個別指導塾のアルバイトで担当生徒の成績向上に貢献したことです。私が担当した中学2年生の男子生徒は学校のテストで毎回20点未満を取っていました。勉強が不得意なことに引け目を感じていたその生徒の一助になりたいと思い、力を入れて指導をしました。困難であった点は、その生徒には勉強習慣が一切なく塾の既存のオペレーションでは指導の効果が上がらなかったことです。初めは「宿題をやってきてほしい」と伝えても「分からないから出来ない」ということが頻繁にありました。そこでまずは自力で宿題に取り組めるように、基礎的な計算問題の範囲を何回もかけて指導する案を塾長に相談し実行しました。適する進度で明確な目標を毎週設定するよう心掛けました。さらに私はその生徒と信頼関係を構築することに最も注力しました。わからないことを遠慮せず質問できる環境がその生徒には必要だと考えたからです。休み時間など授業外でも様々な話をして誠実に向き合ったことで信頼してもらうことができ、3学期には63点を取れたと嬉しそうに報告してくれました。この経験からは、課題を発見しともに解決のために努めることで人の未来に貢献できる仕事のやりがいを感じました。
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