【文房具愛を業界へ】【20卒】キングジムの夏インターン体験記（文系/総合職）No.3952（立教大学/女性）（2018/11/21公開）

小さい頃から文房具が大好きだったので、文具業界に就きたいという漠然とした気持ちがあったことが一番の理由である。販売している商品は知っていたものの、詳しい事業内容などの企業研究、業界研究はほとんど行っていなかった。

1dayのインターンシップだったため、選考に向けての対策は特に何もしなかった。抽選ではなく先着順なので応募開始前はスタンバイしていた。

文具業界がわかる1dayインターンシップ

1日目にやったこと

文具業界一般について、業界の中での会社の立ち位置、企業理念などの基礎知識について学ぶ機会、事業内容を実際に部署ごとの担当の方が来てお話ししてくれる機会があった。その後グループワークにうつり、実際に販売されている商品を使って販売店への営業の模擬体験をした。

人事部、営業部、商品開発部の社員

キングジムの製品（ノートなど）

クライアントに営業をするときは、話の最初で共感をさせることが大切ということをフィードバックされたこと。「○○のようなことで困ったことはありませんか？」といった質問で会話の流れを作ること、興味を引くことが可能になると言われたときに、非常に納得できた。

自分のグループは消極的な人が多く、意見がなかなか出なかったので、どう営業をかければいいかというワークの内容について考えるよりも、早く意見を出し合いたいので、どのように意見を出してもらって進めていくかを考えることに比重がいってしまってあまりうまく進めることが出来なくて大変だった。

文具業界全般に言えることだが、現在少子化や労働人口減、ペーパーレスの風潮で市場が縮小していると思いきや、個人需要が高まっているのでそれに特化した商品を出すことで市場縮小を回復させているという現状を知れたこと。それに伴って求める人物像も変化についていける人ということも初めて知ることができた。知識不足だっただけかもしれないが、詳しく業界の動向を知ることができたので良かったと思う。

詳しいことはわからなくても、業界の規模やカテゴリなど簡単な業界研究は行えばよかったと感じた。
前述のとおり、業界研究をほとんど行わない状態で行ったので初耳のことだらけで情報を整理するのに時間がかかった。

営業の仕事を模擬体験するというワークであったので、営業部の仕事に関しては内容もやり方も詳しく知ることができて、想像が出来たが、他部署に関しては社員の方の話だけだったのでイメージが湧きにくかった。また、オフィスの様子を見たわけでもないし、社員の方も3名しか見ていないので会社全体の雰囲気があまり理解できなかった。

前述のとおり、学生と早いうちから接点を持って、いい学生には目をつけようという雰囲気はなく（その場にいた社員の人数や動き的に）、どちらかというと会社のことを就活生に知ってもらってミスマッチを防ぐことに比重を置いているインターンシップであると感じたから。

会社の雰囲気はあまり感じ取ることができなかったので別の機会に検討する必要があるが、会社の事業内容や理念を知れたことで、自分もここで頑張りたいという気持ちが芽生えたから。また、同業他社とは違い、ニッチな市場を狙い続けているというところが面白いと感じたから。

インターンシップに参加した後に特に案内のようなものはなく、インターンシップのプログラムの中でも選考に関する話は一切出てこなかったので、これはまったく選考には関係ないと思った。

やりがいを感じられて、何らかの形で人の心を動かす職業に就きたいという気持ちから、漠然とだが広告業界を一番で見ていた。じっくりと時間をかけて一つのものを出すというよりかは変化に対応しながらスピード感のある環境で働きたいと思っていたのでメーカーはそこまで見ていなかったが、文具メーカーに関しては単純に「昔から好きだから気になる」という気持ちだけで見ていた。

実際に業界に関する知識を学んだことで、文具業界も変革の時期に来ているということを知った。その意味で、変化に対応するために新しい動きをしているというのが自分の将来働きたい環境に近いものを感じたため、今後は文具メーカーも本気で研究していこうと感じた。文具業界がやりがいを感じられる環境かどうかは今回のインターンシップでは感じ取れなかったため、別の規模感（少人数の企業）で、別業界のインターンシップに参加するなどして確かめる必要があると感じた。