【生産業務の挑戦】【22卒】村上農園の夏インターン体験記（文系/生産職）No.14722（法政大学/男性）（2021/5/19公開）

食品業界に興味があり、いくつかのインターンシップに応募していたが、それまで食品系のインターンシップの書類選考で落選が続いていた。何としても夏休み中に食品業界のインターンシップに参加して業界理解を深めたかった。そんな中、夏に書類選考を通過したのが村上農園だった。

文系であったが、工場見学実施に魅かれて生産職のインターンシップに応募したので、業界研究を他社の時よりも綿密に行い、生産系の仕事のイメージを自分の中で作り上げてから参加するようにした。

書類選考だけでなく電話面接も課されたので、コミュニケーション能力があるのかといった点が重視されたのではないかと思う。

ブロッコリースプラウト生産に関する課題解決型グループワーク

午前中：会社説明、課題解決ワーク
午後：品質改善ワーク、ブロッコリースプラウトの試食、質問コーナー・座談会。

生産業務における課題解決手法

二種類のブロッコリースプラウトのうち片方は不良品で、もう一方は商品として使えるものであるが、どちらが不良品であるか。・生産工場の抱える問題についてどのような解決方法があるか。

1日目にやったこと

各自の自己紹介ののち会社説明、その後工場の課題解決ワークを行い午前中は終了。
午後はブロッコリースプラウトの品質改善ワークを行い、ワークで使ったブロッコリースプラウトの試食、最後に現場社員の方への質問コーナー・座談会。

生産系の現場社員

なし

企業は利益追求のために、費用対効果を重視して課題の解決に取り組む必要があるというのが印象的であった。インターンシップ中は、社員の方もそれぞれの意見に対して丁寧にフィードバックをしてくれたという印象がある。

生産に関する知識がほかの学生よりも少なく、グループワークでは都度どういう意味なのかをくみ取り、場合によってはその意味を詳しく言い換えてもらっていかないとついていけなかった。また、オンライン上でかなり長い時間拘束されたので、終盤には疲労がたまってきた集中力を保つのが大変だった。

農業系の学生が多かったので、もともとの知識面で劣っていたので、生産職として働くには関連知識を身に着けるのがいかに大切かを学んだ。

食品を実際に生産している現場はどういったものであるかを知るためにあえて生産職分野の参加を希望したが、生産職は自分には向いていないとはっきりわかった。食品業界の就職なら営業職一本でやっていこうという覚悟と費用対効果の観点での思考を大切にするべきということを学んだ。

普段手にしている商品の品質はどこで決まるのかといったことを普段から考えていると、品質改善ワークの際に良い意見が出せるかもしれない。

もともと営業職希望だったが、あえて生産職のインターンシップに参加したので、将来働いている姿というのは想像できないものだというのは、最初から分かっていた。しかし、現場の環境を知ることができたので営業面でこのインターンシップの経験は生きるのではないかと思う。

実際に選考は営業職希望であったので、本来のライバルとなる学生のレベルは想像できなかった。しかし、グループワーク中の他の学生の意見などを聞いていると、やはりレベルの高い議論がなされていたので、営業職志望であっても今の人よりも一段高いレベルが求められると感じたから。

志望度が上がった理由として、質問コーナー・座談会での時間を非常に長く確保していたので、企業側が学生に知りたいことを何でも聞いていいという空気感があった。これは、企業の誠実さをあらわれであると思うし、社員の方の質問に対しての対応についても非常に好意的だったから。

インターンシップ参加者は、本選考開始前の12月中旬に早期選考という形で選考が行われた。その際、エントリーシートの提出はインターンシップで合格しているため、免除となったから。

インターンシップ参加前は、大枠でなんとなく食品業界に携わりたいという気持ちがあって、職種については特にこだわることはなかったが、参加学生の生産に関する知識のレベル差を知った。その結果、農学系の選考ではない自分には生産職には向いていないことがわかり、これ以降の選考では営業職一本で絞っていこうと思った。

食品業界の企業には非常にたくさんの正社員がおり、入社後相当な経験がないと組織を束ねたりなどの成長の機会はないのではないかというイメージがあったが、村上農園では若いうちからでも生産能力向上のための改善提案や、パート従業員のまとめなどといったことを経験できるので、若いうちから活躍できるという面で、より魅力的になった。