
23卒 インターンES
JICAインターンシップ
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Q.
研究内容(社会人はこれまでの業務経験)と今後のキャリアプラン 500字以内
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A.
私は、持続可能な都市・地域社会を達成するために、地域・農村開発が発展途上国の人口移動に与える影響を研究しようと考えています。この研究は、これから成長を遂げる発展途上国のプライメートシティの肥大化が問題となったときに、どのような政策が人口移動を抑制できるのかというインプリケーションを得られると考えています。伝統的な農村・都市人口移動モデルであるルイスモデル、ハリス=トダロモデルでは、賃金格差に基づいて農村から都市に移動すると考えています。しかし、これらのモデルだけでは、農村への工業導入や農業振興、インフラ整備、所得移転などの開発政策が人口移動に与える影響が明確でないため、私は、上のような広い意味での開発政策と人口移動の関係を実証研究によって明らかにし、政策の影響を評価したいと考えています。 今後のキャリアとして、自分の研究手法である定量的データ分析と経済学の知見を活かし、人々の厚生を向上させるような仕事ができればよいと思っています。特に、研究でも発展途上国を対象にするため、発展途上国に深く関係する分野で働きたいです。 続きを読む
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Q.
本プログラム/ポストへの志望動機 500字以内
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A.
私が、貴構を志望する理由は、貴構が日本のODAを担う中心であり、多様な影響を与えることができ、責任感の強い仕事に従事することを体験できるからです。また、特にこのポストに応募した理由は、学部・大学院を通して学んだ数理統計・計量経済学的評価手法を実践し、国際協力の分野で役に立ちたいからです。 日本のODAを担うというものは、国際的で刺激が強く、また一般企業の多くのように利潤最大化を第一の目的としていないという点で、非常に貴重な経験ができ、そのなかでも特に〇〇部の業務では、農業、交通、保健、教育などの幅広い分野に加えて、地域に偏りがないため、より一層責任感が強く、多様な経験ができると考えています。 統計・計量経済学的分析は、一般的にマーケティングなどで使われます。しかし、発展途上国の発展のために、どの政策が効果的なのかを判断するということは、もっとダイナミックで慎重さが求められます。エビデンスに基づく政策立案や説明責任が叫ばれる中、発展途上国のさらなる飛躍には〇〇部はプロジェクトの遂行に欠かせない重要なものと考え、〇〇部に志望いたします。 続きを読む
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Q.
本ポストの具体的な計画/達成目標 500字以内
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A.
このポストでの私の具体的な達成目標は、どういった場合にどういった分析手法が用いられるかを理解する、示されたものが本当に有意か、頑健か、因果関係といえるかを見極めることができるようになるということです。 学部・大学院を通して、さまざまな分析手法を学びますが、国際協力の場面で、それがどのように用いられるかは、あまり理解できていません。たとえば、RCTを行う必要があるのか、疑似実験として差の差推定を用いたほうがよいのかの問題があげられます。そのような手法の選択を、このポストを通じて学びたいと考えています。 二点目は、さまざまな文献を整理し、要約することで、誤った有意性、頑健性の欠如、因果の誤りを見つける目を養いたいと考えています。機会があれば、データをstataなどの統計ソフトで分析して確かめたいと思っています。 また、定量的な分析だけでなく、人類学的見地からの評価というものにも興味を持っており、取り組んでいきたいと思っています。定量的分析だけに偏った視点に頼らず、さまざまなアプローチをとって評価を行うことで、多様な見方が生まれ、次につなげることができるようになりたいです。 続きを読む