
コベルコ・コンプレッサ株式会社
- Q. 卒業論文・修士論文(テーマ、目的、内容など)についてご記入ください。
- A. 私は光半導体工学研究室に所属し、Ⅱ-Ⅵ族半導体である硫化亜鉛にテルルとマグネシウムを添加し、p型伝導の半導体の実現を目指しています。現在主流のLEDの材料である窒化ガリウム系半導体には、サファイア基板上に作成することやガリウムの産出量が少ないことなどの理由によりコストがかかる、人間の視感度が最も高い緑色域において光変換効率が大きく低下してしまうなどの問題を抱えています。母体材料である硫化亜鉛は優れた発光特性を有しており、原料の産出量が豊富なことから安価なデバイスの作製が可能になります。また、マグネシウムとテルルの組成を変えることで、緑色発光させることができます。しかし、LED構造にはpとn型両方必要ですが、そのうちn型伝導の硫化亜鉛は塩素を添加することで実現していますが、p型伝導の半導体は実現していません。高効率LEDの実現に向け、私は硫化亜鉛系のp型半導体の実現を目指しています。
