最近興味を持ったパッケージングは、ケンミン食品社の調理焼ビーフン(名称)です。
これは我が家で長らく利用する食材宅配サービスの冷凍商品で、調理の際は袋のまま裏返し皿にのせ、4分レンジ加熱後、開封し皿に盛りつけて完成です。「パッタイ」や「五目ビーフン」など種類が豊富で、家での喫食機会が増した昨今でも飽きが来ず、さらに簡単に調理出来る点を気に入っています。
興味を持った理由は、その「調理の簡便性」という商品自体の魅力が、パッケージングに秘められた①消費者目線の工夫と②機能性に支えられていると感じたためです。
①まず「消費者目線」は1セット2食分が透明の袋に包装されていることにあります。わずか2食をあえて包装するのは、袋の接した皿に中身を盛り付けることを鑑みた衛生面の配慮だと感じました。
②また「機能性」とは、真空パックの本品が加熱時に膨らみ、蒸気口から自然と空気が抜ける仕組みです。商品の真空状態と蒸気口の存在を両立させ、特定のタイミングで熱気を逃がす技術力に驚きました。
もちろんこの「簡単調理」を可能にしているのは、レンジ加熱でも作り立ての美味しさを実現する商品開発力の結晶でもあります。しかし上述の2点を通じ「パッケージングが商品にもたらす付加価値の大きさ」に改めて感銘を受けました。またその提供者として活躍したいという思いから、独自技術で業界を牽引し続ける貴社への入社意欲も高まりました。
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