21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 津田塾大学 | 女性
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Q.
志望動機(400文字以内)
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A.
私が、貴法人の技術の可能性に強く惹かれたからです。私は貴法人の事業分野を知るまでずっと、紙幣を造るところはその事業だけで成り立っていると思っていました。しかし、貴法人が紙幣の製造だけでなくパスポートやIDカードの作製にも関係していると知った時、私は実際に、お金と郵便切手を除いて、自分の私物の中でその事業に関係した製品がいくつあるのか数えました。私は多くても4つと予想しましたが、実際は8つに上りました。もしかしたら、それらの文書・カードの全てには、貴法人の技術は使われていないかもしれません。しかしあの時、私は貴法人の事業の汎用性に驚くと同時に、それには今なお未開拓領域があると予想し胸を躍らせました。そして紙幣の偽造防止技術において世界的トップである貴法人だからこそ、この新天地にも到達できると考えました。それ故、私はコミュニケーション能力を活かして仕事に励み、貴法人の発展に貢献したいです。 続きを読む
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Q.
あなたは国立印刷局の何に興味を持ちましたか。(400文字以内)
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A.
私は、貴法人の高度な紙幣製造技術に興味を持ちました。私は大学で海外旅行に行き始めるまで、日本のお金を古臭いと思っていました。海外のお金はカラフルで分かりやすく、中にはプラスチック製のものまであると聞いていたので、何だか日本のお金が遅れていると感じたからです。けれども、海外で外国製のお金を使うようになると、この考えを改めるようになりました。カラフルな紙幣でも、日本の紙幣と違ってそこに描かれる肖像画や建物自体に親近感は抱かないし、プラスチック製のものは折り曲げにくくて財布に入れ辛かったからです。そして日本の紙幣が世界的に評価されていることをテレビで知り、私は誇らしくなりました。特に私が誇らしいと思ったのは、紙幣の製造技術についてです。紙幣の偽造防止のために工夫が凝らされていることは知っていましたが、それが私の想像以上に多く施されていることに驚き、これは貴法人にしかできないことだと感動しました。 続きを読む
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Q.
あなたが最も成長した出来事について述べてください。(400文字以内)
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A.
中学時代に腰を壊したことです。私は中学時代、ソフトテニス部に所属していました。入部する前から硬式テニスを習っていたので、入部当初、私は同級生の誰よりも上手でした。しかし一年生のとき、夏休みに入る前から頻繁に腰の痛みを感じるようになったので病院に行くと、私の腰がヘルニア一歩手前の状態であることが発覚し、治療のために夏休みの間の運動を禁止されました。私は一ヶ月以上練習ができないことと、周りに追い抜かれることが悔しくて大泣きした後、「今は治療に専念して、復帰後はより一層練習に励もう」と誓いました。復帰後、顧問の先生も仲間たちも私を暖かく迎えてくれ、私は周りに心配をかけた分も部に貢献しようと思いました。私は練習に打ち込み、三年生のとき春の大会で県大会に出場することができました。この一連の経験は、一度は私を絶望のどん底に突き落としましたが、それを経て私は心身ともに強い人間になることができました。 続きを読む
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Q.
これからの国立印刷局が取り組んでいくべきことは何か、あなたの考えを書いてください。(800文字以内)
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A.
私は、これからの貴法人は「防犯セキュリティー事業」とそれに伴う「日本社会の制度改革」に取り組んでいくべきだと思います。貴法人はホログラムや潜像パール模様、特殊発光インキといった高度な技術を駆使して日本銀行券の偽造防止に力を注いでおります。しかし私は今後、世界中で進むキャッシュレス化の影響で、紙幣はあまり刷られなくなっていくのではないかと考えております。それを踏まえ、私はそれらの高度な技術を他の防犯分野に活用したらどうかと考えました。例えば、特定の角度から注視したり、特殊な光を当てたりしない限り、普段はその存在を全く気づかないような密着性のあるシールやインクを作ります。これらの特殊なシールやインクを、刑期を終えた受刑者や保釈予定の被告人の手の甲やおでこにくっ付けます。そして、それらを認識できる特別な機器を役所や空港に設置することで、後々身分を偽ったり、国外逃亡したりしないようにします。また、このシールやインクは短期間用の身分証兼参加証にもなると思います。国際的に重要なイベントにおいて、各国の参加者がそれらを付けたとき、それを識別できるセンサーを建物の出入り口に配置することで、無関係な人の出入りを厳格に取り締まることができると考えたからです。私が挙げたことは、プライバシーや道徳の観点から、現在の日本では実装しにくいと思います。しかしアリカ内の幾つかの州には性犯罪者にGPS端末を装着させて監視する制度がありますし、日本のディズニーリゾートでも私が述べたような蛍光塗料のスタンプが用いられており、技術的な実用化は難しくないと考えます。加えて、「罪を犯せば自分の身体に一生剥がれない異物が付けられる」という恐怖は犯罪の抑止力になると私は考えます。それ故に私は、貴法人はその高度なお札の偽造防止技術を応用して他の犯罪の防止と、そのための日本の諸制度の変革に取り組むべきだと考えました。 続きを読む