【医学書の魅力を紐解く】【22卒】メディックメディアの冬インターン体験記（文系/編集職）No.18199（千葉大学/女性）（2021/9/24公開）

出版業界に興味があり、編集業務を体験できるということでインターンに参加したいと感じた。総合出版社ではなく医学書専門の出版社ということで、専門出版社について知ることができるのではないかという期待もあった。

コーポレートサイトなどを利用して、この会社が出している書籍や映像コンテンツなどについて理解を深めた。

医学に関する知識を図式化するグループワーク

会社概要→実際の紙面の分析→書籍を作成する際に使用しているテクニックの説明→医学知識の図式化→座談会

実際の紙面の工夫点やそれらを応用してわかりやすい紙面を作る方法

医学の専門知識・説明を紙面で分かりやすく図式化せよ

1日目にやったこと

最初に会社概要や書籍の説明があり、その後実際の書籍の紙面を見ながらどのようなテクニックが使われているのかを分析する個人ワークを行った。その後紙面で利用されているテクニックについて解説され、それを踏まえて実際に自分たちで紙面に掲載する図案を考えるグループワークを実施した。

編集部の社員

なし

グループワークでは2人組を作って話し合いをしたのだが、話し合いの最中には常に社員の方がブレイクアウトルームの中に入っており、いつでもワークに関する質問をすることができた。

オンラインでの実施だったため、話し合いがしにくかった点が一番苦労したところだと思う。特に専門知識を図式化するという課題で、事前に送られてきた課題用紙にペンで書きこんだ図案をお互いに見せ合う形でワークを進めたため、カメラに映りにくく、スムーズな話し合いができなかったのは不便だったと感じた。

話し合いでは2人組を作って30分以上グループワークを実施したため、どちらも積極的にワークに参加することができた。

この会社の書籍が、他の医学書や教科書とどのような点で異なるのかというところを理解できたのが一番良かったところだと思う。紙面上の工夫点について整理された形で教えてもらうことができたのでグループワークも進めやすく、テクニックをどのように活用していくかということを学べた。

自分は文系で医学書などを呼んだことがなかったため、他の医学書がどのようなものなのか事前に知っておけばもっと理解しやすかっただろうと感じた。

実際に編集で行われている作業を体験できたり、オフィス案内、座談会等がプログラムに用意されていたため、仕事や会社についての理解を深めやすかった。参加人数が少なかったことから社員の方から直接話を聞ける機会も多かったので、ある程度仕事に対するイメージができた。

グループワーク・個人ワークは自分自身の力でも答えを導き出すことができたし、他の学生に劣っていたとはそれほど感じなかった。一方一緒に参加していた学生が院生であったり、かなり学歴的にも高い大学出身の人が多かったことから、学歴という面から内定獲得は難しいのではないかと感じた。

全体を通して和やかな雰囲気で、また社員の方同士の仲の良さが伝わるインターンシップだったと感じた。また編集の仕事体験でもかなりクリエイティブな仕事が求められているのだと感じ、魅力的だった。会社の雰囲気という点、仕事内容の点の両方からこの会社で働きたいと思った。

インターンシップ参加者限定のイベントなどは特に案内はなかった。本選考も募集開始の時にメールで案内が来る程度で、早期選考の案内や選考免除の特典といった内定に直結するようなものはなかった。

出版に興味があったのだが、主に文芸書や漫画などの編集にかかわれる会社を志望していた。医学書や理系の専門出版社は自分自身が文系だということもあって、仕事についていけるかという不安感を持っていたため、特に積極的に志望しているというわけではなかった。できれば理系の出版社は避け、エンタメ系の書籍を出版している会社に行こうと思っていた。

座談会では文系出身の方から話を聞くことができ、会社に入ってから勉強できること、その方の一年目の話などを聞く中で、文系特有の不安感というものを解消することができた。思った以上に文系出身の編集の方が多く、仕事をする中で勉強していけば十分仕事をして行けるという話を聞いて、理系の書籍を中心に出版している出版社を避けなくてもよいのではという思いを持つようになった。