私は学校の授業についていけない子どもたちの補習教室での指導を通じ、相手目線で考え行動する大切さを学びました。
私は、家庭環境や経済的な問題により子どもの学力が左右されることに問題意識をもち、学校の授業についていけない子どもの自律をサポートしているNPO法人主催の小学生向け短期補修教室で3名を指導しました。
当初、私は生徒の理解度に合わせたオリジナルの教材を使い指導を進めていましたが、次第に課題の未提出や無断欠席などが発生しました。そこで私は、自分の小学生時代に立ち返り、再度生徒と話すことでこれらの行動の原因が、生徒の自分への自信のなさと、そもそも勉強の方法がわからないという精神面・技術面の2点にあると気づきました。そこで、それらに別々のアプローチをするように指導方法を変えました。まずは精神面では、指導中に比較や具体例を用いた褒め方をすることで、生徒の意欲向上を図りました。また技術面については、目標達成カードという形式で授業前後に必ず「目標」「達成度合い」を文字に起こす習慣をつけさせました。こうした生徒目線に立った改善の結果、自分から問題の解きなおしに取り組むような長期的な「自主性」を生徒たちに根付かせ、「勉強ができるようになりたい」と補習教室に参加した生徒達の要望にも応えることができました。
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