【気象情報を伝える新感覚】【22卒】一般財団法人日本気象協会の夏インターン体験記（文系/総合職）No.14730（法政大学/男性）（2021/5/19公開）

大学の専攻で気象学を学んでいたことから、大学の学びを活かすためには気象系の企業に入ることになると考えていた。夏の段階で、そのうちの一社でもインターンシップに参加しようと思っていたが、夏開催の気象系のインターンシップは他になかったので、この企業のインターンシップに参加した。

書類選考があったので、大学で気象学を専攻していることを強調するようにして、志望度の高さをアピールした。

大学時代の専攻とどういうことに興味を持っているのかが重要視されていたと思う。

収集した気象情報を利用者に伝えるような業務体験型グループワーク

自己紹介の後会社紹介、その後グループワーク→発表・フィードバック

気象予報業務における適切な情報提供の考え方

気象情報をいかにして利用者に向けてわかりやすいように提供していくか

1日目にやったこと

最初に参加者の自己紹介をして、会社説明
その後グループワークで、台風の進路予想図を見ながら想定される被害を予想して、その情報をクライアント役の社員の方に伝え、内容についてフィードバックをもらう。

現場社員・人事社員

なし

社員の方はグループワークの際の補助や、グループワーク中のクライアント役として参加していた。印象的なフィードバックとしては、気象現象は自然現象なので予報が１００パーセント正しいものではないということと、あくまでとるべき対策の提案をするのが役目なので○○をしなさいとは言えないということがあった。

グループ内で、今後の対策を提案するための相談時間が短くなっていたので、段取りよく伝えることをまとめていくのが大変だった。また、グループ内の学生が積極的な学生ではなかったので、議論に加われていない学生のフォローもしていき、全体として活発な議論にしていくのが大変でもあった。

グループ内の他の学生は、消極的な側面があったので、こちらからリードしていくようにした。

日本気象協会は、ただ気象予報をするというのがメインの業務ではなく、むしろ予想した気象予報の情報をもとに、クライアント企業に今後とるべき対応をアドバイスするようなコンサル的な要素が強いということを体感した。また、予報が絶対ではなく、外れる可能性も考慮して情報を伝えることの難しさを感じた。

気象予報に関する基本的な知識はあったほうが良いと思う。また、普段からテレビなどの天気予報について興味をもっていくとスムーズにグループワークに参加できると思う。

グループワーク実際の業務に近い内容を体験することができ、社員の方がどのようにして各クライアント先に情報を提供しているのかを明確に知ることができたから。また、自分の専攻を極めていくと日本気象協会のような気象予報コンサルになることができ、自分にはその業務に面白みを感じられたから。

他の企業のインターンシップでは感じることができなかった、ある種の達成感をインターンシップ終了後に感じることができたから。そして、入社後自分の専攻を活かして業務ができるという、明確な道筋が見え、これを面接などでアピールできると確信できたから。

志望度が上がった理由として、もともと予報専門の会社であり、正確な予報だけすればよいというイメージがあったが、グループワークを通じて気象予報コンサル業務というそれまで知らなかった働き方に出会ったから。そして、それは自分にとってやっていて面白いと感じたから。

インターンシップ参加者に向けた案内は、終了後特になくインターンシップの間限りのやり取りだったと感じたから。選考開始後も、特に参加者向けの優遇などもなく一般ルートでの専攻の案内しか来ないから。

インターンシップに参加前は、食品やIT・インフラ・不動産など業界に絞られずに就活を幅広い視点を持って進めていこうと思っていたが、自分の専攻に近い気象関係の企業でインターンシップに参加したことで、自分の専攻を活かすことができる企業を中心に就活を進めようと思った。企業についてまだまだ業務内容の理解が足りないと思ったので、一度選考を受けないと決めたところでも、業務内容についてもう一度調べることにした。

インターンシップに参加前は、全く知らなかった気象予報コンサル業務について、強い興味を持つようになり、日本気象協会で働きたいという気持ちが強くなった。入社する人には大学院卒の人の割合も少なくないというのを知っていたが、自分の専攻と特性を照らし合わせた結果、気象コンサル系の業務を他にやっているところがないか、しっかり調べることにした。