16卒 本選考ES
記者職
16卒 | 早稲田大学 | 男性
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Q.
なぜ西日本新聞社を志望するのですか。新聞社でやりたい仕事はなんですか。(600字以内)
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A.
まず新聞社でやりたい仕事は記者である。それは地域の監視者として問題提起や警鐘を鳴らしたいからだ。歴史の証人として、事実を正確に伝えたいからだ。取り扱われることのなかった人々の声を拾い上げて応援をしたいからだ。賛成反対の意見を共に調べて、読者に考える機会を与えたいからだ。 その上で私が貴社を志望する理由は、上記でのべたように取り上げたいコンテンツがあふれているからだ。また九州7県にまたがって記事を配信しているからこそ、他の件と比較できること、関連して取材できること。そしてそれぞれの地域特有の問題を抱えており総合的な視点を養えるからだ。 貴社において私は暴力団問題について取り組みたい。暴対法が試行されてから暴力団の排除が社会的に進んでいる。貴社の本社がある福岡市は日本有数の暴力団の抗争が激しい都市だ。その中でも貴社は果敢に取材しており、地域を監視する者としての使命感が感じられるからだ。私も実際にどれくらいの効果がでているのか、果たして地下に潜っているだけなのかなどを調べたい。また社会問題を提起するという面では、佐世保の米軍基地について取り上げたい。米軍基地では基地の恩恵を受けている人々と弊害を受けている人々もいるはずである。両者を取材し、事実を読者に感じ取ってもらいたいからだ。このほかにも伝統行事や自然環境、アジア諸国への玄関口であり、さながら小国家である環境で自らを鍛えたいからだ。 続きを読む
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Q.
最近の新聞(Web、他紙でも可)で印象に残った記事または広告をひとつあげてください。 それについてあなたが感じたことや、あなたなりの考えを書いてください。(600字以内)
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A.
近年の災害報道が一番印象に残っている。例えば東日本大震災の翌日の記事。去年の8月に私の地元、広島で起きた大規模な土砂災害。どちらも全面にわたって被害の状況を伝える写真が数多く載っており大変印象に残っている。新聞はテレビと違って映像でも音声もない。また1日に2度しか世間を切り取ることができない。だからこそ限られた紙面で、最大限の情報や緊急性を伝えなければいけない。選び抜かれた情報だからこそ大きな印象を与えているのだと思う。 記者を目指す今、災害報道とは、記者ができることは何だろうかと考えさせられる機会となった。被害の悲惨さや犠牲者の数を正確に伝えることももちろん重要である。私はそれ以上に、読者に「あなたは今何をすべきか」ということを伝えることであると考える。その例として東日本大震災の際を機にある記事がきっかけで転職をされた方がいる。その方は外食産業に務めていたが、震災時にコンビニが無料で商品を配給している記事を読んだという。「自分はこのままでいいのか」と悩まれ、コンビニへ転職されるきっかけになったという。災害報道において記者は被害の状況や被災された人々を伝えることしかできない。だが、その向こうに、読者に「自分は何をすべき」と鑑みさせる機会を与えることが必要だ。そのためには事実と向き合い、まっすぐに被災された方と向き合うこと。そして選び抜かれた言葉や写真で読者の心に訴えることが大事だ。 続きを読む
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Q.
あなたが学生生活で(社会人経験者は仕事で)力を入れたことを教えてください。(300字以内)
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A.
部長を務めた英語サークルで今までにない新しい「プレイイングマネージャー」という部長像を実現したことであった。これらの経験から自ら率先垂範して動くことや協業してもらうための信頼関係と謙虚さが大事であると学んだ。「プレイヤー」においては週に同期の4倍以上の40時間活動に参加し新入生100人以上の顔と名前や性格などを一番最初に覚えた。また自らが所属するスピーチ活動の大会で2位を2度とることができた。「マネージャー」では自分の所属していない英語活動の仕事を手伝ったり、後輩のスピーチ教育に携わり大会での優勝に導くことができた。貴社でも現場に足しげく通い、誠実な対応で信頼関係を築きたい。 続きを読む
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Q.
新聞記者になって書いていきたいこと
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A.
福岡県の70歳現役社会づくりとNPOによるアクティブ・エイジングの取り組みを記事にしたい。地方財政論という授業で国民皆保険を学んだ際に、少子高齢社会では社会保障費の増大が大きな課題となることを知ったことがきっかけだ。その一つの解決策として、働くシニア層があげられていた。実際の統計においても働く意欲のある60歳以上の男性は7割を超えており、潜在的ニーズに対処できるような取り組みが必要だからだ。この点において福岡県における取り組みは、実際にその解決策が実行されており、日本全国においても草分けとなっているからだ。また、将来的に高齢社会を迎える中国や韓国でも参考になるからだ。 私はこの取り組みとして設立された「福岡県70歳現役応援センター」に取材をしたい。同センターでは様々な支援が行われている。例えば「70歳まで働ける」企業の開拓や、新たな活躍の場を模索する相談者に対しての再就職や派遣をしている。実際にどれくらいの割合の人が働いているか、新しい職場になじめているのか、仕事のやりがいを見つけているのかどうかを調べたい。また、継続的にこの問題を取材することで高齢者の生活がどのように変化していくかを調べたい。実際に働くシニア層の声を伝えることで、他のシニア層や自治体が動くきっかけとなれる記事を書きたい。 続きを読む