
23卒 本選考ES
取材記者
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Q.
学生時代に力を入れたことを二つ教えて下さい。
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A.
私は二本の軸を立て、それを満たすことができる取り組みに注力した。軸の一つ目は文字で考えを伝える楽しさを知ることだ。私はサークルで広報を担い、機関紙の作成を手掛けた。機関紙には活動の記録や来月のスケジュール、そしてその月に起こった出来事に関連したコラムを掲載している。それまではこのコラム欄は編集後記として用いられており、堅苦しいものだった。しかし私が「絶対に読みたくなる機関紙」の発行を目指し、エンタメ色を強める試みを行った。日頃からネタを探し求め、自分が面白いと感じた出来事の詳細を綴って一笑いする要素を込めた。すると仲間から私の期待以上に大きな反響が返ってきた。「ネタの着眼点も書く文章も面白いね」この言葉によって文字で自分の考えを伝えることの楽しさとやりがいを知ることが出来た。そして軸の二つ目は自分の中の「世界」を広げていくことである。コロナの影響で留学を諦めた私は、代わりに国内を隅々まで知ることを決めた。具体的な手段として一人旅を用いた。緊急事態宣言を避け、度々各地に足を延ばした。それほど多くの人的交流は叶わなかったが、美味しい定食屋や地域の風習などを現地の方から聞き、気の向くままにあらゆる史跡を巡った。この活動は私のフットワークを軽くさせ、間違いなく「世界」は広くなった。コロナで海外に行けないからこそ出来た日本再発見は、私のこれからの人生における大きな財産である。 続きを読む
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Q.
中日新聞の記者を志望する理由について聞かせてください。
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A.
私が貴社の記者職を志望する理由は、真実の追及を行っていくうえで貴社が最適と感じたからである。私は大学でジャーナリズム論を履修した際、人々に重要で正確な情報を伝える仕事の必要性と憧れを感じた。元々持っていた文字に関わる職に就きたいという願望も相まって、新聞記者を志望する気持ちが強まっていった。その中で映画『新聞記者』を観る機会があり、それを通じて望月衣塑子氏の存在を知った。彼女の書籍を読んでみると、私が理想とするジャーナリズムの姿が体現されているように感じた。そしてそこで粘り強く取材を続ける彼女の行動を是とする貴社の社風に大きく惹かれた。近年SNSには真偽の分からない情報が氾濫している。そんな今こそ正しさが保証された情報を提供する存在の必要性はかつてないほど高まっていると考える。私は貴社の新聞記者として人々の生活に寄り添った取材を行いながら、真実を追及し続ける人間になりたい。 続きを読む
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Q.
中日新聞のコンテンツについて考えを聞かせて下さい。
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A.
私が注目したのは「ニュースあなた発」のコーナーである。コロナ関連の疑問やその他社会問題まで幅広く市民から話題を募集し、それについて一つ一つ「本当のこと」を届けていくというスタンスに感銘を受けた。情報の真偽が入り交ざって拡散されてしまう現代において、新聞社側から読者に歩み寄って正しい情報を一緒に広めていく、という意識は必要だと考えているからだ。特に印象に残ったのは2022年2月28日付の『症状無くなれば発祥10日で療養解除 コールセンタ―が「隔離期間を追加」と誤解答も』という記事である。ここでは東京新聞読者からの投稿を基に、濃厚接触の定義づけの曖昧さが言及されている。私は一貫して意見投稿者の「母親」が登場する部分に、書き手と読み手が共に記事を作っている感じがして好印象を受けた。こうした人々の生活に根ざした取材内容は、地域密着という大手全国紙には無い強みを持つ地方紙の優位性が色濃く反映されていると感じた。 続きを読む
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Q.
人生における成功と失敗についてそれぞれ教えて下さい。
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A.
サークルの勧誘活動で成功を収めた。私の代の新入生勧誘は、コロナの影響から対面で行う機会が大変少なかった。私は広報としてサークルの名前と雰囲気を宣伝する役割を担っていたが、従来通りの方法では難しいと考えた。そこで新入生が真に必要とする情報を再分析し、SNSを活用してサークル全体の雰囲気を伝えるコーナーと、構成員一人一人のインタビューによって個々人の素性を露わにするコーナーの二つを設けた。結果例年と変わらない22人の新入生を迎え入れることが出来た。 一方過去最大の失敗は、高校3年のときバドミントン部引退前最後の大会のダブルス部門を怪我で欠場したことだ。過労による膝の負傷であった。私だけでなく相方にまで迷惑をかけてしまった。ただ相方の練習を全面的にサポートすることで彼のシングルス出場を助け、溝を作らず部活を終えることが出来た。この経験から休むことの大切さと、失敗した後の行動の重要さを学んだ。 続きを読む
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Q.
最近の気になるニュースについて二つ教えて下さい。
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A.
①ウクライナとロシア間の戦争 この問題にはウクライナ・ロシア間に留まらず全世界が団結して解決に取り組むべき内容が含まれていると考える。例えば①資源供給権を握る国が持つ優位性や②核保有問題、さらには③国連常任理事国に対する抑止力の無さなどが挙げられる。まず①についてだが、欧州諸国の初動が遅れた要因として、ロシアに天然ガス供給の停止を示唆されたことが大きい。原発廃止を主張する一方、それに代わる電力発電手段として今しばらく資源に頼り続けて良いのか、今回の戦争は一つの社会的事例として考慮されるはずだ。②については「ブダペスト覚書」で核を手放したウクライナ側が不利に陥るという悪しき前例が作られた。③にも繋がるが、核保有国とその他の国との軍事力の差、また拒否権を持つ国が暴走した際の対処法といったこれまで有耶無耶にされていた問題が今回可視化された。この機会にロシアやウクライナと直接の関わりがなくとも、皆が自分事として考えるべきだ。 ②『ドライブマイカー』の快挙について 私は元々原作の『女のいない男たち』を読んでおり、完成度の高さを知っていたため映画の受賞自体に対する驚きは少なかった。だがマーケティングの規模が大変小さく、アカデミー賞受賞の機運が高まるまでこの映画の名前は浸透していなかった。私はこの事象にこれからの文化の在り方が示唆されているように思う。コロナ禍を経て、人々は娯楽に対する選別意識を強めたように感じる。こうした中ではやはり質の高い作品を優先して味わいたくなるはずだ。そこで参考になるのが他者からの生の声、所謂「口コミ」である。当作の米国での評判も批評家たちや映画好きの絶賛によって人づてに広まっていったようだ。今回のドライブマイカーの快挙は、先ほども述べたように大々的な宣伝を打つよりも質の高い作品を作り出す方が優先されるようになり、日本映画界ひいては日本文化全体の底上げに繋がる好循環への第一歩かもしれないと考えている。 続きを読む