【未来への一歩、地元で学ぶ】【20卒】横浜市の夏インターン体験記（文系/横浜市インターンシップ）No.7792（横浜市立大学/女性）（2019/10/17公開）

３年生になり、自分自身も就職や将来のあり方について考え始めた。しかし強い希望を持っている業界もなく、ならば幅広く、公務員も見てみようと思ったのがきっかけ。横浜市を選んだ理由は、単純に地元であり、馴染みがある地域であったから。

事前に横浜市について調べ、自分の認識との間の差異は埋められるように意識した。自分の地元であったが、だからこそ、自分の感じている良いところや悪いところも言語化できるように心がけた。

１日開講式への参加が求められた。その後５日間のインターンの内容は、基本的に横浜市役所の仕事について知るものだった。最終日にお世話になった方々に向けての発表があった。

前半にやったこと

基本的に横浜市の仕事について知るものだった。組織構成や仕事内容に始まり、実際に何人かの職員との懇談会の機会も設けていただいた。職員の方とのランチの時間もあった。

後半にやったこと

仕事を知るという点では前半と大きくは変わらなかったが、営業所への見学や、仕事上のミスを減らすにはどのような工夫ができるかのディスカッションなど、体験型の内容が増えた。最終日に今回のインターンシップで学んだことをまとめて発表する機会が設けられていたので、その準備もした。

参加部署の職員。

なし

聞く力、伝える力、調整力がコミュニケーションには大切だと言われたこと。公共性が高い分、幅広い人と接するからこそ、またその分周りの目も有り責任も伴うからこそ、コミュニケーション力は大切だと言われたのも印象的だった。

タイムテーブルが決まっていたが、実習が押してしまうことがあり、
限られた時間の中で最終日の発表に向けて、準備をしなければいけないのは大変だと感じた。
また、グループでの発表や、順位が決まるようなものでもなかったので、他企業のプレゼンと比べるとモチベーションは保ちづらかった。

仕事内容について、実践を交えながら知ることができたこと。また、職員の声を直接聞くことができたこと。新卒入社だけでなく、既卒入社の方からも話を聞けたことで、転職という選択肢も身近に感じられ、いい意味で肩の力が抜けたと思う。また、様々なバックグラウンドの方の話が聞けて、それぞれの仕事への向き合い方も違い、それだけ親身に相談に乗ってくださったのも嬉しかった。

自分が将来何をしたいのか、何を重視しているのか、自己分析を含め、そこを固められていたらもっと多くのものを吸収できたと感じる。スキルなどに関しては基礎的なパソコン操作ができれば問題なかった。

いわゆる学生が議論しあって新規事業を立案するというようなものではなく、デスクもあり、定時に職員と同様にオフィスで働くため、実際に社員が1日にどのような動きをしているのか、わかりやすかった。ディスカッションに関しても、実際の職員が交じってくれたので会議の進め方などがわかったと感じるから。

インターンの参加学生を見る限り、公務員一本の志望で、すでにダブルスクールなどで対策をとっている学生が多く、出遅れているとは感じた。しかしそれ以外に関しては、地元であったこと、インターンに参加したことで、志望度の高さは訴えやすいと感じたので。

もともと志望度が高かったわけではないこともあるのだが、思っていた以上に既卒の方が多く、新卒で受験する必要性があまり感じられなかった。また、ジョブローテーションで広く浅くというよりは、専門的なことを狭く深くやる方が自分にあっていると実感したから。

制度として有利になることはないと思う。ただ、インターンシップに参加することで、本選考の面接などで志望度の高さを訴えたり、学びを生かしたりすることは十分に可能だと感じる。また、受験経験者の生の声を聞けるので、そういった対策の意味でも生かすことは十分可能だと思う。

ほとんど志望のこだわりはなく、強いて言えば「人と関わりたい」「結婚や出産といったイベントを迎えても仕事を続けたい」という思いから地方公務員を視野に入れていた。よって公務員へのこだわりもなく、民間では「エリア総合職」のあるメーカーや、比較的女性の雇用が多く制度も整っていると感じる金融の業界を見ていた。

「人と関わりたい」「結婚や出産といったイベントを迎えても仕事を続けたい」どちらの点もあっていたが、仕事内容が幅広く専門的なことが学べないと感じ、また、役に立っている実感や人からの感謝の気持ちがあまり直接受けられないことが引っかかった。経済系の学部でもあったので、特に金融業界を意識するようになった。また前職が色々な方のお話を伺えたので、民間の幅広い業界を見てみようというきっかけになった。