- Q. 志望動機
- A.
株式会社豊田中央研究所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒株式会社豊田中央研究所のレポート
公開日:2021年4月21日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 研究職
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
最終面接のみオフライン
企業研究
民間の研究所であるため、企業サイトから研究内容を確認して自分が取り組みたい研究や力を発揮できそうな研究分野を探して、自分の専門が活かせることを確認した。選考プロセスや現場の社員の声とかをよく見て自分が就職した時に働くイメージを膨らませた。また、学会にも参加していたので積極的に社員の発表を聞くことで具体的な研究内容を勉強した。
給料福利厚生に関しては開示されていないため、口コミサイトを調べることで将来設計をした。
研究内容は基礎研究よりですぐに商品化する他の化学メーカーの研究職と雰囲気が大きくかけ離れていると考えていたが、自分が基礎研究的なことを大学でも取り組んでおり特に抵抗はなく、むしろ基礎研究をしたいと考え志望した。
志望動機
私は好きで得意な化学を生かしてチャレンジングな仕事をしたいと考えております。それに当たって二つの理由があります。一つ目は豊田中央研究所では社会に変革をもたらすような研究をしており、そのような挑戦的な研究に私は有機化学を通して研究に携わりたいからです。特に豊田中央研究所は他の化学メーカーとは異なり基礎研究で長い視点で世の中を根本から変えるような研究ができると考えています。二つは優秀な研究者が多数所属していることや教育制度など環境が整っており、異なる分野のプロフェッショナルが在籍している環境で刺激を受けながら研究をすることによって研究者としての成長が達成できるのではないかと考えております。その二点で御社を志望します。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年03月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 中堅の技術が3人、人事が1人
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
研究概要の発表が5分、質問が10分、ESについてが10分
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
高い専門性を持っていることをアピールした。研究所のため研究に対する熱い思いをぶつけることを大切にした。
面接の雰囲気
研究について理解しているのか丁寧に質問された。穏やかであったが学会のような鋭い質問が飛んでくるので緊張感があった。
面接後のフィードバック
あり、高い専門性とそれ以外の分野にも高い知見がある。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
研究で苦労した点を教えてください。
化合物の合成と結晶測定が苦労した点です。私の目的分子を合成する反応は大量の副生成物ができるため、目的分子が一見できていないように見えました。しかし、丁寧に分析をすることによって目的分子ができていることを確認しました。
条件を改善しても収率が1パーセントしかなかったため、原料合成からプロセスを見直して大量合成ができるようにしました。
結晶測定では何度も合成することによって得たサンプルを用いて様々な条件を検討した。半年間は一切結晶構造が得られず苦労したが、それでも諦めることなく何度も実験を重ねた。特に別の分子を混ぜて共結晶を作るアプローチを考えてからは別の分子をサンプルに混ぜて結晶を作り、できなかった時は精製してリサイクルした。
機械学習について取り組んでいることはあるか
プログラミングに取り組んでいます。大学の学部ではプログラミングの授業がなく、初心者でした。しかし、これからの化学でも機械学習を用いた分子設計が主流になってきており、プログラミングスキルは化学者として必要な資質であると考えて現在取り組んでいます。現在はpythonというプログラミング言語を勉強しています。この言語は機械学習に用いられる言語であるため選びました。勉強法としてはプログラミングに精通している友人に勉強法を聞いて一つずつ課題をクリアしています。その一方で研究がおろそかにならないようにするために実験の待ち時間で勉強するなどタイムスケジュールを組んで効率よく学習することを心がけています。実験と計算の両方のアプローチができる研究者になることを目標にしています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年03月 中旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
現在取り組んでいる研究テーマの要旨をご記入ください。/現在取り組んでいる研究テーマの中で、あなた自身が提案したことや、工夫をしたこと、努力をしたことがあれば、その内容についてご記入ください。/ご自身が主発表者として行った学会発表のうち、代表的な学会発表の実績をご記入ください。/これまで、自身を成長させるために、目標を持って取り組んだことがあれば、 ご記入ください。/チームの目標達成のために、あなた自身がチームに貢献をした経験があれば、その内容についてご記入ください。/あなたの強みと、それを当社でどのように活かしたいかご記入ください。/当社志望の理由は何ですか?あなたが将来、当社で実現したいことを交えて、ご記入ください。
ESの提出方法
採用サイトのマイページから
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
質問数は少なくないが、定番の質問であるため、事前にエントリーシートを作り込むことが大切。
ES対策で行ったこと
今までに通っているエントリーシートを参考にしてエントリーシートを作った。特に研究概要は他の人にも見てもらって伝わるか確認した。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
特になし
2次面接 通過
- 実施時期
- 2021年03月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- ベテランの技術2人、人事が1人
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
研究概要の発表が10分、研究についての質問が20分、それ以外の質問が15分
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
高い専門性と意欲を持って研究に取り組んでいること、さらに自分の分野だけではなく色々な分野へ挑戦的に研究していることが評価されたと感じている。
面接の雰囲気
一次面接と似ていた。学会みたいな研究内容を重視しており、研究の質問では難しい質問も飛んでくることがあった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
2次面接で聞かれた質問と回答
どのような領域に関わりたいか
私が関わりたい研究は私の専門である化学を活かすことを前提に、エネルギーと分子を結びつけるような研究がしたいと考えています。私は大学では構造有機化学を学んでおり、その研究分野は分子と光に大きな関係性があるため自分の力が十分に発揮できると考えています。またエネルギー問題に取り組みたい理由として現在は限られた資源を取り合う事態に発展しています。エネルギー問題を解決する方法があれば、世界中の様々な問題を複合的に解決することができるのではないかと考えて取り組みたいです。それに当たって、分子の高性能化が必要であり、それは私の専門性を磨くと共に機械学習を用いた探索を行うことを並行することによって効率よくできるのではないかと考えています。
実際の化合物の応用は考えていますか。
現段階では難しいと考えています。私の化合物は収率が一パーセントであり、精製にも複数のプロセスが必要であるため、工業スケールで作ることは難しいです。しかし、この分子はパイオニアとしてベルト型分子の科学を切り開くと考えています。ベルト型分子はカーボンナノチューブの前駆体として期待されているが、カーボンナノチューブの新しい合成法の候補として私の化合物が挙げられます。また、ベルト同士の相互作用を利用した平面充填構造の化学も極めてチャレンジングであり、ベルト分子の新しい科学を切り開くと考えています。今後は現在ある分子の物性を調べると共に分子設計の見直しをすることで大量合成できるユニークな物性を持つ分子を検討していきたいと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 上旬
- 面接タイプ
- 対面面接
- 実施場所
- 愛知県本社
- 形式
- 学生1 面接官5
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 人事部長と各分野長だ3人/不明
- 逆質問
- なし
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
本社の控え室で待機したのちに面接、二次面接と同じ流れで研究発表10分、研究の質問が15分、それ以外の質問15分
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
どんな質問に対してもネガティブに応えることはしなかった。私の研究は応用が難しいがどのようにすれば応用できるかとその場で考えて丁寧に答えた。
面接の雰囲気
ベテラン研究者との面接だったので緊張した。自分の専門分野と同じ分野長がたくさん質問してくれて良い研究のディスカッションができた。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
他の企業の選考状況と内定が出たらどうするか
他の企業は内定を一ついただいている以外は選考が進んでおらず、御社に内定がいただけ次第、内定を受諾します。その理由としては、私は化学を活かした研究をする上でよりチャレンジングでインパクトの大きい仕事がしたいと考えており、民間の御社でないとできないと考えたからです。化学メーカーでの研究も世の中により質の良い製品を大量に届けるということも個人的には達成したいことでもあるのですが、常に挑戦し続けることを大切にしたいと考えたため御社を志望しました。さらに別の分野の専門家が同じ建物で研究していることから、異分野融合をすることによって一つの分野の専門家だけでは達成できないイノベーションができると考えています。
会社で成し遂げたいこと
私はエネルギー問題に取り組みたいと考えています。中でも色素増感太陽電池に取り組みたいです。その理由としては私はエネルギーと光を結びつける研究を大学でもしてきており、面白いと感じたためです。それに当たって私は自分の実験技能を磨くと共に分子設計の勉強をしております。機械学習を用いた探索は様々な分野の分子の探索に応用できると考えており、これからの自分に必須のスキルであると考えているからです。自分の実験スキルは研究室で研究をすることによって磨かれており、プログラミングに関するスキルは研究の合間に独学で勉強することによって向上を図っています。残り一年の研究室生活を大切により研究に貢献できる人材になりたいです。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年04月 中旬
内定を承諾または辞退した決め手
転勤もなく福利厚生がよく、研究ができるという点。
内定後の課題・研修・交流会等
なし
内定者について
内定者の人数
毎年15人程度
内定者の所属大学
理系旧帝大
内定者の属性
修士、博士取得予定者
内定後の企業のスタンス
続けていいと言ってくれた。学生を拘束するようなことはなかった。研究機関として魅力的な環境であると自覚を持っているようだった。
内定に必要なことは何だと思うか
研究に力を入れてください。ただ、実験をするだけではなく自分の研究の立ち位置がどこにあるのか。どのように応用に繋がるのかなど常日頃から考えていないと答えることができない技術的な質問がたくさん飛んできます。できる人は自分の専門を磨くと共に自分の知らない未知の分野に興味を持って勉強することで自分の研究にもつながりますし、エントリーシートや面接のテーマができるので色々なことに興味を持って学生時代を過ごすといいと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
誰よりも研究に力を入れた自負があります。二年間、研究が進まない中でも確実に突破口を見つけて研究を切り開いてきたので、研究者としての資質が問われていると考えています。実験していない人は多分合格できません。
内定したからこそ分かる選考の注意点
全ての面接に研究発表があります。早い段階で研究発表の完成度を上げることが大切です。研究室にいるなら、先輩や同期に見てもらって添削をしてクォリティの高いスライドを作ることが大切です。学会にも積極的に参加した方が練習になります。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定者懇親会がある。また、複数のイベントを予定しているらしい。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 会社のブランド・知名度
入社を迷った企業
住友化学株式会社
迷った会社と比較して株式会社豊田中央研究所に入社を決めた理由
住友化学と豊田中央研究所はどちらも大きなプロジェクトに携われるという点で似ているが、基礎的な研究をしたいことが大きな決め手になった。メーカーだと製品でもっと基礎的な研究が難しいと考えた。また住友化学は巨大なメーカーである都合上転勤とかも多く将来設計を建てにくかったのが二の足を踏むことになった。福利厚生の面でもトヨタグループの強みを生かしてゆりかごから墓場までを体現しているような福利厚生があり、将来のことを考えて豊田中央研究所に入社を決めた。
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- Q. 志望動機
-
A.
貴社でなら、私の夢実現に向かって主体的に取り組めると思ったからです。貴社インターンシップに参加させていただいた際、自由闊達な風土のもと、個人個人それぞれの「想い」を尊重しながら、良いクルマ作りが実現できることを体感しました。インターンシップ中も常に「自分はどうしたいか」ということを問われ、学びたいことを積極的に打ち上げさせていただきました。貴社では上から降ってくる仕事だけでなく、自ら目標・手段を考えることができるため、強い主体性とやりがいを持って夢が実現できると思っております。そして、社員全員が将来の課題を共有しているからこそ、全員が考えを持ち、妥協せずに最高の車両開発が行えると思いました。また、貴社は低炭素社会実現のためにハイブリット車や水素自動車などの研究開発に注力しています。そして「運転する喜び」を重視しており、モータの高い運動性能を生かして車両開発を行っている唯一の企業だと感じております。そのため、他の自動車企業が電動モビリティによって与える価値とは一線を画していると感じました。私も貴社の一員として電動車開発に取り組み、運動性能の高い電動車を世の中に提供したいと思っております。 続きを読む
豊田中央研究所の 会社情報
会社名 | 株式会社豊田中央研究所 |
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フリガナ | トヨタチュウオウケンキュウショ |
設立日 | 1960年11月 |
資本金 | 30億円 |
従業員数 | 921人 |
売上高 | 218億8500万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 志満津孝 |
本社所在地 | 〒480-1118 愛知県長久手市横道41番地の1 |
電話番号 | 0561-63-4300 |
URL | https://www.tytlabs.co.jp/ |
豊田中央研究所の 選考対策
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