渋谷の街に、イベントに、あの街頭ビジョンに思い入れがあるからです。私は渋谷生まれ渋谷育ちの都会っ子で、昔から遊ぶ場所といえば渋谷駅周辺のショッピングモールやカラオケでした。そして、駅からそれらの場所へ向かう途中にある多数の街頭ビジョンに、いつも目を奪われていました。普段よく目にするのに記憶に残りにくいテレビCMやネットの広告とは違い、別にものすごく気になる広告でなくても、気付いたらスクリーンが目に入っていて、一度見たら内容が印象に残って忘れないあの感じが不思議で好きでした。「渋谷といえば」と聞かれたら109やハチ公などと答える人が多いと思いますが、私は街頭ビジョンと答えます。ずっと応援していたバンドの姿が大画面で映し出された時、あまりの感動にスクランブル交差点を号泣しながら渡った経験もあります。それほどに、街頭ビジョンの存在価値は私の中で大きなものとなっているのです。また、渋谷で行われるイベントにも同じく高い価値を見出
しています。単純に日本の中心地で若者が多く集まっている街というだけで、渋谷は世界でも有数の個性的な街ではあります。しかしどうしても近くに住んでいると慣れが出てきて、いつの間にか渋谷に対して魅力を感じなくなってきます。そんな時にイベントが開催されると、普段より多くの人が集まって更に面白い街になり「あぁ、やはり渋谷は楽しくて良い街だ」と再確認できます。会場に行く最中に初めて通る通路を見つけたり、いつもは入らないようなお店に入ったり、そういった小さなドキドキをイベントを通してたくさん味わえているから、私は近くに住んでいても今まで飽きずに渋谷で遊べているのです。もともとこうしたエンタメ業界に進もうと考えていたところで貴社を見つけ、更に私の生活と密接に関わってきた渋谷の街に対するアプローチをする会社であり、「ここしかない!」と運命を感じ志望致しました。
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