に状況を把握し、どうすればチーム全員の安全を確保できるかを考え、指示を出した。過去には同じ役職の先輩で、判断を上手くできず失敗し命関わる大怪我したこともあった。 厳しい状況に置かれた時、私は常に挑戦するという強い気持ちを持っていたが、同時に頭の中では常に、もし上手くいかなかったらどう処理するのかを考えていた。結果、気持ちが高ぶっていても冷静な判断をすることができ、三年間のうち一度も大きな怪我をさせることなく、チーム全員で登山に挑戦し続けることができた。 続きを読む
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Q.
印象的なニュース
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A.
2016年7月に起きた相模原市の障がい者施設で起きた殺傷事件がとても印象に残っている。戦後最大規模の殺傷事件という残忍さとともに、容疑者の「障害者なんていなくなればいい」という供述も大きな話題を呼んだ。障がい者の生活や差別について関心があった私は、この事件に衝撃を受けた。そして容疑者の言葉を聞き、身勝手な発言に憤りを覚えた。障がい者の身近にいた容疑者が、なぜ障がい者を見下すような思考に至ったのかが非常に疑問だった。そしてそれを追求するメディアがあまりに少ないと感じた。障害は先天的なものが多い。しかし後天的なものももちろんある。健常者でも、事故に遭い、突然障がい者になることだってありえるのだ。健常者と障がい者と別の世界に生きる人のように考えないでほしいと私は思っている。このような事件があったとき、メディアは事件の悲惨さを報じるだけではなく、健常者と障がい者の溝の現状やその打開策に目を向けるべきだと思った。 続きを読む