私は、学生の背中を押す存在や拠り所となり、学生の生活を支援することで広く社会に貢献したいと思い、貴学の職員を志望致しました。大学で学んだことを社会に出てどう生かしていくかを試行錯誤してきた中で、当初は一般企業で利益の最大化を目指す一助となる選択を考えておりました。しかし学問の府として、あるいは社会に出てから重要な役割を担っていく学生の後押しや学生が学ぶ学校での業務に寄与することを通じ、社会全体の価値向上を目指す方法もあると考え、今に至りました。在学中は書道教室の指導ボランティア活動や、学内アルバイトで講義の運営・指導補助を行うなど、人がより良い学びを行う環境整備に励み、喜びを感じた経験から、学生に尽くし、その成長に携わることのできる学校職員という仕事に強い魅力を感じるようになりました。貴学におかれましては、研究機関としての使命を存分に果たされつつも、学生が社会に出る際の就職面での手厚いサポートや、女性のキャリア開発に先駆けて取り組んでこられた教育への姿勢に感銘を受け、志望させていただきました。学校は様々な知識や経験を得る場ではありますが、職業教育を行うわけではなく、学問を牽引する存在であり、経営の上に成り立ってはいますが、経済を牽引し利益を追求する企業とは別の性質を備えています。そして貴学は、日本屈指の女子大として公務員や教員も含め就職率も大変高いことに加えて、生活環境、薬学、建築などの理系、健康・スポーツ系、音楽系や、保健医療の分野にも力を入れておられ、総合性を発揮し、幅広く社会の要請に応えた人材の育成を行っておられます。このように従来の女子校の在り方を越え、幅広い教養と豊かな人間性を育む女性の教育に先駆けて励んでおられる貴学に、私は最も感銘を受け、志望いたしました。
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