【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】女性人事【面接の雰囲気】最初は堅い印象で始まった。事前提出しておいたエントリーシートを見ながら質問され、趣味の話などに話題が移行すると、あたたかくなってきた。【最もつらかった経験は何ですか。】大学3年生の春、地元の短大から現在の大学に編入した時の生活がもっとも辛かったです。はじめての一人暮らしで家事もままならず、何も分からず飛び込んだゼミはレベルの高い学生しかおらず、心が休まる時がありませんでした。当時は友人も数人しかいなかったため、相談する相手もいませんでした。そこで私は、ゼミの先生と学生に積極的に関わっていき、まずは友人を増やすことに尽力しました。すると、つらかったゼミも次第に顔見知りが増えていき、楽しめるようになっていきました。なかなかうまく進められなかった家事も、友人が手伝ってくれるようになり次第にコツが分かってきました。自分一人で抱え込むのではなく、まずは自分の交友関係を広めて、誰かの力を借りることの大切さを知りました。現在は、難なく一人暮らしとゼミの両立を実行できています。【大学で学んでいる内容について教えてください。】近世文学を扱うゼミに所属し、学習しています。卒業研究では、鎌倉時代の作品『宇治拾遺物語』の各文献が、江戸時代の読者にどう読まれていたかを考える研究を行っています。具体的には、上流階級の人が読む絵巻と、庶民が読む版本の挿絵の描かれ方を比較しています。同じ話の挿絵でも、読者の身分が違うと、切り取る場面や描かれる人物の選択に違いが出ます。「どんな場面を面白いと思ったのか」、「人気があった登場人物は誰か」。それらの相違点をまとめ、分析しているところです。そこから、身分によって異なる当時の価値観が見えてきます。謎解きゲームのようで、非常に刺激的な研究です。なお、現在、このような研究を行っているのは私しかいません。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】正直失敗したと思うほどの出来だったので、全員合格タイプの面接かな?と思いました。どんなに言葉が出てこなくても、愛想よく話すことを心がけました。
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