私は体育会トライアスロン部でスイム練習長としての経験を通じ、組織の仕組みづくりや選手のバックアップがモチベーション向上に繋がることを学びました。就任当初、チームの課題として部員の多くがスイムに対して、苦手意識を持っていると感じました。その原因は一人一人のモチベーションにあると考えました。そこで私は成長を実感することで練習に対してのモチベーションが上がると考え、以前は不定期だったタイム測定を月1で行うことにしました。また、その結果をもとにコースをレベル別に分け競争心を練習意欲に繋げようと考えました。この取り組みの結果、自主練習をするような選手もいましたが、中には他人と比較してしまい、自信を無くしてしまう選手もいました。そこで、私はそのような選手たちに対して存在意義や責任感を与えるため、練習の決定権の一部を渡しました。すると徐々に積極的にコミュニケーションを取るようになり、練習への取り組み方が変化しました。その結果、部全体で平均タイムを35秒向上し、前年は全国大会出場者が2名でしたが今年度は3名に増え、世界大会出場の切符を勝ち取った選手を輩出することができました。
この経験を通じ、組織の仕組みづくりと、選手たちのバックアップでモチベーションは向上することを学びました。
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