22卒 本選考ES
総合職
22卒 | 中央大学 | 男性
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Q.
自己PR(My career box使用)
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A.
私の強みは、相手の言いたいことを察知し、会話をスムーズに進めていく能力です。大学時代には80冊近くの本を読んできましたが、その甲斐あってか、会話の中から重要な部分を読み取り論理的に整理する能力が身についていました。この能力のおかげで人からは地頭がいいと言われることが多く、会話の調整役を担うことがありました。しかし私個人の性格が人見知りであるため、初対面の人にはなかなかこの能力を発揮することができていませんでした。性格を克服するきっかけとなったのは、友人の言葉でした。「もったいない」という言葉に不思議と勇気をもらい、直後のグループワークで積極的に発言するよう心がけたところ、期末発表ではリーダーに抜擢され、担当教授からも高い評価を頂くことができました。この経験を通して、物怖じせず挑戦していけば結果が出せるということが学べ、ひいては人と関わり、助けになれる仕事がしたいと考えるようになりました。(My career box使用) 続きを読む
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Q.
学生時代の取り組み(My career box使用)
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A.
好きに物事に取り組める大学生のうちに、様々なことに挑戦することを心がけました。例えば、趣味のゲームをきっかけに”Unity”や”Python”に挑戦してみたり、アニメに触発され、ピアノに手を出してみたりもしたことがあります。また、勉学では、所属学部の「学際的に学ぶ」という方針の下、豊富な他学部履修を受講したり、「ジャンルを問わず一日100頁以上本を読む」といった目標を立て、半年で50冊ほどの本を読んだりもしました。書籍はまさに著者の挑戦の賜物で、多くの知識を得られました。これらの経験から、挑戦は容易には達成できないと分かりました。実際に触れてみなければ、その道の一流がいかに険しいものかを理解するのは難しいものです。しかし、挑戦の価値はそこにこそあります。挑戦によって初めて客観的な観察力が備わり、そして道の全貌が見えてくるのです。私は挑戦を通して、人に負けない観察力を得たと自負しています。(My career box使用) 続きを読む
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Q.
志望動機
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A.
私が国立印刷局を志望した理由としては、社会インフラの基盤を支える仕事を通じて、社会に貢献できると感じたためです。キャッシュレス化の推進が叫ばれる現代でも、紙幣は国民生活に最も身近なものだと言えます。高齢者の方の中には紙幣を手元に置いておくのが最も安心できる、という人もいますし、災害の時には紙幣は決済の手段として重要な役割を果たします。紙幣がこうも重要視されるのは、価値の基盤として社会の一部を支えているためですが、紙幣は高い価値を持つものですから、信頼性の高いものでなければなりません。日本は先進諸国より際立って偽札の少ない国と言われますが、偽造防止への弛まぬ努力と技術があるからこそ偽造を防ぐことができているのです。国民生活を支える、紙幣や官報、パスポートなどの製造システムを支える業務に魅力を感じたのが、国立印刷局を志望する動機です。 続きを読む
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Q.
あなたは国立印刷局の何に興味を持ちましたか。
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A.
唯一無二の製品を製造している点に興味を持ちました。特に紙幣は、2024年度に約20年ぶりの刷新ということで、メディアにも大きく取り上げられたのは記憶に新しいところです。その意義は偽造防止の他に、「額面数字の大型化」「識別マークの位置や形状の変更」といった、ユニバーサルデザインを更に分かりやすく改良するためでもあると知り、生活に根ざすものだからこその在り方に感銘を受けました。また、恥ずかしながら説明会を拝聴して初めて知ったことなのですが、日本銀行券だけでなく、パスポートの製造もしているという点に驚きました。国家を跨いだ身分証明を担うという、いわば国そのものの信頼を担保している重大な業務です。紙幣に取り入れられた偽造防止技術もそうですが、高い技術があるからこそ唯一無二の製品を作り、社会に貢献する事ができています。責任は重大ですが、技術に裏付けられた製品群を魅力的だと感じました。 続きを読む
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Q.
あなたが最も成長した出来事について述べてください。
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A.
私を大きく成長させてくれた出来事は、中学校から続いてきた課題図書の数々だと考えています。私は附属校に通っていて、一貫教育を通じ、課題図書として多くの本に触れる機会を得てきました。6年を通じて読んだ本は170冊以上にのぼり、一冊も読み逃さなかったのは私のささやかな誇りです。これだけの本を読むと、その過程で多くの学問に触れます。そこで感じたのは、学問は横断的に学ぶことが大切であるということです。大学では学びの幅を重視する学部を選び、様々な学問に触れてきたと自負していますが、課題図書は学生としての方針を形成する上で、ひいては人生の哲学として、非常に大きな基盤となったと考えています。人生の幅が大きく広がった、という表現はいささか陳腐なものですが、しかし事実として、本という知識の集大成に若いうちから触れられたのは大きな幸福ですし、私の人生を貫く柱となっているのも間違いありません。 続きを読む
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Q.
これからの国立印刷局が取り組んでいくべきことは何か、あなたの考えを書いてください。
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A.
国や国民を支える製品を、常にアップデートしながら製造するのがまず大切だと考えます。キャッシュレス化が世界的に推進されていますが、日本では文化的・社会的な観点から、紙幣の担う役目の重要性は当分変わらないと考えています。例えば、お年玉や冠婚葬祭などは、文化に根ざした紙幣の需要と考えられます。また、北海道地震や九州豪雨の際に実際に発生したことですが、災害によってキャッシュレスの決済サービスが停止すれば、大きな混乱を招くことになります。通信設備や電源を災害時にも提供し続ける体制を整えるには、高いコストが掛かり、また技術的な障壁も立ちふさがります。有事の際に混乱を招かないためにも、人が目で見て信頼できる紙幣を発行し続けることには、重大な価値があります。その一方、長期的に考えれば、今後に渡って紙幣の需要が少なくなるのは避けられないでしょう。紙幣という唯一無二の製品を製造しているのは大きな強みであるものの、国立印刷局は自身の持つ他の強みを活かし、更なる利活用の道を探っていく必要があると考えています。例の一つとして考えられるのは、海外との技術協力により、長い歴史の中で積み上げた技術を広めることです。日本の発展を支えた技術を国際的に示し、存在感を発揮することで、ひいては国家の信頼を築くことに繋がります。また、イランの核施設がサイバー攻撃を受け稼働を停止するなど、デジタル化の進展に伴い新たな脅威が登場しています。日本のインフラを支える機関だからこそ、これらの脅威に対する防護策を構築し、信頼性を保つ努力を続ける必要があるでしょう。今後しばらくは紙幣の需要も重要性も衰えることはありません。時代に合わせた紙幣刷新のように、変わりゆく社会に適応するすべを探り続けるのが重要だと考えています。 続きを読む