
富士ゼロックス大阪株式会社
- Q. あなたの研究テーマは何ですか。また、その研究テーマにどう取り組み、そこから何を得たのか教えてください。 ※その分野に詳しくない人でもわかる説明で教えてください。
- A. 私は「印刷型ウェアラブル塩化物イオンセンサの開発」に取り組んでいます。汗中の塩化物イオン濃度は測定すると熱中症診断に役立ちます。そこで、熱転写印刷により衣服のような布上にイオンセンサを形成し、着るだけで汗中の塩化物イオン濃度を測定できるセンサを作製しました。このセンサの作製にあたり、私はPDCAサイクルを意識し、粘り強く実験に取り組みました。また、作製したセンサを実用化するためには多くの課題があり、特に分泌された汗から「リアルタイム」な体調変化を分析するため、古い汗の除去と新しい汗の供給をおこなう流路の設計を行う必要があります。そこで、他分野である流体力学の知見を深めるために、本や論文で勉強するだけでなく、他の研究室の先生や企業の方と議論をすることで、課題へのアプローチ法を提案することができました。この経験から、粘り強く実験に取り組み、人の意見を柔軟に取り入れることの重要性を学びました