【歴史と未来を繋ぐ】【19卒】ＴＡＳＡＫＩの冬インターン体験記（文系/経営戦略部門）No.2424（東京大学/男性）（2018/4/11公開）

若いうちから裁量を持ちたいと考えていたので、経営戦略部門の業務に関心があった。また、iroots経由で高学歴の学生にスカウトをかけており、招待をもらった学生は選考を受けることなくインターンシップに参加できるというのも魅力的だった。

iroots経由の経営戦略部門インターンの参加にあたっては出身大学のみを考慮しており、選考はなかった。

業績が低迷していた旧・田崎真珠のターンアラウンド

1日目にやったこと

はじめに、創業時の田崎真珠から現在のTASAKIに到るまでの事業の歴史を講義形式で聞いた。次に、店舗見学を通じて現在のTASAKIのブランディングや商品展開について学んだ。宝石や、真珠についても講義もあった。インプットが一通り終わったところで、業績低迷時のターンアラウンド戦略を、主にPL、BSの財務面からどのような経営課題を抱えているかに基づいて考えた。

経営戦略部門の社員

なし

「過去に成功した戦略が、本当に正しいものだったかどうかはわからない」というフィードバック。TASAKIの歴史を追っていく形式だったのでどうしても現在のTASAKIに寄せた提案をしてしまっていたが、当時の突発的な流行など予測・制御不能な要因が占める割合も大きく、企業の財務状況だけを見て世情を考えない戦略ではうまくいかない。ブランドビジネスの難しさを感じつつ、ゼロベースで考えるようになった。

グループワークがあったものの、田崎真珠からTASAKIにリブランディングした際のターンアラウンド戦略を１年ずつ追っていくという形式で、１年毎の分析、提案と答え合わせを行なっていく形式だったので、１０分程度の短時間のディスカッションとアウトプットを繰り返すのが大変だった。

ファッションやアパレル、ブランドのビジネスを見たことがなかったので、他業界とは異なるビジネスモデルが非常に興味深かった。また、業績が低迷していた企業が、リブランディングや社内改革によって業績がV字回復した事例を体験することができたのも、非常に興味深かった。

LVMHなどグローバルに成功しているブランド企業の事例を勉強しておけば、それらとの対比でよりTASAKIへの理解も深められたかもしれない。

経営戦略について考える機会があったのと同時に、店舗見学で販売の現場も見ることができたので、会社の事業について各レイヤーから知ることができた。真珠や宝石の専門家からの講義があったのも、今まで聞いたことのない話ばかりだったので興味深かった。また、ターンアラウンドを実際の施策と結果を交互に聞きながら考えたので、経営戦略部門の業務に関してもイメージを持つことができた。

インターンの参加学生を見る限り、コンサルティングファームなどを早期から受けるなどしてディスカッションに慣れているような学生はほとんどいなく、終始議論をリードすることができた。一方でファッションやブランドに関する知識面では自分は少し劣後してしまっていたが、経営戦略部門に必要とされるスキルセットを考えれば、内定は比較的得やすい気がした。

以前は全く見ていない業界だったが、１dayインターンを通じて、TASAKIについては選考を受けてみようという気になった。経営戦略部門にはもともと興味があったことに加えて、日本初でルイヴィトンやエルメス、カルティエに匹敵するようなラグジュアリーブランドを作るというビジョンも夢があって非常に魅力的に感じた。社員さんの雰囲気も華やかで素敵な職場に思えた。

1dayインターンシップに参加した学生限定の選考プロセスに乗せてもらうことができた。またそれを抜きにしても、多くのインプットから他の学生よりも企業、業界の理解を深められているため、面接で具体的な志望動機を言いやすいため。

若いうちから圧倒的成長をしたいと考えていたので、外資系企業を中心にコンサルティングファームや投資銀行、ITメガベンチャーなどを見ていた。日系大手についても、早くから大きな裁量、責任を任されたり、経営に携われたりする企業や、JTのようにファストトラックに乗せてくれる企業があったので、それらの企業を片っ端から受けていた。

TASAKIの「世界に通用するラグジュアリーブランドを日本から生み出す」という気概に、理屈抜きでかっこいいと思った。従来の「圧倒的成長」という軸に加えて、純粋に企業のビジョンに共感できるか、というのも考慮したいと思った。今の所これに該当する企業はTASAKIしかないが、今後の選考では企業の理念にも目を向けてみようと思った。