22卒 インターンES
医薬開発職
22卒 | 大阪大学大学院 | 女性
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Q.
研究テーマの概要を教えてください。(500字以内)
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A.
骨格筋に存在する幹細胞である筋サテライト細胞の静止期維持機構の解明をテーマに研究を行っています。骨格筋は非常に優れた再生能力を有しており、筋サテライト細胞は骨格筋再生に不可欠な役割を持っています。筋サテライト細胞は通常は静止期にあり、未分化状態で維持されていますが、筋に負荷がかかったり筋が損傷したりすると増殖し、核を供給することで筋線維を新たに作ります。しかし、筋サテライト細胞が静止期を維持する機構はまだ解明されていません。そこで私たちは、筋サテライト細胞の静止期維持機構の解明を目的とし、筋サテライト細胞が静止期の時にのみ高発現している遺伝子の一つであるTGFβRⅡの機能解析をテーマに研究を行っています。現在は、タモキシフェンの投与によってTGFβRⅡを筋サテライト細胞でのみ欠損させることができるマウスを交配により作製しています。今後は、筋サテライト細胞特異的なTGFβRⅡ欠損マウスの骨格筋を組織染色、FACSによる解析、単一筋線維や筋サテライト細胞の培養などによって筋サテライト細胞の活性化や骨格筋の再生を観察することで、筋サテライト細胞におけるTGFβRⅡの機能を検討する予定です。 続きを読む
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Q.
ファイザーの<医薬開発コース>インターンシップへの参加の意気込みを教えてください。(200字以内)
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A.
貴社の医薬品開発に注力している幅広い疾患領域の中でも、希少疾病の医薬品開発に対する考え方を学びたいと思い、インターンシップに応募いたしました。希少疾病用医薬品の開発は必要ですが、ビジネスとして成り立たせることが難しいという面があります。インターンシップでは、損害のリスクが伴う希少疾病の医薬品開発に対する貴社の考え方や、希少疾病領域に挑戦し、成功するために求められる能力を学びたいと考えております。 続きを読む
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Q.
(ファイザーに限らず)現時点で将来やってみたい仕事や目標があれば教えてください。(200字以内)
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A.
私は、希少疾病用医薬品の開発に携わりたいと考えております。希少疾病は患者数が少なく、医薬品の市場性は高くありませんが、医薬品業界が避けずに取り組むべき領域です。新薬開発の過程の中でも特に臨床試験に興味があるため、将来は開発職として臨床試験を実施し、製造販売に繋げることで、希少疾病の治療の可能性を拡げたいと考えております。 続きを読む
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Q.
現在最も力を入れて取り組んでいる活動(ジャンルは問いません)と、それによって学んだことや気づきがあれば教えてください。(400字以内)
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A.
グローバル化が進む社会で英語能力や異文化理解が必要であると考えているため、国際交流に取り組んでいます。もともと苦手意識のあった英語を克服するために、これまでに、留学生のサポーターに申し込んだり海外の大学と合同で開催される国際ワークショップに参加したりすることで、積極的に英語を使う機会を作りました。また、語学留学中の現地の方や多国籍の留学生との関わりから、コミュニケーションにおける異文化理解の大切さを学び、私自身が日本の文化や生活習慣を前提で物事を考えていたことに気付きました。また、多様性を尊重することは、外国人を含む価値観の異なる人と協調するために必要であり、さらに視野を広げ、発想力や想像力を豊かにするものであると気付きました。それと同時に、自分の価値観を相手に伝えることや、相手が理解・納得できるような伝え方を考えることも必要だと考えています。 続きを読む
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Q.
世界規模での新型コロナウイルス感染拡大の状況において、医薬品業界が社会に果たすべき役割についてあなたのお考えを教えてください。(400字以内)
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A.
医薬品業界の役割は、主に二つあると考えています。一つ目は治療薬およびワクチンの開発と供給です。医薬品による治療や予防は、医薬品業界が直接的に新型コロナウイルスに対処できる方法であり、医薬品業界の使命でもあります。新型コロナウイルス感染症のパンデミックという状況下では、早急な治療薬やワクチンの開発が望まれますが、新型コロナウイルスはこれまでに多くの研究がなされてきた病原体ではありません。そのため、研究機関や製薬会社など医薬品業界内での情報共有が必要だと考えています。二つ目は一般に向けた情報提供です。消費者の中には、医薬品におけるベネフィットとリスクのバランスを理解していない人も少なからず存在します。新型コロナウイルス感染症治療薬やワクチンは今後、多くの人に投与されることが予想されるため、治療薬やワクチンについて医薬品業界の専門家が正しい知識を一般に向けて発信するべきだと考えています。 続きを読む