18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 東京医科歯科大学大学院 | 女性
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Q.
我が国の科学技術振興における課題は何だと考えますか?また、理研に入所後、 その課題に対してあなたはどのような貢献ができるかについて述べて下さい。
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A.
課題は二つあると考えます。一つは産学連携による技術移転や知的財産の活用が不十分であることです。スタートアップ支援が日本の経済成長に重要な役割を担うとの認識が広がる中、投資額は米国には全く及ばない現状です。大学院の研究生活において、日本にはビジネスになりうる技術が、ニーズを見つけられずに滞っていると感じました。私は、ニーズとシーズ両方の観点から、日本各地の大学と企業の技術をマッチングさせ、ベンチャー企業が生まれる環境づくりが必要だと考えます。もう一つは研究費の削減や研究者の待遇です。研究費を稼ぐための、テーマ設定を行う研究者が増えざるを得ない環境は、日本の科学技術に偏りを持たせてしまい、独創的な研究環境が整いません。また短期契約として雇用される教員やポストドクターの問題も深刻です。不安定な雇用条件から、研究者を目指す学生そのものが減ってしまうことは、科学技術の振興に今後大きな影響を与えると思います。民間と大学が連携できる分野は知識だけでなく資金面でもより結びつきを強め、基礎研究に重点的に国の科研費を回せるようにしなくては日本の基礎研究は途絶えてしまうと思います。 続きを読む
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Q.
あなたの弱み(短所)は何ですか?それを改善する為、どのような対処をしたかについて述べて下さい。
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A.
完璧主義であり、自分が持つ熱意を他人にも求めてしまうことや自分の業務を増やしすぎる点が短所だと思います。目的意識をもって目の前のことに取り組む姿勢を大切にしていますが、その目的は人によって様々です。私は海外インターンシップをサポートする団体で新設チームを立ち上げた時、そのチームの目的に共感してもらえず温度差に苦労しました。その時は、なるべく細かくタスク配分をし、まずはやりがいを感じてもらう事に注力し、リーダーでありながらサポート役にも徹したことで理解を得ることが出来ました。相手の立場に立って冷静に判断することや、自分のタスクの中でも優先順位をつけることで対処できたと思います。 続きを読む