【若者の心をつかむ旅】【18卒】アルピコ交通の夏インターン体験記（文系/総合職）No.1227（早稲田大学/男性）（2018/2/1公開）

登山サークルに所属していたことからアルピコ交通のバスは多用してたので会社の存在は知っていた。そして、何より新宿松本、長野間の高頻度定期路線バスの着席率が高いことからどのような会社が運航しているのか気になり、インターンシップで知りたいと思った。また、2個上のサークルの先輩が松本でできて旅行にもなって楽しいと言っていたので参加した。

実際にアルピコ交通がどのような路線を運航しているのか、特に高速路線バスをどこで運行しているのかを調べた。また、松本市内から上高地に多く運航していることから上高地も訪問して実際にどうなっているのかを調べた。

高速路線バスを利用した旅行商品の企画

1日目にやったこと

アルピコ交通の行っている事業の説明と会社説明を行った後、社員と昼食会。その後、インターンのテーマ発表と説明を行い各グループでどのような企画を行うか決めて調べることに徹した。

2日目にやったこと

引き続き調べて、自分たちの企画の内容について熟議して発表の体裁を整える作業を継続した。
路線バスの時刻表とにらめっこしながらテーマに沿った内容になるように、特に自分の班は若者受けを重視していたので自分たちのナチュラルな意見を盛り込むことに徹した。

営業部部長などを筆頭に営業部など企画関係の社員

特になし

大手広告代理店からアルピコに転職した営業部企画チームのリーダーからのフィードバックがメインとなった。我々の班は若者の心をつかむ可能性はあるものの、利益率などを見ると現実的ではないとの指摘を受けた。

5名のグループで話し合いを進めていき折衷案を作ろうとしていたが、4人が合意しても一人だけいわゆるクラッシャーが話を白紙にしかけたり、まったくそれまでの話と逆の案をぶち込んできたりとタイムロスが多発したことが一番大変だった。どうしてそんな意見を出してしまうのか理解に窮する場面が多かった。

実際にバス会社での商品企画がどのように行われているのかを実感をもって知ることができた。路線バスを運行しているだけのように見えるバス会社ではあるが、その路線バスを生かした旅行パックの企画や、バス事業だけでなく、ホテル事業や鉄道事業、タクシー事業なども行っている会社であるためそれらとの融合した商品を作る必要性があることを認識させられた。

競合が少ないエリアでの事業展開ではあるものの、他エリアでの他社の取り組みなどをもっと知っておけばよかったと感じた。

自分の好きなバス事業と登山を組み合わせた旅行商品や長野県をもっと関東や関西で身近に感じてもらえるような商品づくりに携われるのではないかと考えられたから。また、ほかの学生と比べて自分の持っている知識を存分に生かせるのではないかと思えることがあったから。

全体的に集まっている学生と社員の雰囲気や、取り組み方に大きな隔たりがあるように感じたから。学生のレベルや雰囲気が働いている社員とかなり温度差があることからインターンに呼ばれている学生と内定が出る学生は異なるのではないのかと意識することが多くあった。

もともと地方のバス会社に関しては自分が使っている会社がどのような事業を行っているのかを知りたいということがきっかけであり、働きたいという気持ちはあまりなかった。実際にインターンにいって社員の様子や学生の様子を見てみても、自分の雰囲気と合わないと感じることもあり、志望度は上がらなかった。

多少は有利なのかなと感じた。早期選考枠のお知らせがメールで届くなどほかの学生よりは優先された案内のされ方、入社へのオファーがあるようにとらえることができたように思う。

インターンシップ参加前は旅行業界や運輸業界に行きたいと考えていた。自分が旅行が好きであることから、旅行そのものを扱うことと、その旅行を支える仕事としてこの2つの業界を選んでいた。実際に旅行業界のインターンと運輸のインターンに参加してみて運輸はまだしも、旅行業界にはあまり魅力を感じなくなるようになった。

運輸業界に行きたいという気持ちは一段と強くなっていったと思う。その中で運輸を目指す、のではなく、インフラ業界を目指してその中で交通インフラに特に注力するという形にシフトチェンジしていくことに決めるきっかけとなるインターンシップだった。インターンシップでは運輸業界でも旅行商品の提案をバンバンできることが分かったのも大きな実りであった。