私が学生時代に頑張ったことは研究です。負けず嫌いな性格から、誰よりも技術を習得できるよう細かな努力を続けました。初めは分からない用語や、見様見真似ではできない実験など多くの壁にぶつかりました。そこで、常にメモ用紙を持ち歩き、先輩から教わったことや分からない単語はメモをして、その日のうちに調べるようにしました。相当な練習が必要な実験は、自ら先輩にお願いして練習用サンプルを貰い、1日3回以上成功させると具体的な目標を立てて毎日練習を繰り返しました。夢中になるうちに体調を崩さないよう、自己のマネジメントも意識しました。そこで私は毎日継続できる、かつ少し頑張れば達成できる現実的な目標として「自分が1日にできると思う量の1.2倍量の実験を行う」ことを目標としました。また、休日はゆっくり休むなどオンとオフを切り替えることで、継続的に集中して取り組むことができ、効率良く結果が出せるようになりました。
また、自分一人ではできないことも多々あることから、環境や仲間にも意識を向けました。自分がやるべき実験の他に、他者のサポートとなることを積極的に見つけて行動しました。先輩の実験に必要なものを先回りして準備したり、早く実験が終わった日は雑務でやれることはないか探したり、全員が滞りなく、集中して研究に取り組める環境を作りました。周囲の仲間から協力を得ることができ、助け合える環境にも繋がりました。仲間と切磋琢磨しながら、目の前の課題に挑み続け、成功したときの喜びは全員で分かち合っています。
研究は、主体的に行動すればするほど成長でき、常に目的を持って一つ一つの操作を丁寧に取り組む必要があります。私の強みを活かすことができ、体力的・精神的に大変なことも含めて、研究を「楽しい」と思えたことが、頑張り続けることができた理由だと思います。現在は自分の研究を、論文にすることを目標に取り組んでいます。
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