飲食店のアルバイトリーダーとして、売上向上を目標とした店舗改革に尽力したことだ。きっかけは後輩からシフトがよく削られるという相談を受けたからだ。原因は売上に占める人件費の割合が大きいからだと考え、売上を向上させることで人件費率を下げようと思い取り組んだ。当店は満席率が高かったので売上向上には客単価を上げる必要が有ると考え、売上の多くを占めるコース料理に対する施策を考えた。松竹梅方式を用いて既存の2つのコースに加えて3つ目の高級コース料理をつくるというものだ。最初は高価に見せるために豪華な料理を組み込むことを提案したが、原価率が高いという理由で社員の承諾を得る事が出来ずとても苦労した。そこで承諾を得る為に原価率の低いメニューやデザートを複数組み込み、品数を増やすことで満足度を上げるよう工夫した。そして、社員に毎日営業後に時間を作ってもらいメニューの提案書を出すことを繰り返し、改善を重ねることで何とか実施出来た。その結果、客単価を500円、売上を25%向上させることが出来た。また、売上向上により忙しくなったため適正人員が増加し、皆シフトが通るようになり、当初の目標を達成することが出来た。
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